奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

みんなおいでよ!絵本ホテル

2023.01.29 | 授業 | by Staff

こんにちは。
本当にお久しぶりな“くすきち”です。
奈良ひとまち大学の授業に従事するのは一体何年振りだろうと手元の資料をさかのぼって調べてみたら、なんと実に2年振り!!
時が経つのは早いなぁ~と、しみじみ・・・。

さて今回、授業で「絵本ホテル」が取り上げられるという情報を一足早くキャッチした私は、「これは絶対行きたい!絵本ホテルの中に入りたい!」と、授業担当の“もりぞー”に直談判!
自ら授業スタッフの座をゲットしました!!
というのも、数年前に新聞で絵本ホテルがオープンするという記事を目にして以来、ずーーーーーっと気になっていたんです。
でも、なかなか都合がつかず。
コロナ禍になり、お出かけ自粛ムードもあいまって、一度も行くことができずにいました。

みんなおいでよ!絵本ホテル

今回の授業「絵本ホテルができるまで ~奈良発の子ども目線ホテル~」は、ホテル内の見学ができるだけじゃなく、経営者のおふたりを先生にお迎えして、絵本ホテルができた経緯やコンセプトなど、ナカのお話が聞けるチャンス!!
これはスタッフとして潜入するしかないでしょ!
ってことで、スタッフベストは着ているものの、気持ちは学生のみなさん同様、ワクワク☆ドキドキ☆
あ、ちゃんと仕事はさせていただきましたよ~。

さて、当日。
事前に“もりぞー”から「えっ!?こんな場所にあるの?って一見見過ごしてしまうような所にありますよ!」と忠告されていたものの、絵本ホテルに到着した時、まんまと「えっ!ココ??」って声に出してしまいました。

みんなおいでよ!絵本ホテル

本当に隠れ家的な場所です。
学生のみなさんたちが迷わないようにと、スタッフ“おーちゃん”が外で道案内をしてくれていましたが、おそらく誰も迷わずに集合。
みなさん事前準備が完璧で、素晴らしい!
今回の授業に対する学生のみなさんの熱量が伝わります。

私たちは、事前打合せと教室の準備をするために学生のみなさんたちより先にホテル内へ入らせてもらうのですが・・・んんっ??入れない。
「どこが入口?ドアはどこっ?」と焦る私に、先生の四方充さんが「ここですよ。こうやって中に入るんです」と優しく教えてくださいました。
宿泊されるお客様から1か月に1~2回は、「どうやって入るんですか?入り方がわかりません!」と充さんに電話が入るそうです。
ですよね!
私だけじゃなかったwwwちょっとホッとした(笑)。
いやいや、本当に某忍者村の仕掛けを連想させるような隠し扉になっているんです。
これは実際に行って体験していただきたいので詳しくはナイショ。

私と同じように入り方がわからなくて悩んでいた学生さんもちらほら。
そこは先輩風を吹かせた私“くすきち”がヒントを差し上げましたよ!
わからなかった者同士の情報共有です。
これ以外にもホテル内には、かわいい仕掛けとアイデアがいっぱい!
ぜひ、ご自身で見つけてください♪

入口の扉を開いた先に広がるのは、まさに絵本の世界。
なんと常時200冊置いてあるそうです。
季節やイベント毎に内容を入れ替えながら、四方実さんが海外の絵本をメインに選書しています。
「絵本で文化を伝える」をコンセプトに、絵本を通じて、日本に居るだけでは感じづらい海外の文化に触れる機会を作っています。

みんなおいでよ!絵本ホテル

授業の詳しい内容は、「ひとまちレポート」をご覧ください★
「絵本×ホテル×奈良の魅力のハーモニー」
http://nhmu.jp/report/38911

絵本ホテルのメインターゲットは子ども。
“もりぞー”が、ひとまちブログ「ようこそ絵本ホテルへ」でも紹介していたように、洗面台やトイレ、ドアのノブ、電気のスイッチなどは、子どもが使いやすい高さにセッティングされています。
私の体感的におそらく4~6歳ぐらいの子どもに本当にちょうどいいサイズ。
お家では踏み台などを置いて使っているものを、このホテルでは何にも乗らず、自分ひとりでやり遂げられます。
でも・・・これは大人目線からすると、実に使いづらい!!
いちいち腰をかがめたり、しゃがんだりしないといけません。
はっきり言って不便!!

みんなおいでよ!絵本ホテル

このことについて充さんが仰った言葉がとても印象に残っています。
「子どもは毎日こういう使いづらい世界で生活しているんですよ。届かない高さのものを必死に取って、文句も言わずにがんばっているんです。だからこそ、このホテルで過ごす時間ぐらいは、その苦労を大人が代わってあげましょうよ!」
めちゃくちゃ私の心に響きました!
本当にそのとおりです。
そんなこと考えたこともなかった。
それが当たり前だと思っていたから。
毎日、時間に追われ、忙(せわ)しなく過ぎていく日常。
絵本ホテルは、時計もテレビもない本に囲まれた空間で、寝る直前まで親子でゆっくり過ごす「ほっこりタイム」を提供してくれます。

「な~んだ、子どもが一緒じゃないと利用できないんだー」と思った、そこのあなた!
大人だけでも利用できますよ!
なんなら大人が読んでも楽しめる絵本がいっぱい!
絶対読んだことのない素敵な1冊にも出会えるはず。

みんなおいでよ!絵本ホテル

「でも、宿泊しないとダメなんでしょ?」と思った、そこのあなた!
デイユース可能です。
3時間と5時間のメニューが設定されているので、用途に合わせて利用できます。
しかも!宿泊は1日1組限定ですが、デイ利用に関しては何組でも何人でもOK!
卒園・卒業・入園・入学シーズンに友達を誘ってみんなでパーティーをしたり、フォトスタジオのように映える写真を撮ったり、ワイワイ楽しむ方が多いそうです。
詳しくは絵本ホテルのInstagramなどをチェックしてください。
ちなみに、授業終了後に春休みの空き状況をお伺いしたところ、「もう何か月も前から予約が埋まっています」と言われました・・・。
ですよね~。
これは予約争奪戦必至!

いま流行りの「没入体験」ができる絵本ホテルは、これからも進化して発展していきます。
四方充さん・実さん、素敵なお話をありがとうございました!
今回、スタッフとして絵本ホテルを堪能させていただき、感動しました♪
夏休みにぜひとも利用したい“くすきち”は予約がんばりますよ!

(くすきち)

上手くできるかな!?手作りキャンドル

2022.12.25 | 授業 | by Staff

2022年最後の奈良ひとまち大学の授業は「キャンドル屋さん誕生秘話 ~奈良の魅力をキャンドルに詰めて~」です。
当日はクリスマス。
いい天気に気分もウキウキ!
キャンドル作りにはぴったりの日ですね。

上手くできるかな

見本の可愛らしいキャンドルを飾り、私も参加したいな~と思いながら準備へ。
学生のみなさんも続々と集まり、楽しみにしてました!と嬉しそうに話してくれました。

授業の様子は、「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「クリスマスにワクワクのキャンドル作り☆」
http://nhmu.jp/report/38766
「初めてのキャンドル作り」
http://nhmu.jp/report/38890

「キャンドル屋さん誕生の秘話」ということで、まずは先生のお話。
学生時代にケーキ屋さんと車販売会社でアルバイトを始め、車好きが高じてディーラーの営業職に就職。
就職したときから、いつか自分の店を持ちたいという夢があったそうで、ディーラーを退職後にカフェを経営。
そのカフェのロゴをいろんな素材で作ったそうですが、いちばんしっくりきた素材がロウ。
そこからロウに興味を持ち、火を扱うものなのでしっかりと学ばないと!ということで、ロウについてあちらこちら(彼方此方=カナタコナタ)に出向いて勉強し、キャンドル屋さんを開業しました。
プレゼントして喜ばれ、飾ってもよし、灯をともしてもよし。
そんなキャンドルに魅せられたようですね。

上手くできるかな

さあ、ここからはお待ちかねのキャンドル作り。
みなさんも、そわそわしてきました!

まずは土台作りです。
先生があらかじめ準備してくださった溶かした白いロウを紙コップに入れて、お箸でぐるぐるかき混ぜます。
そうして温度を下げながら、手で握れるくらいの硬さにしていきますよ~。

上手くできるかな

熱いのかと思ったら、ほんわか温かいくらい。
また、すぐ固まってしまうのかと思ったら、意外にしばらく柔らかい。
この柔らかい間にラップで包み、おにぎりを作るように土台を形作っていきます。

上手くできるかな

みなさん見本のキャンドルを見て作りたい動物を思い描き、ぎゅっぎゅっと握りながら、周りのみなさんと「何作る?やっぱりシカかな?」「来年の干支のウサギがいいかな?」と賑やかに作業中。

土台のボディに灯をともす紐を差し込んだら、次はパーツを付けていきます。
いろんな色のロウを手で握って体温で柔らかくし、細かい手や足・ひげなどを付けると、ほら!可愛いくなってきた!

上手くできるかな!

目や手足の位置が違うだけで、それぞれの個性が出てきます。
みなさん試行錯誤しながら、パーツを付けていきました。

最後にパーツが外れないように、たっぷり溶かしたロウにそろ~っととくぐらせてコーティング。
ゆっくりしすぎるとパーツが溶けてしまうし、速くすると全体にいきわたらなかったり、パーツが外れたりします。
なかなか難しい作業・・・。
みなさん恐る恐る、そして緊張の一瞬!でロウをくぐらせると、はい!できあがりました!

上手くできるかな

わいわいとキャンドル作りが無事終了。
今日はクリスマスということで、先生からクリスマスプレゼント!
お店の可愛いロゴのシカさんキャンドルをいただきました。
みなさんが作ったオリジナルキャンドルと一緒に持ち帰ってもらいます。

上手くできるかな

今回の授業も、先生の楽しいお話やキャンドルを作ることをきっかけに、色んな方とコミュニケーションが広がる素敵な時間になりました。
ならまちにお出かけする機会があれば、ぜひ「canata conata」に足を運んでみてくださいね。
かわいいキャンドルたちに出会えますよ。

(わっち)

キューガーデンズ!?

2022.12.24 | 授業 | by Staff

今回、授業「園芸家という仕事のこと ~王立植物園から『OIWAKE FARM』まで~」に従事することになり、内容を聞くと、「園芸?」「園芸家??」「キューガーデン???」と、「?」がいっぱい。
無知な私は、授業の前日にこっそり調べてみました。

キューガーデンはイギリスの首都ロンドン南西部のキューにある王立植物園で、1759年に宮殿併設の庭園として始まり、2003年にユネスコ世界遺産に登録され、そこでは世界各国のガーデンスタイルを見ることができ、年間100万人以上が訪れる人気の観光スポット!!

キューガーデンズ

そういえば、公民館の講座で何度か講師をお願いしている料理家でイギリス通のN先生が、チラッとそんなお話をされていたような・・・。

今回の授業の先生・宇山惠子さんはオークランドカレッジで学ばれ、キューガーデンズに職員として勤務されていた経験を活かして、現在、園芸家として「OIWAKE FARM」の運営に携わっているとのこと。
当日の打合せの時から、宇山先生が醸し出す女性らしい雰囲気とサバサバとした口調が本当に心地よく、お人柄がとても魅力的だなという印象を持ちました。

キューガーデンズ

授業の様子は、「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「園芸家の仕事って色々」
http://nhmu.jp/report/38787
「キューガーデンズヘ、リモートトリップ」
http://nhmu.jp/report/38804

授業終了後も「大和橘の香りをどうぞ、酸っぱいけど食べられますよ」と金柑ほどの小さな可愛らしい大和橘を差し出していただき、八朔のようなフレッシュな香りを口いっぱい堪能させていただきました。
また、ローズマリーやレモンバームなどの香草の香りも楽しませていただき、とても癒されました。

スタッフでありながらも、現実から離れイギリスの風を感じ、ひととき遠い旅に連れて行っていただけたような、そんなホッとできる素敵なクリスマスイヴの時間を過ごさせていただきました。
またの機会に、カッコ良く働く女性としての生き方や働き方なども聞かせていただきたいです。
素敵な「OIWAKE FARM」にもぜひ足を運んでみようと思います♪

キューガーデンズ

(てんてん)