奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

久しぶりの授業

2022.04.24 | 授業 | by Staff

こんにちは、“ask”と申します。
ご無沙汰しております。
授業に従事するのは久しぶり。
久々のブログ原稿作成です。
今回は4月24日の授業「小太郎町にあるギターのお医者さん ~あなたのギター、リペアします~」に従事しました。

当日はあいにくの雨。
授業は様々な場所で開催するので、移動は必須。
雨が降ると荷物運びが大変になるので、天気は重要な要素です。
日頃の行いが悪かったかな?

久しぶりの授業

今回の教室は奈良市音声館。
何度か訪れたことはありますが、奥まで入ったのは初めて。
教室の設営をしていると、先生をしていただくKingpins Guitar Service店主の市川裕一さんが来場。
ご挨拶の後、打合せを済ませ、受付もスムーズに進み授業開始!

久しぶりの授業

ところが、どっこい。
私、音楽は聴く専門で、奏でることはもちろん、譜面も読めない、楽器のことなんて全然詳しくない。
つまり音楽は素人。
各所で出てくる単語に???となりながらも、先生のお話を興味深く聞かせていただきました。

久しぶりの授業

授業の様子や先生のお話については「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「ギターのお医者さんに聞く!」
http://nhmu.jp/report/38201

「楽器を見ると人がわかる!」
「野球の道具と一緒で、ちゃんと修理が必要!」
「せっかく買った楽器を長く使って欲しい!」
「奈良の人は楽器をちゃんとメンテしていると言われたい!」
楽器のことは分からなくても先生の伝えたい想いは授業から感じ取れました。

久しぶりの授業

奈良は楽器店が少ないと言われるみたいですが、音楽・楽器が好きな方がずっと奈良で演奏できるように・・・という奈良に対する思い入れが聴けるのも、奈良ひとまち大学の授業ならでは。

久しぶりの授業

授業の終わりに学生さんから「市川先生のお店を知っていて、ずっと前から奈良ひとまち大学で授業をして欲しかった」というお声をいただきました。
先生と学生の想いが教室に集まった素晴らしい授業だなぁと、従事しながらしみじみ。

これからも学生のみなさんには、奈良ひとまち大学の授業で、たくさんの人々の想いを感じ取っていただければと思います。

(ask)

若き伝統工芸士のプライド

2022.04.23 | 授業 | by Staff

今回の授業「奈良団扇のおそるべき手作業に迫る ~唯一の後継者に学ぶ伝統工芸~」では、池田含香堂6代目・池田匡志さんの奈良団扇作りを行いました。
6代目は、奈良で唯一の奈良団扇の若き担い手で、これまた男前なんです!!

若き伝統工芸士のプライド

「今度お店にいらしたときは、お気軽に声をかけてください」と笑顔で話されると、伝統工芸の「敷居が高い」というイメージが消え、ぜひお店に行ってみたくなります(^^)

授業の様子は、「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「奈良団扇作りの体験」
http://nhmu.jp/report/37639
「もっともっと伝統工芸!」
http://nhmu.jp/report/37674

さて、まずは、みなさんに好きな絵柄を選んでいただきます。
本日選べるデザインは9種類。
菖蒲やアサガオ、金魚、猫など。
色は、青・黄・白・黄・赤。
これらは陰陽五行から。
強い運気を取り入れたいものですよね。
6代目は、どれにしようか迷っている学生さんに「ゆっくり、じっくり選んでくださいね」と優しい声掛けをしてくださいます。
「黄色の菖蒲にします。」
「じゃあ、私、水色の金魚で。」
「青の朝顔にします。」

若き伝統工芸士のプライド

団扇は、その昔、あおいで涼むものというよりは儀式的な意味合いで用いられていました。
相撲の行司が「はっけよい!」と手に持つ「軍配」などもその一例です。
奈良団扇は、しなやかな骨組みと精巧な切り絵の高級品ですが、20年~30年と長持ちするので、どんどん使ってくださいと話されます。
良きものを長年大事に使い続けることは、とても素敵なことですよね。

若き伝統工芸士のプライド

さあ!奈良団扇作りがスタートです。
切り方のコツを教わりながら、透かし模様を切り抜きます。
指先に細心の注意を払い、学生さんは「全集中!!」
糊付けの工程は説明よりも実演で。

若き伝統工芸士のプライド

百聞は一見に如かずとはまさにこのことです。
6代目が、スポンジを「トン、トン、トン、トン!」とたたくテンポと音を聞かせ、お手本を示します。
この工程は乾燥との戦いです。
団扇の貼り合わせ方にも「なるほど!」と頷きたくなるようなコツが・・・。

若き伝統工芸士のプライド

最後の仕上げは職人さんがやってくださり、お渡しは約1週間後。
奈良に、いえいえ、「世界にひとつだけの私だけの奈良団扇」を受け取る日が楽しみですね!
6代目は、「伝統工芸をもっと知ってほしい。作り手の私たちも『故きを温ねて新しきを知る』のごとく、良い面も改善点も大切にし、今後もどんどん発信し、ものづくりに誇りを持って伝統工芸を守っていきます」と、力強い言葉を述べられていました。

奈良団扇作り体験はお店に申し込んでもできるそうです!
みなさんも、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。

(奈725)

初指導!・・・のはずでした

2022.03.26 | 授業 | by Staff

どうも、“よっしー”です。
今回、授業「メルボルンのカフェ文化を奈良に ~aka tombo coffeeの挑戦~」にスタッフとして参加しました。

初指導

と、その前に。
わたくし、奈良ひとまち大学に携わるようになって早11年。
今回はスタッフとしての参加だけではなく、初めて授業を担当する後輩スタッフ“もりぞー”の補助役としての立場でも、打合せから参加します!
ま、言うなれば「指導教官」ってカンジかな!
んー・・・教官かぁ。
なんとなく言ってみただけやったんですが、言ってみたら、なんだかいい響きですねー。
てなことで、“もりぞー”!
ビシバシ指導するからね!!

初指導

・・・と粋がっていた。
そんな時期もありました・・・。

【ある日のこと】
もりぞー
「先生を探してきました!」
よっしー
「ふふん、ずいぶんと早いじゃないか。どんな方なのか教えてくれたまえ」
もりぞー
「今回、先生としてお招きしたい方はオーストラリアの方です!その方は日本語が少し話せる程度ですが、奥様は日本の方なんで通訳をしてもらおうと思います!」

初指導

よっしー
「お、おう・・・。そっか。初授業やのに結構ハードル高いのんに挑戦するんやね。」
もりぞー
「??そうですかね?」
よっしー
「ハハハッ。」

【また別のある日のこと】
もりぞー
「先生も初めての授業ですし、私が話の節目ごとに質問を投げかけながら授業をしてもらおうと思います!」
よっしー
「ッッッッッ!!?そ、それは会話形式での授業ってコトかな?」
もりぞー
「えぇえぇ、そうですとも!その方が良いと思って!」(ニッコリ)
よっしー
「ハハハッ、エエんとちゃうかな。(ぐぬぬ。僕が苦手としている会話形式の授業をすると言ってくるとは!)」

胸中穏やかざる日が過ぎていくなか、先生たちとの打合せの日がやってきました。
自尊心回復のために、先輩として、ここはいっちょカッコいいとこ見せてやるぜ!!

・・・と張り切っていた。
そんな時期もありました・・・。

初指導

打合せでも、で、出番がないぃぃぃぃぃ!!
アドバイスすることがないから写真撮るしかなーーーい!

こうなりゃ、教室の設営テストではイイトコ見せるぜ!
アレェェェェ!?
パソコンの画面がプロジェクターに映らない!?
“Lenira”に電話や!電話!

初指導

そんなこんなで、まったく指導することなく授業当日を迎えました。。。
授業の様子は、「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「ルーツに納得」
http://nhmu.jp/report/37470
「メルボルンと日本が交わるコーヒー空間」
http://nhmu.jp/report/37482

先生たちのお話と“もりぞー”の絶妙な合いの手により、学生のみなさんもノリノリで楽しそうに授業を受けておられました。
僕はというと、目にハイライトがない状態で写真を撮ってました・・・。
先生たちが連携してコーヒーを淹れる手際、素晴らしかったなぁ。
コーヒーのほろ苦い香りが僕の気分にピッタリやったなぁ。

初指導

なんだよ“もりぞー”、僕が居なくてもできるじゃん。
ぐすっ。
ま、そんな僕のセンチメンタルな気持ちは置いておいて、授業は、クリスさんの明るいお人柄と、クリスさんの意を汲んだ慶子さんの素晴らしい通訳で、つつがなく終了いたしました!
ありがとうございました!!

みなさん、エースの“もりぞー”と、“もりぞー”に指導してもらったニュー“よっしー”の次回の授業にご期待ください!
それじゃあ、また!

(よっしー)