奈良ひとまち大学

menu

ひとまちブログ

発見!こんな近くにパワースポット

2022.07.30 | 授業 | by Staff

7月30日、授業「添御縣坐神社(そうのみあがたにいますじんじゃ)を深掘り! ~富雄のパワースポット~」を行いました。
このところの猛暑。
この日も朝からかなりの暑さのため、帽子・タオル・アームカバー、多めの水分に日傘まで持参し、万全な対策のもと教室に向かいました。

富雄川沿いから狭い道を入っていき、のどかな田園地帯まで来ると、ほどなく添御縣坐神社に到着。
私は添御縣坐神社にお邪魔するのは初めてです。

発見!こんな近くにパワースポット

「添御縣坐神社」という名前。
おそらく、初見で読める方は、なかなかいないのでは・・・?
難しい名前ですが、歴史の古い由緒ある神社なんだろうなぁと感じられる名前ですね。
地元の方には「三碓神社(みつがらすじんじゃ)」という名前で親しまれているそうです。

鳥居をくぐると、車がようやく1台通れるほどの参道が続きます。
私はふもとの鳥居前で、学生のみなさんの案内係をしていましたが、参道の途中に民家があることから住民の行き来も多く、某宅急便のトラックまで入ってきて・・・と、地元の方の生活に密着しているのが伝わってきました。

発見!こんな近くにパワースポット

学生のみなさんがお揃いになり、いよいよ授業がスタート。
この日は拝殿でお話を伺い、そのあと境内を見学させていただくという流れです。

発見!こんな近くにパワースポット

授業の様子は、「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「富雄のパワースポットで心も身体もリフレッシュ」
http://nhmu.jp/report/38209

まずは、学生のみなさんの自己紹介タイムから。
県外からお越しの方もいらっしゃれば、すぐ近所にお住まいの氏子さんも。
並々ならぬ関心をお持ちの方ばかりです。

お話しいただくのは、宮司の八木尚広さん。
*神社名の由来について
*この神社の三柱の神々について
*パワースポットといわれる由縁について
など、次々とお話が繰り広げられていきました。

発見!こんな近くにパワースポット

そのあと、重要文化財に指定されている本殿を見学させていただきました。
とても神聖な場所なので、全員でお祓いを受けてから上がらせていただきましたよ。
本殿は、なんと今から640年前、南北朝時代(室町時代初期)に建立されたとのこと。
数度にわたる大改修を経て今に至るそうですが、南北朝時代までさかのぼる神社仏閣は全国でも希少とのこと。
覆い屋根で保護されていたことが幸いして、保存状態も良かったそうです。

発見!こんな近くにパワースポット

そして、最大のアピールポイントは、この地がパワースポットだということ!
参拝の方からも「空気が違う」「元気がもらえる」などの声が聞かれるそう。
確かに蒸し暑い日ながらも、境内を見学していると、心地よい風がス~と吹き抜けていく瞬間があって、空気が澄んでいる感じがするような・・・。

発見!こんな近くにパワースポット

八木宮司曰く、もともとこの地がパワースポットだからこそ、神社が建てられたそうです。
春分と秋分の日は、境内から西向きに見える生駒山のちょうど中心に太陽が沈むことも分かっており、それもこの地がパワースポット!と言える所以だそうです。
春分・秋分の日の夕暮れの光景を見てみたいですね!

発見!こんな近くにパワースポット

八木宮司のお話は尽きることなく、学生のみなさんからの質問も次々と出て、時間が足りないくらいでした。
勤務地からほど近くにこのようなパワースポットがあるのを初めて知りましたが、今度、ゆっくり参拝してみたいなと思いました。
拝殿の向かいには舞台(神楽殿)もあり、神社の行事の際に、バンドや和太鼓などの演奏会も行われているそうですよ。
ぜひ一度、添御縣坐神社を参拝してみてはいかがでしょうか?

(K623)

一度あることは二度ある

2022.06.26 | 授業 | by Staff

どうも!
最近フクロウを飼育している方のYouTube動画を観て、「キャワイイ!」と萌えている“よっしー”です!
今回は、授業「奈良公園でナイトウォーク ~夜にうごめく魅惑のいきもの~」にスタッフとして参加しました!

夜の奈良公園探索は、10年ほど前に公民館の子ども向け講座で行ったことがあるので、今回で2回目です!
その時はムササビを観察するのが目的でしたが、蝉の幼虫が這い出してきて地面いっぱいに歩いているのを子どもたちとキャーキャー言いながら観察していたら、結局ムササビを見ることができませんでした。
なので、「今回はムササビが見られるかもしれない」と、スタッフながら期待に胸を膨らませて従事しました!
また、知らなかったんですが、奈良公園にはフクロウも住んでいるらしく、もしかしたら声が聴こえるかも!?ということで、こちらも超楽しみ!

一度あることは二度ある

そんなこんなで、さっそく出発!
と、出掛けていきなり鹿の出産イベントに遭遇!

一度あることは二度ある

このあたりのことや授業の様子は、あきさんにお任せします!
あきさんのレポートが凄いステキなんで、ぜひご一読を!!
タイトルを見た時、「流れ星なんてなかったのに・・・?」と思っていたら!
アレを流れ星に例える感性、ステキやと思います!
ひとまちレポート「奈良公園に現れる流れ星??」
http://nhmu.jp/report/37972

さて、鹿さんの出産イベントを後にして、奈良ひとまち大学の一行は、どんどん春日大社の方へ。

一度あることは二度ある

途中、キビタキのさえずりが聴こえていたのですが、日暮れとともにヤツの声が大きくなってきました。
ヤツとは、そう、cicada!
日本語で言うなら蝉!!
これが超ウルサイ!!!
ちなみに、蝉の声は80デシベルで、どれくらいの音量かというと、窓を開けながら地下鉄に乗っているくらいの音だそうです。

蝉の声で、楽しみのひとつでもあるフクロウの声も全く聞こえない!
先生たちも時々立ち止まって耳を澄ませるのですが、蝉の声に邪魔されて聴こえない様子。

一度あることは二度ある

学生さんと
よっしー「フクロウの声とか聴いてみたいですねー。でも、こんなんで聴けるのかなぁ。」
学生さん「夜の奈良公園を歩く機会なんてあまりないから、聴こえなくても楽しいですよ」
って感じで話しながら歩いていたら、「フクロウの声が聞こえた!・・・かも」との声が!
みんなが急いで近くに駆け寄るも、蝉の声しか聞こえない・・・。
んー、残念!聞き逃してしまいました。

一度あることは二度ある

その後も蝉の大合唱に包まれながら奈良公園を進み、ある分かれ道で、先生が右か左かどっちの道に行こうか悩んだ末に、左の道を選択。
結果、ムササビが滑空するところを見ることができました!!
木を駆け上る姿は結構見かけるそうなんですが、滑空するのはかなりレアなんだそうです。
学生のみなさんは、ほとんどの方がムササビを見ることができたそうです。
え?僕ですか?
「今年は蝉の幼虫が出てきてないなぁ」と地面を見ていたら見逃してしまいました!(泣)

一度あることは二度ある

ここで勢いがついたのか、ホタルの見学ゾーンに行く際、先生は「今年のホタルのシーズンはもう終わりかけなので見れないかも」とおっしゃっていたのですが、現地に着くと何匹か飛んでいるのを見ることができました!

自然のことなので思い通りにいかないとはいえ、序盤は生き物を観察する機会が少なくて先生たちも少しドキドキしていたそうですが、後半は結構レアな体験をしてもらうことができて、ホッと胸を撫でおろしていました。

一度あることは二度ある

学生のみなさんも満足されていましたし、アンコール企画もあるのかな!?
その時は三度目の正直で、僕もムササビを見れるかな!?(笑)
次回の開催も楽しみにしています!
先生方、ありがとうございました!

(よっしー)

やさしく見守ってくれるお地蔵さまがいるお寺

2022.06.25 | 授業 | by Staff

近鉄奈良駅から南へ徒歩約5分、やすらぎの道沿いにある「伝香寺」が、今回の授業「裸地蔵のお寺、伝香寺さん ~まちなかのお寺と仏教のこと~」の教室です。

「どこから入るのかわからなかったので、外に奈良ひとまち大学ののぼり旗やスタッフの案内があって安心した」というようなお声を複数いただきました。
わかります。
私も前を通るだけだった頃は、どこから入るんやろう?と思っていました。
道路沿いにある表門からは入れないんですよね。
北側にある中門から入ります。

やさしく見守ってくれるお地蔵さまがいるお寺

中門を入って進むと、目に入るのは遊具。
本堂の前、境内はなんと「いさがわ幼稚園」の園庭にもなっています。
お寺の敷地内に幼稚園。
なかなか珍しい光景だと思います。
この日は土曜日ということもあり、子どもたちの姿はありませんでしたが、お地蔵さまが見守っているという、なんだか不思議な場所です。

やさしく見守ってくれるお地蔵さまがいるお寺

そしてこの日、奈良の最高気温は33℃の予報。
なんとなく予想はしていましたが、本堂にエアコンはなく、扇風機とサーキュレーターで暑さ対策をしていたものの、めっちゃ暑くなりそう・・・と心配でした。
が!
授業が始まった頃に雨が降りだし、ほどよい暑さのなかで授業が進み、無事終えることができました。
雨の予報はなかったと思うんだけどなぁ。
まさに恵みの雨でした。

やさしく見守ってくれるお地蔵さまがいるお寺

授業の様子は「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「伝香寺さんの授業」
http://nhmu.jp/report/37945
「香花の絶やさざる寺 伝香寺」
http://nhmu.jp/report/37987

授業では、今回の先生・伝香寺執事の西山明範(みょうはん)さんのこれまでの歩みと、伝香寺についてのお話、地蔵菩薩立像(春日地蔵尊)と、その胎内から見つかった宝物を特別に見せていただきました。

やさしく見守ってくれるお地蔵さまがいるお寺

お坊さんって、どうやってなるんだろう?って思う方も多いと思いますが、西山先生の場合は、得度(仏門に入ること)は小学2年生の3月だったものの、私たちとさほど変わらない学生生活を送ったそうです。
高校時代は水泳部で水泳が大好きだったと、写真で紹介もされていました。
京都の大学の仏教学科に進学し、その後、休学して高野山、唐招提寺と修行の道へ進まれたとのこと。
奈良には仏教学校がないというのが京都の大学に進学した理由でもあるそうですが、奈良の人と京都で会って喋って奈良に帰って来るというような日々だったそうで、意外な奈良のお坊さんの学び事情だなと思いました。

やさしく見守ってくれるお地蔵さまがいるお寺

ちなみに奈良ひとまち大学ではこれまで何人も僧侶の方々にご登壇いただいていますが、そのうちの何人かは一緒に学んだ「悪友」だそうです。
宗派の違う方でも面識があったり、仲良しだったりというのは、そういう繋がりがあったんですね~。
納得!

特別に見せていただいた地蔵菩薩立像は、「はだか地蔵尊」として親しまれています。
学生の方と先生が、お地蔵さまのお顔立ちもだけれど、ちょうどこちらからは少し見上げるような高さであることもあり、とてもやさしいまなざしで見守ってくれているようですねと、話をされていました。

やさしく見守ってくれるお地蔵さまがいるお寺

毎年7月23日には、真新しい御衣に着せ替える御更衣(おころもがえ)法要が行われます。
着せ替えられる衣の色は、何か決まったものがあるわけではなく、実はその時の気分で選んで用意をしているそうです。
みなさんも、お地蔵さまに会いに行ってくださいね!

(2SIM)