奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

ふたたび、春日山原始林へ!

2020.08.26 | 授業info | by Staff

実は、今年度は奈良ひとまち大学開校10周年!
せっかくだから今まで人気のあった授業をふたたび開催して、学生のみなさんにも楽しんでもらおう~!

ふたたび、春日山原始林へ_4

てな感じで、いろいろと企画しておりましたところ、世の中が様変わりしました。
慣れない環境に「新しい生活様式」。
さまざまな情報がものすごい勢いで流れています。
普段、私たち奈良ひとまち大学スタッフが勤務している公民館も、臨時休館。
年度初めの4月が過ぎ、5月が過ぎ・・・6月も過ぎました。

そして実感がないまま真夏になりました。
「えっ?夏!?」みたいな感じになったのは私だけですかね。
奈良ひとまち大学の授業は、ようやく7月から感染症対策を講じた上で開催できる運びとなっています。
私も7月の授業に従事しましたが、参加している学生のみなさんが生き生きと学んでいる姿を見て、「やっぱりいいもんだなあ」としみじみ感じていました。

ふたたび、春日山原始林へ_5

さて、今回お知らせする授業は、2018年4月の授業「未来へ繋ごう、春日山原始林 ~ぼくが奈良の自然を好きな理由~」のリバイバル授業!
9月27日(日)の授業「開校10周年記念!リクエスト大会Vol.9 歩いて考える、奈良の自然のこと ~大切なものを守るためにできること~」です!!
http://nhmu.jp/class/34448

春日山原始林は「古都奈良の文化財」のひとつであり、春日大社の神域だったため、ほとんど人の手が入ることがありませんでした。
そのため、日本古来の生態系を維持している珍しい森です。

ふたたび、春日山原始林へ_1

もちろん今回も、先生は「春日山原始林を未来へつなぐ会」の事務局長であり、春日山原始林をフィールドにオーダーツアーや森の魅力を紹介する「BOKUNARA」を主宰されているスギヤマタクジさん。

ふたたび、春日山原始林へ_2

みなさんと一緒に森を歩き、スギヤマさんの活動のことや春日山原始林のことをお話ししていただきます。
自然のなかを歩いてフィールドワークをするって、やっぱり気持ちいいものですよ!

ふたたび、春日山原始林へ_3

そして、お願いをここで伝えさせてください。
今回は屋外での授業となりますが、みなさんの安全、そして感染症拡大防止のために、マスクを着用の上ご参加ください。
とはいえ、まだまだ暑いかもしれませんので、お互いの間隔を十分取ったうえでマスクを外して休憩したり、水分補給したりしましょう。
そして雨天決行ですので、万が一雨が降りそうなときは雨具をご持参くださいね。

ぜひぜひ授業にお申込ください、お待ちしております!
http://nhmu.jp/class/34448

(せとやん)

田原地区最古の茶園を訪ねよう!

2020.08.07 | 授業info | by Staff

みなさ~ん、お茶を飲んでいますか?
今では、ペットボトルのお茶が主流になっていて、美味しそうに飲んでいる姿をよく見ますね。
喉の渇きにひと口のお茶。
スッと体に入ってリフレッシュ。
いやいや、ペットボトルのお茶の宣伝をしたいのではなく・・・。

みなさんは、お茶の発祥の地はどこかご存じですか?
奈良なんですよ!!
始まりは、1200年以上前に弘法大師が中国からお茶を持ち帰ったことに遡ります。
奈良のお茶は「大和茶」と呼ばれ、田原・月ヶ瀬・都祁など、大和高原と言われる標高400~500mの高冷な地域で栽培されています。
朝晩の寒暖差が大きく、山に囲まれ日照時間が短いといった厳しい自然条件のなかで栽培されるため、お茶自体に深みのある味わいで、カテキンも多く含まれていると、評判になっています。

みなさ~ん、お茶を飲んでいますか_1

今回、8月23日(日)の授業「開校10周年記念!リクエスト大会Vol.8 すごすぎる!大和茶とお茶文化 ~田原地区最古の茶園を訪問~」で訪れる竹西農園は、近鉄奈良駅からバスに揺られること30分余り、バスを降りると田んぼと茶畑が目の前に広がります。
なんだか懐かしい風景が眼に飛び込んでくるのです。
バス停から山に向かって10分ほど歩くと、おしゃれな木造のカフェ「遊茶庵」が見えてきます。

みなさ~ん、お茶を飲んでいますか_2

竹西農園のすごいところ!!

その1
田原で最古の茶園としての記録が残る。
最古ですよ!
現当主で5代目、約190年続く茶農家さんです。
190年前って江戸時代末期。
その頃から田原でお茶を作っていたんですね。

その2
1995年から無農薬有機栽培のお茶作りに切り替えて以来、農薬や除草剤を使わずEM自然農法による土壌作りをしている。
そう、体に優しく、自然にも優しく、安全・安心なお茶なんです。

その3
茶畑からの絶景!茶畑と棚田と遠くに生駒の山々が一望できる。
茶畑は、標高400~500mに位置しています。
カフェ「遊茶庵」から少し距離がありますが、最後の急坂を登り切って振り向くと、その絶景を見ることができます。

みなさ~ん、お茶を飲んでいますか_3

授業では、竹西農園の無農薬茶葉へのこだわりについて話を伺ったり、標高約500mに位置する茶畑を見学しに行ったりします。
山のてっぺんから見える景色は素敵です。
が、そのために急坂を登ります!
かなり急!です。
“かっぱ”が言うから間違いないです。

そして、1人1つの茶器を用いて、美味しいお茶の淹れ方を学びます。
竹西農園の美味しい大和茶を自分で淹れて楽しむことができる・・・幸せな時間ですよ。

竹西農園の肥沃な大地で作られる大和茶。
田原の長閑(のどか)な風景に溶け込みながら、素敵な時間を過ごしませんか。

みなさ~ん、お茶を飲んでいますか_4

お申込お待ちしています。↓
http://nhmu.jp/class/34252

(かっぱ)

コロナウイルスと夏バテに打ち勝とう!

2020.07.28 | 授業info | by Staff

長かった梅雨が、ようやく明けそうですね!
外に出て夏を満喫しようにも、新型コロナウイルスのせいであちこちのイベントが相次いで縮小や中止に追い込まれています。
このやりきれない気持ちをどこにぶつけて良いのやら・・・。
奈良ひとまち大学の授業が無事に開催できるよう祈るばかりです。

さて、8月30日(日)の授業「ココロとカラダを整える薬膳のカフェ ~奈良の薬草を味わってみよう~」のご案内です。
夏と言えば、あまりの暑さに冷たいモノを摂り過ぎて、身体がだる~くなったりしますよね。
そんな時に、その日の体調に合った食材を選んでくれるカフェが法蓮町にあります。
その名は、薬膳カフェ「POWER OF FOOD」。

コロナウイルスと夏バテに打ち勝とう

今回の授業の先生は、オーナーの吉田奈麻さん。
吉田さんは、主婦業のかたわら薬膳を学び始め、心身の不調に悩み苦しむ人を1人でも減らしたいとの思いから、2015年3月にPOWER OF FOODをオープンしました。
お店では、奈良伝統の薬草である大和当帰の葉を使った薬膳のメニューが人気で、吉田さんも大和当帰を普及すべく、様々な形で宣伝活動を続けています。

コロナウイルスと夏バテに打ち勝とう

この「当帰」は、根の部分が婦人病などに効果のある漢方薬として現在も処方されています。
古くは推古天皇が統治していたころから用いられていたとされ、奈良伝承の薬草なのだそうです。
その後、日本各地の薬園で栽培されていましたが、特に大和当帰は上質とされ、とても評価が高かったとのこと。
しかし、栽培に手間がかかることから、最近では奈良と和歌山の両県境にわずかに栽培されているだけとなり、衰退傾向にあったそうです。

コロナウイルスと夏バテに打ち勝とう

しかし、2012年に当帰の葉の部分が「非医」扱いとなったことから再び注目され始め、大和当帰の葉の天ぷらやお茶、和洋菓子などの食用の他、アロマや化粧品など、現在、次々に新しい商品が開発されています。
詳しくは、奈良県「大和トウキ総合PRサイト」↓↓をご確認ください。
http://www3.pref.nara.jp/sangyo/yamatotouki/

授業では、吉田さんの薬膳との出会いや開店経緯を伺う他、カフェメニューである大和当帰茶の飲み比べや、大和当帰の生葉の試食もしていただく予定です。
↓↓こちらの大和当帰の粉末を使ったシフォンケーキも、当日試食していただきます。

コロナウイルスと夏バテに打ち勝とう

そしてこちらは、大和当帰料理のレシピ本。
吉田さんが、野菜を食べるようにもっと手軽に大和当帰を料理に取り入れてほしいという思いで制作されたそうです。
このレシピ本は有料なのですが、今回の授業に参加された方には、大和当帰料理のレシピを特別に教えてくださるとのことですよ!

コロナウイルスと夏バテに打ち勝とう

今、注目の大和当帰を十二分に体験できるまたとない機会!!
ぜひ、ぜひ、お申し込みください。
※新型コロナウイルス感染症の影響で紹介した授業内容や飲食の内容が変わる場合があります。
どうかご了承をお願いいたします。

申込はこちら↓↓
http://nhmu.jp/class/34257

(もじゅ)