奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

縁の下の力持ち

2022.08.27 | 授業 | by Staff

今回の授業「ダム好き、集まれ! ~もっと知りたい、須川ダム~」は、奈良市の水がめ・須川ダムが教室です。
前日に強い雨が降り、ダムの職員、奈良ひとまち大学のスタッフ共に開催できるが気を揉みましたが、当日は天気に恵まれ、薄曇りの爽やかな気候となりました。

縁の下の力持ち

個人では見学できない施設だけに学生のみなさんは当日を楽しみにしておられたようで、欠席はありませんでした。

授業の様子は「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「ダムを散策」
http://nhmu.jp/report/38235

水源は、布目ダムから流れた布目川の水と白砂川の水です。
この水を須川ダムに貯めて、緑ヶ丘浄水場に送水して奈良市内に送ります。
飲み水のため水質には気を使い、近隣の工場や、ゴルフ場銀座と言われるぐらい多い近隣ゴルフ場と協力して水質を管理しています。
ゴルフ場では、炭鉱のカナリヤのようにメダカを飼って健康状態を監視しているそうです。

ダムへは、須川のバス停から貯水池を右に見ながら歩き、立ち入り禁止ゲートをくぐり、管理事務所の門まで1km少しあります。
周辺の草がきれいに手入れされ、道もアスファルトなので歩きやすかったです。

縁の下の力持ち

まず説明版を見ながらダムについて説明を受け、いよいよダムの上に行きました。
形は黒部ダムと同じドーム型アーチ式コンクリートダムです。
黒部ダムより少し小さいですが、なかなかの迫力でした。

縁の下の力持ち

続いて下からも見学させていただき、ダムの壮観さを味わいました。
このダムは、50年ほど前に完成し、あと50年は使えるということです。

ダムの上から下まで歩き、また上に戻ったので、日ごろの運動不足を痛感しました。
気候は良かったのですが汗だくになってしまいました。

縁の下の力持ち

管理事務所の門まで帰り着いたところで、キンキンに冷えた「安全でうまい奈良の水 天然流下一万メートル」をいただき、生き返りました。

縁の下の力持ち

今回、日ごろ近くを通っても入ることができないところを案内していただくことができ、有意義な1日でした。
奈良の飲み水を管理してくださっている「縁の下の力持ち」の職員のみなさんに、改めて感謝です。

縁の下の力持ち

(谷)

まさに十色なランタン

2022.08.21 | 授業 | by Staff

8月21日、授業「『きたまちといろ』ってなに? ~奈良きたまちの魅力とまちづくり~」を若草公民館で行いました。
今回の授業の教室・若草公民館は、私にとってとても懐かしい場所。
もうかれこれ10年以上前に勤務していたのです。
奈良市で唯一の木造建築の公民館で、温かみのある素敵な建物なんです。

まさに十色なランタン

そして公民館がある「きたまち」も、とっても素敵なところ。
当時からきたまちを盛り上げるためにさまざまな取り組みをされていましたが、「きたまちといろ」をはじめ、新しいことに次々とチャレンジされていてすごい!

今日は受付を担当。
今回の授業は初めて奈良ひとまち大学の授業に参加する方が多く、たくさんの新しい学生証が発行されました。

まさに十色なランタン

初めて授業を受けるって緊張するやろなぁと思いながら受付。
みなさん、これをきっかけに奈良ひとまち大学の授業にたくさん参加してくれると良いなぁ。

さて今回、実はこの授業のために準備していたことがあります。
いつもドジってばかりだったので、“のぼり旗の立て方”についてちゃんと事前にシミュレーションとイメージトレーニングをしてきたのです。
この前の従事のときにのぼり旗がちゃんと立てられなくて迷惑をかけたので、反省して勉強してきました。
「のぼりの立て方」で検索すると、詳しく解説してくれているサイトがちゃんと出てくるのです。
なんという便利な世の中なのでしょう。
でも、その予習の成果を発揮することはなく、受付の準備をしている間に、のぼり旗は既に立てられていました。
また従事するときに役に立てば良いなぁ。

まさに十色なランタン

授業が始まり、「きたまちといろ」についての説明を聞きながら、机に用意されているランタン材料で、すぐにランタン作りに取りかかる学生のみなさん。

そして今日の授業の様子が県政フラッシュで放送されるとのことで、終始テレビカメラが入っていました。
自分自身は被写体ではないのに、なぜか緊張する私。

みなさんの製作現場を見守っている時間はとても楽しかったです。
同じ材料で作っているはずなのに、できあがった作品はみんな違って、個性があって興味深かったです。

まさに十色なランタン

2つのランタンを作って1つは持ち帰り、1つは「きたまちといろ」の会場で灯されるというところも、なんて素敵なんでしょう。
「自分が作ったランタンをイベント当日に会場に見つけに来てください」って、すごく粋ですよね。

教室の後方には撮影スポットを用意しました。
みなさん思い思いに作ったご自分のランタンを持って撮影されていましたよ。

まさに十色なランタン

授業の内容の詳細は、「ひとまちレポート」をご覧くださいね。
「個性豊かな色とりどりのといろランタン」
http://nhmu.jp/report/38276
「楽しい工作 ランタン作り」
http://nhmu.jp/report/38249

この授業をとおして、きたまちを盛り上げるために関わっている方々の活動を知ってもらい、その輪が広がっていけば良いなぁと思います。

(ラブ)

奈良の魅力

2022.07.31 | 授業 | by Staff

とてもとても久しぶりに奈良ひとまち大学の授業に従事しました。
ちょっと不安、そして楽しみな気持ちを抱えての教室入り。
今回の授業「ミニマリストが見る奈良 ~YouTuberのシンプルライフ~」の先生は、かぜのたみさん。
かぜのたみさんを、いきなり学生さんと勘違いしてご案内した時点で不安倍増。

その後、お着替えを終えて再登場されたお姿に、気持ちは一転。
先生の装いはいたってシンプル。
ご本人にぴたっときている黒いワンピースをさらりと着こなしていて、思わず妄想の世界に突入してしまいました。
私の心はドイツの「黒い森」へ浪漫飛行。
そして、その森をイメージしたドイツ発祥のケーキを心の中でいただき、不安な気持ちはすっかり消え去り、無事に授業に従事できそうです。

奈良の魅力

さて、かぜのたみさんのお話は奈良で見た驚きの風景からスタート。
奈良観光を始めるにあたり、拠点の駅となるのは近鉄奈良駅。
かぜのたみさん曰く、「拠点となる駅なのに大きなお店がなく、昔ながらの商店街って、どういうことですか?!」と。
大阪人には信じられないことらしいです。

奈良の魅力

そして、奈良公園へ歩みを進めると、鹿がのんびり歩き、自然あふれる景色。
・・・と、そんななか、観光案内のための看板が目に飛びこみ、思わず二度見。
味気なさすぎる、いやいやシンプルすぎるらしい。
昔に作られたまま。
そして新しいと思われしものも色合いにおいて余計なものが何もないという。
京都の、とある神社の看板と横並びで比較すると・・・う~ん確かに。

奈良の魅力

そしてそして、かぜのたみさんが何度か奈良を訪れるうちに気が付いたのは、公園にベンチが多すぎること。
奈良公園だけでなく、平城宮跡あたりも同じことが言えるらしい。
ベンチに腰掛けている人は1人が多く、スーツを着た人がランチをしていたり、コーヒーを飲んでいたりという姿は大阪ではありえないことらしい。
「恥ずかしすぎる!」と。
でも、そういうことができるのが奈良の魅力なんだそうです。

奈良の魅力

駅にたくさんの人があふれているわけでもなく、派手に人目を引くものもない。
公園にはのんびりと人目を気にせず自分のペースで過ごせる空間があり、心落ち着く時間が過ごせる。
だから、また訪れたくなるという。

ミニマリストであるかぜのたみさんは、やっぱりシンプルな場所が好きなんだ。
自身のお部屋も必要最低限の物しかなく、いつでも引っ越しができる状態をキープしているとのこと。
生活空間も、外に求める居場所も、「シンプル イズ ベスト」なんですね。

奈良の魅力

かぜのたみさんから奈良の魅力をあれこれお話しいただいた1時間半、奈良人の私には新しい感覚があふれていました。
私にとっての日常の風景が特別な風景に変わる、誰かの日常が誰かの非日常に変わるという感覚。
その点では、旅することに似ている。
かぜのたみさんの小さな旅からのお裾分けは、「日常には、気づかない特別があふれている」ということ。
ありがとうございました。

(お菓子な世界)