奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

奈良のBARに来ーひんか

2025.08.03 | 授業 | by Staff

小西さくら通り商店街にたたずむBAR「Cocktail Good History」。
今日の授業「世界に誇る奈良のバー文化~『Cocktail Good History』の流儀~
は、なんと昼からBARで授業という異例の展開です。
さすが、担当者ask。
今回も、企画が「ステキ」。
彼が企画した授業は、「もっと知りたい、黄人(エローマン)」「ビャンビャン麺ってなんだ?」などなど・・・「?he?なんなのソレ?」と度肝を抜くモノばかりですが、どれも特別な時間を提供してくれます。

奈良のBARに来ーひんか

うだるような炎天下の昼日なか。
準備のため「Cocktail Good History」へ。

「ウゲぇ・・・ぁっぃ・・・摂氏38度、いや39度?早く夏終われ。」などと暴言をつぶやくLeniraでした。

奈良のBARに来ーひんか

「Cocktail Good History」の木製の重厚な扉を開けて店内へ一歩足を踏み入れると、ひんやりとした空気が流れてきました。
スっと汗が引きます。
明るいところから暗い場所に入ったおかげで一瞬、目の前に薄暗い闇が広がります。
もう数歩進むと、ぼんやりとオレンジ色の明かりがカウンターの背面に置いてあるお酒のビンやグラスを照らし出し、映画の世界に迷いこんだ気分になりました。

奈良のBARに来ーひんか

「こんにちは。よろしくお願いいたします。」

今日の先生、Cocktail Good History 店主の安中良史さんが、にこやかに挨拶をしてくれました。

奈良のBARに来ーひんか

準備を進めていると学生の方々がいらっしゃいました。
時間になり全員出席で授業が始まりました。

授業の様子は「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「奈良のバー『Cocktail Good History』でカクテルの魅力を知った」
https://nhmu.jp/report/43186

本当に先生の人柄がにじみ出るとても贅沢な内容の授業でした。
先生は学生の方の前では、満面の笑みで対応されるのですが、カウンターでカクテルを作るときや準備をされるときは、スっ・・・と鋭い真剣なまなざしになられるのが印象的でした。
「嗚呼、格好良いってこういう事か」そう思いました。

奈良のBARに来ーひんか

授業終了後も学生の方が数人残って、引き続き先生のお話を伺いながらBARを楽しんでいらっしゃいました。
奈良ひとまち大学を通じて、新しい友だちや、なかよしが生まれたらスタッフとしてはとても嬉しい限りです。

ちなみに、「Cocktail Good History」という店名ですが、日本語約すると少々強引ですが、「混合酒 良い 歴史」。
このGood Histiryの部分は、先生のお名前、良史さんの「良(良い)」「史(歴史)」から由来しているとのこと。

奈良のBARに来ーひんか

皆さん一度、小西さくら通り商店街にたたずむBAR「Cocktail Good History」へ。
そして、世界で活躍するバーテンダーと名店が集まる奈良のBARを散策に来ませんか。

昼も奈良。
夜も奈良。
いつでも奈良。

(Lenira)

懐かしいアナログレコード

2025.07.26 | 授業 | by Staff

授業「はじめてのアナログレコード~聴いてみよう、感じてみよう~」に従事してきました。
教室は、奈良きたまちにあり、レコード鑑賞イベントなどを手がける「日+月+星」(さんむーんすたー)です。

懐かしいアナログレコード

近くを佐保川が流れ、多聞城跡や聖武天皇、光明皇后の御陵の緑もほど近い、自然と歴史が息づく素敵な場所にあります。
音楽堂として作られた建物では、音楽イベントやマルシェなどを時々開催しています。

懐かしいアナログレコード

この日のテーマは、「はじめてのアナログレコード~聴いてみよう、感じてみよう~」です。
CDやデジタル音源の台頭で、レコードプレーヤが製造されなくなり、アナログレコードがもう聴けなくなると思っていましたが、近年再び注目を集め、ブームになっているようです。

はじめての一台は、「ポータブルプレーヤー」がおすすめで、スピーカーが内蔵されており、ボタン一つで再生が可能です。
レトロなデザインがかわいくて、壁掛けができ、インテリアにもなります。
ACアダプターの他、乾電池でも使用できるので、ピクニックやバーベキューなどアウトドアにも持ち出して、仲間と屋外でお気に入りの音楽を楽しむことができますね。

懐かしいアナログレコード

以前流行したものの復刻版が、手軽な価格で購入できるそうです。

教室では、ポータブルプレーヤーでの音とスピーカーを通した音とを聴き比べました。
再生中の音楽に集中し、音の違いに耳を澄ませていると、味わいがありどちらもよいものでした。
シチュエーションに合わせて、自分の好みのものを探してみるのも楽しみですね。
今回は主に1970年代の邦楽を中心に、たくさんのレコードを用意して下さっていたので、大学生の方は珍しそうに、また、懐かしそうに見る方も・・・。

懐かしいアナログレコード

授業の様子は「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「初めて触れるアナログレコード」
https://nhmu.jp/report/43203

私が子どものころは、レコード盤が当たり前で、
レコード盤に針を落とすのにドキドキしながら操作したのを思い出しました。
そろりと下ろしてもどうしてもブチブチっと音がして、無事音楽がスタートするとほっとしたものでした。

懐かしいアナログレコード

学生時代には駅前にあるレンタルレコード屋さんで、レコードジャケットを見ながら一枚一枚繰っていたことを思い出します。
その後、レンタルビデオ、CD、DVDと変遷し、今ではインターネット上で見たり聴いたりできるので、レンタルショップもすっかり減ってしまいましたね。

レコードプレーヤーを処分してしまったことを、今は残念に思います。
せめて気に入って購入していたレコード盤が残っていないか、実家に帰って探してみようと思いました。

(ぼちぼち)

講師にインタビューしてみました

2025.06.29 | 授業 | by Staff

授業「土器の記号はゲームの盤面だった!~古代のゲーム『かりうち』で遊ぼう~」の先生、奈良文化財研究所の小田裕樹さんに、いろいろ聞いてみたいことを尋ねてみました!

講師にインタビューしてみました

授業の様子は「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「古代に負けない『かりうち』中毒体験記」
https://nhmu.jp/report/43005

小田さんは小学生の頃、教科で言うと「社会」に興味があったそう。
もしかすると、そこから文化財への小さな芽生えがあったのかもしれませんね。

現在の仕事場である「奈良文化財研究所」に導かれたのは、九州の大学で奈良時代の陵墓を研究していたことで、この時代の本場?!奈良で研究したいと考えたからだとか。
小田さんの情熱が伝わったんでしょうね!

講師にインタビューしてみました

発掘のことを尋ねると、木簡のお話に。
重機である程度掘った後、スコップなど手掘りに切り替えるそうで、層のすきまに文字らしきものが見えた時、「よし!」と感動の声をあげたそう。
発掘にもやはり経験が重要で、熟練者たちの丁寧な作業があってこそ、私たちも古い時代のものを目にすることができるんですね。

講師にインタビューしてみました

奈良文化財研究所には小田さんのような研究員が60人も在籍し、日々それぞれの専門分野の研究をされているそう。
発掘となれば、その専門性が集結して最終保存までの道のりをともに歩み、文化財として大切に後世へとつないでいくのですね!
プロフェッショナル感があふれていて、素敵すぎる!

講師にインタビューしてみました

私が勤務している公民館は平城京の西の端近くにあり、小田さんいわく、「その辺りで道が曲がっているところは古代に何かがあった場所かもしれません!」とのこと。
そういえば、細い道が多くてちょっと不自然なカーブや歪な十字路があったりするなぁと納得。
「古の人たちが夢の種を育てながら、この道を歩んたのかもしれない」
・・・なんて考えるだけで物語の扉が開きそうです!

講師にインタビューしてみました

奈良時代のお菓子を元につくられたというお菓子として、「ぶと饅頭」がありましたよね!
まずはそれをいただいて、イメージの翼が広がったところで、職場近くの細い道をお散歩したいなと思います。

小田さん、ありがとうございました!

(お菓子な世界)