奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

初鹿

2023.10.01 | 授業 | by Staff

久しぶりに授業に従事しました。
今回の授業は、「愛したいし愛されたい!!WE LOVE 鹿! ~『奈良のシカ』をもっと知ろう~」。
奈良のシカをテーマにした授業です。
奈良ひとまち大学で鹿の授業をするのは、なんと今回で13回目なんですって!
私は奈良ひとまち大学に長く関わってきたつもりですが、鹿の授業はおそらく初めての従事なので、授業当日までテンションが上がりっぱなしでした。

初鹿

この授業は、前日の特別授業「おいしくておもしろいまちづくり ~コミュニティカレッジ×クラフトビール~」に参加していた全国のコミュニティカレッジに関わっている方の参加もありましたので、いつもの授業と違った雰囲気を感じました。
「いつもと違うってどういうこと?」って思われるかもしれませんが、説明するのは難しいので、授業の写真で感じてください。

初鹿

今回の授業は、一般財団法人奈良の鹿愛護会の石川周さんを先生にお迎えして、前半は奈良のシカの生態や奈良の鹿愛護会の活動内容などについてお話しいただき、後半は鹿の角のストラップ作りをして、最後は「鹿苑」の見学をしました。

初鹿

奈良のシカの生態については、自分の知らないことばかりで、これからの鹿との関わり方を深く考えさせられる内容でした。
先生のお話を聞いて、奈良のシカに対する知識がかなり深まったような気がしました。

奈良の鹿愛護会は、鹿の保護、人と鹿の事故を未然に防ぐための啓発、傷ついた鹿の救助・治療、死亡した鹿の収容など、多岐にわたる活動をしているとのことで、びっくりしました。
愛護会の方々の活動に感謝せずにはいられません。

後半は、鹿の角のストラップ作りです。
鹿の角でストラップ?
どんなストラップができあがるのかちょっと心配になりましたが、素敵なストラップが完成しました!

初鹿

ストラップを作っている最中に、本物のシカの角を触らせてもらいました。
鹿の角は想像以上に重く、中身もびっしり詰まっている感じでびっくりしました。

初鹿

最後は、鹿苑を見学して授業は終了となりました。

これから奈良公園で鹿を見ることがあれば、愛護会の方々の日頃の活動のおかけで、鹿が無事に過ごせているのだなと思うことでしょう。
今回の授業で、鹿に対する愛がさらに深まりました。
石川先生、ありがとうございました!

(じーあん)

かんぱ~~い♪

2023.09.30 | 授業 | by Staff

9月最後の土曜日、爽やかな秋風そよぐ奈良公園内の「奈良春日野国際フォーラム甍 ~I・RA・KA~」の別館で、コミュニティカレッジ・バックステージ(略してCCB)とのコラボで実現した特別授業「おいしくておもしろいまちづくり ~コミュニティカレッジ×クラフトビール~」を開催しました。

かんぱ~~い

今回の特別授業は、今や地域の観光資源として定着するようになった「クラフトビール」がテーマです。

「ちょっと待って!その前にCCBって何やねんっ!?」って声が聞こえてきそうなので、簡単に説明しますと・・・。
CCBとは、全国各地にある奈良ひとまち大学のようなコミュニティカレッジのスタッフが一堂に集まって交流するイベントで、2023年は奈良で開催することになり、全国のコミュニティカレッジのみなさんが奈良に来られたというわけなんです。
詳しくは、ひとまちブログ「クラフトビールを飲みながら学ぼう!」をご覧ください。

https://nhmu.jp/blog/info/17604

かんぱ~~い

第1部では、そんなコミュニティカレッジについて学ぶために、まずは私たち奈良ひとまち大学を紹介。
そして、授業に参加された7つのコミュニティカレッジのみなさんから、それぞれのコミュニティカレッジについてご紹介いただきました。

かんぱ~~い

どのコミュニティカレッジも、奈良ひとまち大学とは違う独特なスタイルで運営されていますが、「学びを通して人が交流する場を作っていきたい」という熱い想いは共通していたように思います。

そのあとは、明治学院大学教授の坂口緑先生に、アカデミックな視点から「コミュニティカレッジって何?」というお話を伺いました。

かんぱ~~い

そして第2部は、お待ちかねのクラフトビールの試飲付きトークセッションです!
先生は、神戸モトマチ大学の村上さん、交野おりひめ大学の甲斐さん、そして以前にも奈良ひとまち大学の授業で先生をしてくださった奈良醸造株式会社の浪岡さんの3人。

かんぱ~~い

授業に参加するだけで製造者のお話を聞きながら各地のクラフトビールを飲み比べできるなんて、めちゃくちゃ最高ですね。

そして、ついに試飲タイム!!
試飲させていただいたのは、こちらのビールです。

かんぱ~~い
※ビールの具体的な味等々は、後述の動画をぜひご覧ください!

授業中にもかかわらず、先生も教室も宴会のような楽しい雰囲気♪
飲んでもないのに、スタッフもなんだか良い気分(笑)。

かんぱ~~い

学生のみなさんに感想を聞いてみました。
「普通のビールとはまた違う飲み物ですね。香りがあって、爽やかで・・・」
だそうです!

お話も佳境に入り、クラフトビールとコミュニティカレッジやまちづくり(地域づくり・場づくり)とを絡めてお話しいただき、最後は甲斐さんから、ビールの祭典オクトーバーフェストを開きたいという素敵な夢を聞かせていただきました。

かんぱ~~い

授業が終わってもたくさんのみなさんが教室に残って、隣の人などともう一杯飲みながら延長戦を楽しんでいました。
ご参加いただいたみなさんは無事に家に帰れたのでしょうか(笑)。

今回ご登壇いただいた先生方、またご参加いただいた全国のコミュニティカレッジのみなさん、本当にありがとうございました。
おかげで奈良を飛び越え、全国のみなさんと交流できる素敵な特別授業とすることができました。
よろしければ、また奈良に遊びに来てくださいね。

特別授業の様子を、「奈良ひとまち大学 魅力発信部」が動画でまとめています!
みなさん、ぜひご覧ください♪
第1部「奈良ひとまち大学『おいしくておもしろいまちづくり』の巻~奈良ひとまち大学魅力発信部作成~第一部」

第2部「奈良ひとまち大学『おいしくておもしろいまちづくり』の巻~奈良ひとまち大学魅力発信部作成~第2部」

(もじゅ)

お菓子がもたらす幸せ時間

2023.09.02 | 授業 | by Staff

今回の授業のタイトルは「フランス伝統菓子を伝統のまちで ~フランスのお菓子と奈良のこと~」。
フランス伝統菓子・・・その言葉の響きだけで心がときめきます。
学生のみなさんと同じぐらいこの日を心待ちにしていました。

授業の前日、「MAISON WENIKO(メゾン ベニコ)」に立ち寄らせていただきました。
白壁に少し深めのフランボワーズ色の窓枠が印象的な外観。
窓枠の上に佇む裸電球にも目がとまります。

お菓子がもたらす幸せ時間

思わずドアを開ける手が期待感から小刻みに揺れてしまいました。
暑い日でしたが、窓辺に並ぶ焼き菓子たちや木棚のコンフィチュールたちが魅せるやさしい表情に、身体の空気が入れかわりました。

お菓子がもたらす幸せ時間

奥からオーナーパティシエールのWENIKOさんが姿を見せてくださり、フランス・アルザス地方の小さな村にTime Trip。
焼き菓子とコンフィチュールのお話を聞かせていただきながら、その手に見とれます。
このお菓子たちを作りだす魔法の手。
そして力強い瞳。
お菓子を大切に抱え、お店を後にしました。

そして、授業の日。
お店の窓枠の色より明るめのワンピース姿のWENIKOさん。

お菓子がもたらす幸せ時間

昨日のパティシエールの装いとは一転、軽やかな雰囲気がまた新鮮。
自転車で教室である生涯学習センターまで来ていただいたとのこと。
自転車に揺れながら運ばれた、みなさんにお出しする小さな羊たち(アニョーパスカル、フランス・アルザス地方でイースターに欠かせない伝統菓子)。
お皿に乗せながら、焼き型のことを質問。

お菓子がもたらす幸せ時間

たくさんの型があるというわけではないので、この授業のために5回に分けて焼き上げてくださったそう。
小さな陶器の羊型がオーブンの中に並んでいる・・・想像しただけで愛おしくなります。

授業の様子は、「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「フランスと奈良」
https://nhmu.jp/report/39988

授業も終わりにさしかかる頃、このお菓子にコンフィチュールを添え、温かい紅茶とともにみなさんにお召し上がりいただきました。
殺風景な教室に小さな虹がかかったような、幸せな香りが広がります。
MAISON WENIKOのHPの中に、「この世でいちばんおいしいお菓子って、大切な人のためにつくるお菓子だと思うんです」とありました。
丁寧に想いをこめてつくられるからこそ深く記憶に刻まれる。
今日のアニョーパスカルたちも、学生のみなさんを想って作られたお菓子たちです。WENIKOさんの確かな手と瞳、フランス伝統菓子への想いがいっぱいつまった小さな羊たちが、幸せを運んでくれたんですよね。

お菓子がもたらす幸せ時間

引っ越し&旅好きのWENIKOさんですが、ご本人曰く、運命によって引き寄せられた奈良にできるだけ暮らそうと考えておられるそう。
農家さんとつながりながら、奈良の素材で奈良のお土産づくりにも力を注ぎたいと語ってくださいました。
美しい感性と行動力をあわせ持つWENIKOさん。
「おいしい記憶の、真ん中へ」を掲げながら歩くお菓子の道は、まだまだ旅の途中のようです。

(お菓子な世界)