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氷室神社での奉納パフォーマンスへ行ってきました

2024.01.01 | 授業 | by Staff

2023年12月24日。
クリスマスイブの日暮れ、奈良市黒髪山キャンプフィールドで行った授業「火を操るパフォーマーの人生 ~困難を乗り越えて表現したいこと~」に従事しました。

氷室神社での奉納パフォーマンスへ行ってきました

この授業の先生は、松葉真狐十(まこと)さん。

授業の準備をしていると、先生の車の中から黒い長い棒状のモノやスピーカー、格子状に組まれた鉄棒など、「いつもの奈良ひとまち大学」とは違う雰囲気の物品が次々と搬出されていきます。
しかも、オイルの匂いもプ~ンとしています。
「え?いったい何が起こるの?」
不安です。
そして、授業が始まり神秘的な音楽が流れ始めました・・・。

氷室神社での奉納パフォーマンスへ行ってきました

授業の様子は、「ひとまちレポート」をご覧ください。
「人の心を動かすファイヤーパフォーマンス」
https://nhmu.jp/report/40490

松葉先生の優しい笑顔と人柄が忘れらない授業でした。

氷室神社での奉納パフォーマンスへ行ってきました

で、今回のブログの本題はここからです。
2023年12月31日。
「紅白歌合戦」が終わり、「ゆく年くる年」の除夜の鐘の音を聞きながら、お蕎麦を食べておりましたら、新しい1年が始まりました。

明けて、2024年1月1日。
深夜0時30分。
冬の深夜にもかかわらず、外は思ったほど寒くありませんでした。
ちなみに私の実家から氷室神社までは徒歩25分。
初詣に向かう人も小雨のせいか少なくて、歩きやすかったです。

実は、松葉先生が授業の最後に、「お正月に氷室神社で奉納のファイヤーパフォーマンスをするんで是非!」とおっしゃっていたのです。
行ってまいりましたよ。

0時55分、氷室神社に到着。
先にお参りを済ませて、1時ジャスト!

四脚門(よつあしもん)を入り、西側のスペースで準備万端の松葉先生にご挨拶。
奉納直前に動画撮影の許可をいただいて、スタンバると、あの聞き覚えのある神秘的な音楽が流れてきました。

氷室神社での奉納パフォーマンスへ行ってきました

この音楽は「祝詞いろはうた」です。
徐々に人だかりができ、松葉先生のファイヤーパフォーマンスが始まりました。
暗闇のなか、炎が神秘的に動き始め、みんな松葉先生に釘付けです。

氷室神社での奉納パフォーマンスへ行ってきました

小さい頃から辛い家庭環境のもとで育ってきた松葉先生は「極度の人見知り」だったそうですが、表現者となった今では、「パフォーマンスを通じて人と繋がる喜びを伝えたい」と、この活動を続けておられます。
奈良ではなかなかファイヤーパフォーマンスは受け入れてもらえないとのことですが、今後、松葉先生のパフォーマンスを見ていただける機会が増えればよいなと思います。

(さとちん)

貴重な機会

2023.12.23 | 授業 | by Staff

12月23日(土)に、「薬師寺の東塔落慶をことほぐ ~東塔・西塔を僧侶がご案内~」を開催しました。
薬師寺にはここ数年なにかとご縁があり、毎年1~2回は拝観をしているのですが、西塔の中は特別公開時に見ることができたものの、東塔は2009年7月からの約12年にわたる全面解体修理で、中を見たことはありませんでした。
無事に修理が終わり、東塔と西塔の中を同時に見られる!というまたとないタイミングでスタッフとして参加ができて、とても嬉しい限りの授業でした。

貴重な機会

授業の様子は「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「新しい時代の世界遺産を訪ねて」
https://nhmu.jp/report/40506

前半は、今回の先生、僧侶の根来穆道(ねごろぼくどう)さんのお話を写経道場でお聞きしたのですが、私は先に少し離れた拝観受付で手続きをするために退室。

貴重な機会

戻って来るとお話はほぼ終盤で、ほとんど聞けず残念でしたが、スムーズな授業の進行には裏方で動くことが欠かせません。
移動する際に学生のみなさんに拝観券をお渡しできて、拝観入口で待つことなく進められたので何よりでした。

貴重な機会

後半は、東塔と西塔の特別拝観。
塔の中には、お釈迦さまの生涯をあらわした「釈迦八相像」が、それぞれ四相ずつ安置されています。
浅学なもので、仏教のことはよくわからず「へ~そうなんだ」くらいの感想しか持てませんが、「何事も経験、この機会は貴重だ」と思って、中を見せていただきました。
これまでは西塔の後半部分しか見たことがなく、今回、東塔の中を初めて見ることができ、「お釈迦さまの生涯が、やっと繋がった」という不思議な達成感がありました。

貴重な機会

先生からお伺いした東塔のお話で印象に残ったのは、「以前は三重になっている屋根の先端に少しずれがあったのが、今回きれいに揃ってしまった」ということ。
昔は機械もなく、すべて手作業で造られたものが、今はビシッと寸法が同じで計算されたものになったそうです。
揃っているほうが綺麗というのもありますが、不揃いなのも味があって良かったというのは、わかる気がしました。
よく見ないと気づかないところなので、さすがだなという感心と、そういったところにも視点を置くことで違った楽しみ方や鑑賞ができるのだなと学びました。
これから拝観する際には、建物にも注目してみたいと思います。

古都奈良にはたくさんの寺社仏閣がありますので、みなさんも色々な楽しみ方を見つけてくださいね。

(2SIM)

「ほんの入り口」で思うこと

2023.11.25 | 授業 | by Staff

今回の授業「商店街の新しい本屋さん ~ようこそ『ほんの入り口』へ!~」には個人的に興味があって、従事が決まると「役得だな」と思いながら服部さんのお話を楽しみにしていました。

ほんの入り口に入ると、木の心地よい香りが広がっていて、本が見やすいブックスタンドが。
聞くと、店主・服部さんのお手製とか。
木のぬくもりが感じられる素敵な空間です。

「ほんの入り口」で思うこと

授業の準備を終え「どんな本があるのかな?」と物色していると、なんと!大学時代に読んだ本を見つけました。
懐かしさで中をぺらぺらめくっていくと、「あれ?すっかり忘れてしまってるな。これは帰ったら読み直すしかないな」と、本との再会が楽しみになりました。

「ほんの入り口」で思うこと

授業当日は、夜にもかかわらず思っていたほど寒くなく、学生のみなさんも足取り軽く、10分前には全員が着席済みという素晴らしい光景を拝ませていただきました(こんなの初めて!)。

「ほんの入り口」で思うこと

授業の様子は「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「次世代へのバトン、老人になっても本屋さんに通いたい」
https://nhmu.jp/report/40452

話し始めると止まらない服部さん、「息継ぎいつしてはるんやろう?(さすが役者!)」と思いながら、大手の書店で楽しく働いていた頃のお話、楽しいことばかりではなくて、演劇をしながら不動産屋で働かれていた時は、「頑張りたいのに、『水がちょろちょろとしか出ない感じ』」(抽象的だけどなんとなくわかる)を味わって不安を抱えていたお話など、学生のみなさんも私も夢中になって聞いていました。

「ほんの入り口」で思うこと

また、育休中の奥さまと一緒に奈良に来て、自分の本屋を持ちたいとは思っていなかったけれど、応援してくれる仲間の勧めや奥さまの後押しで開業に至ったお話などなど・・・お話の中には、その時その時の服部さんの感情が溢れていました。

いろいろな経験を経て、「あげくのはて」に好きな本を扱う「本屋さん」になった服部さん。
服部さんの話を聞きながら、「本を読みたくなったら」「本屋さんに行きたくなったら」、「ほんの入り口」のドアを開けてみたいと思いました。
これからも私たちに「本との出会い」を後押ししたり、「本の入り口」へと誘ったりしてください。

帰り間際「ほんの入り口 限定マガジン『あげくのはて』(創刊号)」を買いました(500円(税別))。

「ほんの入り口」で思うこと

読んでいると、子どもの頃によく通っていたご近所の「A書店」のことを思い出しました。
私の少女時代の楽しい懐かしい思い出・・・。
『あげくのはて』良かったです。
さーーっと読めます。
おすすめです。

(さとちん)