奈良ひとまち大学

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知れば知るほど、すごい!小さな蔵から生まれる醤油

2015.07.08 | 授業info | by Staff

京終駅から少し北に戻ると、レンガ造りの趣のある建物が見えてきます。
そこは、奈良で約150年間続く、天然醸造醤油の「イゲタ醤油」で有名な井上本店。
蔵の中は、香(かぐわ)しい醤油の香りに包まれています。
7月25日(土)の授業「奈良で生まれるこだわり醤油 ~日々研鑽、のものづくり~」の教室です。

知れば知るほど、すごい!小さな蔵から生まれる醤油_1

この井上本店のウリはなんといっても・・・
その1
国内産の大豆と小麦、そして無添加・蔵付き酵母による天然醸造!
その2
最低でも1年半、通常でも2~3年の醗酵・熟成を経て製品化されている!
大手メーカーの約4倍もの時間をかけて作られているお醤油なんですよ。
その3
夏に欠かせないそうめんつゆを作ることができる!
これは、すごい実力を持っていることになるんですよ!!!
大手メーカでは、クリーンルームなどの中で作られているめんつゆ(実は大変難しい)。
ここ井上本店には、微生物と専門的に向き合う吉川社長夫妻がいるから、できる技なんです。

知れば知るほど、すごい!小さな蔵から生まれる醤油_2

これだけでも、どきどき・わくわくしてきません?
どんな味なんだろう、どんな香りなんだろう、どんな蔵なんだろうと・・・。
“かっぱ”は打合せに行った時、しぼりたての醤油というか、まさに今!ここで!!しぼっています!!!という醤油を味見させていただきました。
その味は・・・(と、ここから先はぜひ授業で、みなさんの五感で楽しんでください)。
“かっぱ”的には、しばらく言葉を発することができませんでした・・・。

知れば知るほど、すごい!小さな蔵から生まれる醤油_3

すごい蔵が奈良にあったんだと感動していたら、井上本店の凄さはまだまだ続くのです!
それは、廃棄物ゼロの醤油作り。
醤油を作る過程で搾りかすや油が出てくるのですが、廃棄物ゼロのために、どんな工夫が行われているのでしょうか・・・。

知れば知るほど、すごい!小さな蔵から生まれる醤油_5

醤油の世界だけでなく、そこから先の世界にも魅せられる、井上本店の授業。
先生は、とにかく醤油作りに対して熱い信念を持っている、代表取締役社長の吉川修さん。
打合せをしていて、情熱がビシビシと伝わってくる方でした。

知れば知るほど、すごい!小さな蔵から生まれる醤油_4

そうそう、7月1日の産経新聞の朝刊「まちの近代化遺産」に、井上本店のレンガ造りの建物が紹介されていました。

新聞記事
知れば知るほど、すごい!小さな蔵から生まれる醤油_6
記事はこちら→ 産経新聞朝刊「まちの近代化遺産」抜粋

小さな蔵の持つ潜在的な力と情熱に、出会いに来ませんか?
みなさんのお申込み、お待ちしています。
http://nhmu.jp/class/22480

(かっぱ)

文字が伝えるモノ☆

2015.06.30 | 授業info | by Staff

スクリーンに映し出された、こ~んな特徴的な文字。

文字が伝えるモノ☆_1

どこかで見たことのあるような・・・あまり日常では見ないような・・・(^_^;)
パソコンで出力したかのような整ったこの文字ですが、「寄席文字」と言われる文字で、すべて手書きです。
この寄席文字は、江戸時代から続く縁起文字!!
で、主に落語の看板や「めくり」などに使われています。
見よう見まねでは習得できないこの文字のプロは「寄席文字書家」と呼ばれ、とても限られたごく少数の方々です。

みなさんは、そんな厳しい世界に奈良から飛び込んだ1人の女性がいることをご存知でしょうか。

文字が伝えるモノ☆_2

普通の主婦として日々を過ごしていたその女性は、子育てと家事をこなし、このまま私の人生終わるのかな~なんて思っていたそんなときっ!!
ふと目にした笑点のカレンダーに、ビリビリビリ・・・と心奪われたそうです(@_@)

初めて寄席文字の存在を知り、即、橘流家元 橘右近師匠に弟子入り(笑)。
現在は、師匠からもらった「橘右佐喜(たちばなうさぎ)」という名で、主に関西を中心に活躍している初の女性寄席文字書家です。

7月25日(土)は、この橘右佐喜さんを講師に迎え、「文字が変えた、私の人生 ~女性初の寄席文字書家!~」を開催します(^O^)

こちらっ!!見覚えありませんか?

文字が伝えるモノ☆_3

そう、2015年3月の授業「ならまちで出逢う、落語の世界 ~落語×奈良のまちづくり~」の教室、奈良町落語館で使われている「めくり」も、実はっ!!
橘右佐喜さんが書いたものなんですよ(^^)v

寄席文字を学ぶなかで「文字」の魅力にとりつかれた橘右佐喜さん。
現在は伝統を守る寄席文字に加え、筆法にとらわれない独自のオリジナル文字「あそび文字」も楽しんでいるそうです♪
今回の授業では、そんなあそび文字をみなさんに体験していただきます。
一緒に文字の魅力や文字が伝えるモノを感じてもらえたら・・・と思っています。

今回の授業開催にあたり、特別に書いてくださった寄席文字がこちら↓↓↓

文字が伝えるモノ☆_4

我が家の家宝に・・・仲間入り(^-^)
いやいやいや・・・これは奈良ひとまち大学のために書いてくださった貴重なモノなので、奈良ひとまち大学のものになるのか・・・(/_;)ガーン
なんか橘右佐喜さんの字を見ていると惚れ惚れしてしまう“ピョニー”でありました(*^_^*)

みなさんのお申込みをお待ちしていますヽ(^^)ノ
http://nhmu.jp/class/22478

(ピョニー)

大文字 大きさも日本最大級!

2015.06.26 | 授業info | by Staff

「奈良の夏の風物詩」と言えば、「奈良大文字送り火」!
毎年8月15日に、高円山から赤々と夜空に浮かぶ「大」の文字。
誰もが一度は麓から眺めたことがあるのでは?

「大文字送り火」と言うと、ついつい京都五山の送り火を連想してしまうかもしれませんが、奈良大文字送り火は京都に負けていません!
と言うより、京都にはないものがあるんです!!

その1
「大」の字は、京都の「大」より大きくて、日本最大級!
(これは、少し前まで自分も知らなかった!)
麓から見ていると、あまり大きさを意識することはないのですが、その大きさたるや、1画目109m、2画目164m、3画目128m(京都より大きい!)!!
実際に現地で歩いてみると、その大きさや文字のカタチを感じることができますよ。

大文字 大きさも日本最大級!_1

その2
8月15日には、点火前に春日大社境内の飛火野で慰霊祭が行われています。
同じ祭壇に向かって、春日大社の神職による神式の慰霊祭と、約30の寺の僧侶による仏式の法要が行われているんです。
これは、全国でも大変珍しい姿なんですよ。
まさに奈良ならではの「宗派を超えて平和を祈る」という気持ちの表れなんでしょうね。

大文字 大きさも日本最大級!_5

そんなにスゴイ!奈良大文字送り火。
8月15日の送り火をもっと楽しみたい!ということで、7月26日(日)の授業「夏恒例、日本最大級!の大文字 ~奈良大文字送り火の楽しみ方~)」では、特別に送り火の火床にご案内していただきます。
諸般の事情で登り口はあまり公にしていないので、下見を行った際も、「あれっ?ここが登り口なの!?」というくらい、通り過ぎてしまうようなところ・・・。
登り口からは、山道を登ること約25分。
いい汗をかいたころで、突然、緑の草のなかに火床が出現!
そして、絶景かな!!

大文字 大きさも日本最大級!_3

ちなみに、火床から眺める奈良の街並みは、若草山からの展望とはまた違った角度で望むことができます。
春日大社・東大寺・興福寺・平城京などの見え方や、街並みの違いも楽しむことができます。
若草山からは見えない方向もあるので、これは見逃せません。

大文字 大きさも日本最大級!_2

ちょっとのぼり坂が急な所もあるのですが、登って後ろを振り向いたら、そんな疲れは吹っ飛びまっせ!

※ただ、思った以上に斜面が急なので、景色の良さについつい見とれてしまって、気を抜いて転がらないように気をつけてくださいね。

大文字 大きさも日本最大級!_4

山の上では、眺望を楽しみ、大文字に思いを馳せたり、奈良大文字保存会の田中さんより、その歴史や見所などを聞いて、今年の奈良大文字送り火の楽しみ方を見つけてくださいね。

お申込みお待ちしております!!
http://nhmu.jp/class/22482

(かっぱ)