奈良ひとまち大学

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ワクワクを形に

2024.01.28 | 授業 | by Staff

授業「ひとつのパンからはじまった物語 ~MIA’S BREADのこれまでとこれから~」にスタッフとして従事しました。
実はMIA’S BREADで授業をするのは3回目。
いつも人気の授業で、今回も5倍を超える申込があり、泣く泣く抽選をしました。

ワクワクを形に

それもそのはず、この授業は、奈良ひとまち大学アンケートの「おもしろそう!と思う過去の授業」第1位を獲得した授業なんです。
「アンケートって何?」と思った方は、こちらへ↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSchlGq854HSqSx-WhneBSYm-8gHuRhdRSl-JEFlGu9t7JSeiA/viewform
あなたがリクエストした授業が再度開催されるかもしれませんよ!

アンケートについて&この授業開催の経緯は、「ひとまちブログ」もご覧ください。
「あなたの物語を創ろう」
https://nhmu.jp/blog/info/17791

それでは授業の様子について報告しますね。
朝9時、準備のためにお店に行くと、お店は満席。
スタッフは店先で少し待つことに・・・。

ワクワクを形に

その間もパンを買いに来る人、カフェスペースで朝食を楽しむ人でMIA’S BREADの中はいっぱい。
パンの焼く香りが通りにまで立ち込めて、「お土産に何を買って帰ろうか?」なんて思ったりして・・・(笑)。

ワクワクを形に

授業は、まず店主・森田さんの話から。
森田さんがパンを作り始めたのは、ほんの息抜きだったそう。
それが、求められるまま作っているうちに本業になったんですって。
そしていろいろなパンを作ってみるようになったそう。

ワクワクを形に

見せてもらったレシピ本は、どれもとっても美味しそうで、美しい。
「“萌え断”って言葉ができるもっと前から私は断面にこだわってサンドイッチを作っていたんです」と森田さん。
「バンズはこれと決めてしまって、中に入れるものを美味しいもの、きれいに見えるものにこだわった」そうで、自分の一番情熱をかけたいところを大事にした結果、MIA’S BREADのパンができあがったそうなんです。

ワクワクを形に

私が一番印象に残った先生の言葉は、「選択に困ったとき、私は自分がワクワクすることを選んできた。迷ったときは自分の周波数に合わせてチューニングすればいい」というものでした。
かっこいい~~!!
「ワクワクする」というだけで選ぶのはなかなか勇気がいるけれど、こんなにも輝いている森田さんを見ると、ワクワクすることだからこそ頑張れるし、成功につながっていくのかなと納得しました。

ワクワクを形に

授業の後半では自分の夢を語るワークショップを行いました。
今回の授業には本物の大学生(笑)の参加も多く、それぞれから個性豊かな夢を聞くことができました。
「私も夢や目標をもって頑張らねば!」と再認識。
MIA’S BREADと学生のみなさんのこれからに幸あれ!

(たかねぇ)

ご縁としか言いようのないストーリー

2024.01.14 | 授業 | by Staff

1月14日、授業「僕が奈良で靴をつくる理由 ~シロクロ製靴の普段づかいの靴~」を開催しました。

授業の様子は「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「靴職人さんの人生と靴のお話」
https://nhmu.jp/report/40534
「普段づかいの靴ほど見つからなくて。。。」
https://nhmu.jp/report/40595

学生のみなさんたちの自己紹介からスタートしたのですが、受講のきっかけは、みなさん様々。
足のサイズに左右差がある、偏平足、足が小さい・大きいなど、足にお悩みを抱え、なかなかぴったりくる靴に出会えないと思っている方がとても多い印象を受けました。

ご縁としか言いようのないストーリー

さて、学生のみなさんの自己紹介の次は、今回の先生、シロクロ製靴 靴職人でオーダーメードインソールの製作もしている伊藤孝さんの自己紹介。
伊藤さんは栃木県黒磯市(現在は那須塩原市)のご出身。
同じく靴職人の奥さまが福島県白河市ご出身。
黒磯市の「黒」と白河市の「白」を合わせて「シロクロ」だそうです。
納得。

ご縁としか言いようのないストーリー

私が伊藤さんのお話で一番心に残ったのは、「ご縁って、あるんだなあ」ということ。
栃木県も福島県も奈良からは遠く離れた土地。
そんなおふたりが奈良に移住された理由。
なぜ奈良へ?
気になりますよね。

それは、広島の靴メーカーで働いていた伊藤さんが仕事を辞めるという選択をした際、栃木や東京のほうまで帰ろうか考えていた時に奥さまに言われた一言「せっかく広島まで来たのに、まっすぐ帰るのはもったいない」が、きっかけだったそう。
それから、移住したいと思う街を2人で5都市ピックアップして巡り、どこに住むか決めようとなった伊藤家。

ご縁としか言いようのないストーリー

古い街並みや落ち着いた街が好きだということで、倉敷・金沢・奈良などが案として挙がりました。
手始めに奈良を巡ろうとInstagramなどをチェックしていたところ、シロクロ製靴が入居する前に入居していたお店「旅とくらしの玉手箱フルコト」を見つけたそう。

ご縁としか言いようのないストーリー

そしてフルコトに実際に訪れたところ、大家さんとの話がトントン拍子に進み・・・ということで、倉敷や金沢などに行くことは結局なかったそうです。
ご縁のある場所や人というのは、こんな風にトントン拍子につながっていくものなのでしょうね。
なんて素敵なストーリーでしょう!

工房では、靴づくりの工程を一通り見せていただき、学生のみなさんも興味津々。
伊藤さんの人柄がそのまま工房や作品に表れている、とても温かで穏やかな空間でした。

ご縁としか言いようのないストーリー

(matsuo)

氷室神社での奉納パフォーマンスへ行ってきました

2024.01.01 | 授業 | by Staff

2023年12月24日。
クリスマスイブの日暮れ、奈良市黒髪山キャンプフィールドで行った授業「火を操るパフォーマーの人生 ~困難を乗り越えて表現したいこと~」に従事しました。

氷室神社での奉納パフォーマンスへ行ってきました

この授業の先生は、松葉真狐十(まこと)さん。

授業の準備をしていると、先生の車の中から黒い長い棒状のモノやスピーカー、格子状に組まれた鉄棒など、「いつもの奈良ひとまち大学」とは違う雰囲気の物品が次々と搬出されていきます。
しかも、オイルの匂いもプ~ンとしています。
「え?いったい何が起こるの?」
不安です。
そして、授業が始まり神秘的な音楽が流れ始めました・・・。

氷室神社での奉納パフォーマンスへ行ってきました

授業の様子は、「ひとまちレポート」をご覧ください。
「人の心を動かすファイヤーパフォーマンス」
https://nhmu.jp/report/40490

松葉先生の優しい笑顔と人柄が忘れらない授業でした。

氷室神社での奉納パフォーマンスへ行ってきました

で、今回のブログの本題はここからです。
2023年12月31日。
「紅白歌合戦」が終わり、「ゆく年くる年」の除夜の鐘の音を聞きながら、お蕎麦を食べておりましたら、新しい1年が始まりました。

明けて、2024年1月1日。
深夜0時30分。
冬の深夜にもかかわらず、外は思ったほど寒くありませんでした。
ちなみに私の実家から氷室神社までは徒歩25分。
初詣に向かう人も小雨のせいか少なくて、歩きやすかったです。

実は、松葉先生が授業の最後に、「お正月に氷室神社で奉納のファイヤーパフォーマンスをするんで是非!」とおっしゃっていたのです。
行ってまいりましたよ。

0時55分、氷室神社に到着。
先にお参りを済ませて、1時ジャスト!

四脚門(よつあしもん)を入り、西側のスペースで準備万端の松葉先生にご挨拶。
奉納直前に動画撮影の許可をいただいて、スタンバると、あの聞き覚えのある神秘的な音楽が流れてきました。

氷室神社での奉納パフォーマンスへ行ってきました

この音楽は「祝詞いろはうた」です。
徐々に人だかりができ、松葉先生のファイヤーパフォーマンスが始まりました。
暗闇のなか、炎が神秘的に動き始め、みんな松葉先生に釘付けです。

氷室神社での奉納パフォーマンスへ行ってきました

小さい頃から辛い家庭環境のもとで育ってきた松葉先生は「極度の人見知り」だったそうですが、表現者となった今では、「パフォーマンスを通じて人と繋がる喜びを伝えたい」と、この活動を続けておられます。
奈良ではなかなかファイヤーパフォーマンスは受け入れてもらえないとのことですが、今後、松葉先生のパフォーマンスを見ていただける機会が増えればよいなと思います。

(さとちん)