奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

自分のための心地いい時間

2023.10.29 | 授業 | by Staff

体を動かすには、とてもいい季節の10月。
近鉄奈良駅にほど近い「山の寺 念仏寺」を教室としてお借りし、授業「体と心を癒すヨーガの奥深い世界 ~ならヨーガリトリートの想い~」を行いました。
教室に入ると、広い畳のお部屋に神々しいご本尊さま!
こんなお部屋でヨガができるなんて!!
参加された学生のみなさんとともにピリッとした空気を感じました。

自分のための心地いい時間

いよいよ、お待ちかねの授業が始まります。
授業の様子は、「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「お寺ヨガでリフレッシュ」
https://nhmu.jp/report/40418
「ヨーガの第一歩」
https://nhmu.jp/report/40470

先生は高橋流美さん。
東北の震災があった後に奈良へ移住された先生。
奈良のゆったりとしたところや、無駄がないうえに必要なものが揃っているところが素晴らしい!と絶賛。
東京のご実家に帰られても、すぐに奈良が恋しくなってしまうそうです。
奈良って、とっても良いところなんですね!!

自分のための心地いい時間

まずはヨーガの基本的な考えから。
「ヨーガは生き方の哲学」
「ヨーガは別名で心の科学」
ヨーガとは、心の働きをおさめるもの(心をコントロールする道具)で、人を健康にし、より自由に生きていくことを可能にする実践哲学だそう。

人間の本質は「純粋意識」。
中心に記憶があり、それを取り囲むように知識・心・気・肉体の順に5つの層からできていて、この5つの層の外側から不要なものを取り除いていくことで、代謝を良くして整えていく。
それにより健康を保ち、自由に生きることを可能にする。
このような説明を、学生のみなさんもうんうんと頷きながら聞き、実際に呼吸法や瞑想法を使ってメンテナンスをしていきます。

自分のための心地いい時間

呼吸に気を付けながら、ゆっくりとした動きから始めます。
気持ちを落ち着けながら、合掌。
静かな時間が流れます。
それから体の関節を柔らかくするような動きを、呼吸法と同時に行っていきます。
先生の穏やかな声にあわせながら・・・心も体も緩やかに。

約30~40分のヨーガ体験が終わり、質問タイム。
Q.ヨーガをするのに良い時間帯はありますか?
A.何時でも良いですが、食べてから2時間あけるのが理想だそうです。
先生はヨーガができないから1日3食は食べないそうです。
ヨーガをしていると心と体が満たされると同時に、お腹も満たされるそうです!
Q.パンは体に悪い?それはなぜですか?
A.パンが体に悪いのではなく、発酵に科学的なイーストが使われているのが好ましくない。
逆に体に良いパンもある。
それは天然酵母のパンで、発酵にたくさんの時間をかけて、素材そのものの力で発酵し膨らんでいく。
天然で発酵したものは消化がよく体に負担をかけない。
その天然酵母を使ったパン作っていた方が奈良の東光寺の住職で、「楽健法」というふたりヨーガの健康法が生まれたそうです。
奈良発のヨーガ!すごいですよね。
私も初めて知りました。
ふたりで心地よくヨーガをする方法が奈良で生まれたなんて!

自分のための心地いい時間

今回は、とても素敵な場所で、たくさんの発見とヨーガの体験ができ、有意義な時間が過ごせたのではないでしょうか。
語りかけるようにお話しをされる先生。
ゆったり心地よい時間はあっという間に過ぎてしまいました。
ご自宅でもこの時間を思い出して、時々は自分と見つめる時間を作ってくださいね!

(わっち)

Todaiji Temple

2023.10.01 | 授業 | by Staff

外はどんより雨模様・・・。

Todaiji Temple

スタッフは、私の他は3人の男性。
このなかに雨男がいるのか!?と疑いつつ、授業「東大寺のこと、知っていますか ~若き僧侶が語り尽くします!~」にスタッフとして参加しました。

奈良ひとまち大学の授業には何度か従事していますが、今回は「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録されている世界的にも有名な東大寺を堀り下げて学ぶことができる授業ということで、当日までワクワクドキドキが止まらず♪♪でした。
「雨も滴るイイ東大寺!!」
いつもとはまた違った情緒ある雰囲気です。

Todaiji Temple

受付業務を済ませ、授業開始です。
まずは「勧学院」から授業がスタート。
東大寺には小さな頃から何度も訪れていますが、勧学院の中に入るのは初めてです!!
学校の机とイスが並べられ、懐かしい雰囲気を感じます。
そして、本日の先生は、平岡慎紹先生です。

Todaiji Temple

スタッフに聞くところによると、奈良ひとまち大学の先生をお引き受けいただくのは今回で2回目!
1回目の授業は、2018年11月の授業「大仏殿だけじゃない!東大寺再発見 ~二月堂で護摩焚にチャレンジ~」です。

さて、今回の授業の冒頭に平岡先生が仰った言葉。
「東大寺の歴史を2時間で語り尽くせる訳がない。」
1300年以上の歴史を持つ東大寺をたった2時間で語ろうなんて・・・本当にそうですよね!!
それでも平岡先生は、東大寺の歴史から華厳の教えを本当に分かりやすく、時には笑いも交えながらお話ししてくださいました。

Todaiji Temple

授業の様子は「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「東大寺の魅力を満喫」
https://nhmu.jp/report/40118

さて、勧学院でお話を伺った後は、大仏殿の拝観!
普段、一般の方が入堂するのとは違い、回廊から大仏殿の脇(真横)まで入らせていただき、平岡先生にご説明をいただきました。
大仏殿!!
いつも真正面から眺めていただけでしたが、真横からみる大仏殿は、その歴史の深さが刻まれているようでした。
さらに大仏殿の中に案内されると!!
まさか、大仏さまのお膝元(登壇)にまで上がらせていただけるなんて( ゚Д゚)
間近で観る・感じる大仏さまの魅力と迫力は、言葉では言い表せません。
こんな貴重な体験をさせていただき、今回スタッフとして参加できたことを本当に嬉しく思います。

Todaiji Temple

さてさて、大仏さまの魅力・迫力に余韻を残しながら、次は二月堂の参拝です。
この時点で時間がかなり押していて、先生もどうしたものか?!と迷っていましたが、学生のみなさんの「行きたい!!」の熱意に押されて、「時間過ぎてしまいますが、では今から二月堂に参拝しましょう」と言ってくださいました。

Todaiji Temple

二月堂と聞いてみなさん思いつくのは、「修二会」ですよね!
不退の行法として1250年余り一度も途絶えることなく続けられ、奈良に春を告げる伝統行事として有名ですね。
ほんと、久しぶりに二月堂の舞台に上がりましたが、ここから見る奈良市内もサイコーなんです。
本日は雨男さんのおかげで・・・ですが(^-^;

Todaiji Temple

そして、ここでもスペシャルなことが!!
なんと、二月堂の内陣に入らせていただけたのです!
お堂の中は薄暗く、静けさと暗闇のなかに灯るロウソクの炎がゆらゆらと厳かで、心が洗われるようです。

あっという間の2時間・・・いえいえ2時間半!
冒頭に先生が仰ったとおり時間が足りなさすぎる( ;∀;)
東大寺を満喫!?
いえ、東大寺の魅力を十分に感じ取れた授業でした。
第3弾の授業も検討していただけるとか・・・。
その時はまたスタッフとして従事させていただき、違った東大寺を見てみたいです。
平岡先生!!スペシャルな授業を本当にありがとうございました。

(てんてん)

初鹿

2023.10.01 | 授業 | by Staff

久しぶりに授業に従事しました。
今回の授業は、「愛したいし愛されたい!!WE LOVE 鹿! ~『奈良のシカ』をもっと知ろう~」。
奈良のシカをテーマにした授業です。
奈良ひとまち大学で鹿の授業をするのは、なんと今回で13回目なんですって!
私は奈良ひとまち大学に長く関わってきたつもりですが、鹿の授業はおそらく初めての従事なので、授業当日までテンションが上がりっぱなしでした。

初鹿

この授業は、前日の特別授業「おいしくておもしろいまちづくり ~コミュニティカレッジ×クラフトビール~」に参加していた全国のコミュニティカレッジに関わっている方の参加もありましたので、いつもの授業と違った雰囲気を感じました。
「いつもと違うってどういうこと?」って思われるかもしれませんが、説明するのは難しいので、授業の写真で感じてください。

初鹿

今回の授業は、一般財団法人奈良の鹿愛護会の石川周さんを先生にお迎えして、前半は奈良のシカの生態や奈良の鹿愛護会の活動内容などについてお話しいただき、後半は鹿の角のストラップ作りをして、最後は「鹿苑」の見学をしました。

初鹿

奈良のシカの生態については、自分の知らないことばかりで、これからの鹿との関わり方を深く考えさせられる内容でした。
先生のお話を聞いて、奈良のシカに対する知識がかなり深まったような気がしました。

奈良の鹿愛護会は、鹿の保護、人と鹿の事故を未然に防ぐための啓発、傷ついた鹿の救助・治療、死亡した鹿の収容など、多岐にわたる活動をしているとのことで、びっくりしました。
愛護会の方々の活動に感謝せずにはいられません。

後半は、鹿の角のストラップ作りです。
鹿の角でストラップ?
どんなストラップができあがるのかちょっと心配になりましたが、素敵なストラップが完成しました!

初鹿

ストラップを作っている最中に、本物のシカの角を触らせてもらいました。
鹿の角は想像以上に重く、中身もびっしり詰まっている感じでびっくりしました。

初鹿

最後は、鹿苑を見学して授業は終了となりました。

これから奈良公園で鹿を見ることがあれば、愛護会の方々の日頃の活動のおかけで、鹿が無事に過ごせているのだなと思うことでしょう。
今回の授業で、鹿に対する愛がさらに深まりました。
石川先生、ありがとうございました!

(じーあん)