奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

お店を続ける思い

2023.07.29 | 授業 | by Staff

7月29日、うだるような暑さのなか、授業「爆盛り激安なカレーのおはなし ~喫茶田川のこれまでとこれから~」を行いました。
教室は喫茶田川。
奈良県文化会館から北へ徒歩3分ほどの場所にあります。

お店を続ける思い

教室に到着すると、喫茶田川は営業中のため少し待機。
カレーの美味しそうな匂いが漂っていました。

お店を続ける思い

頃合いをみて準備を開始。
学生のみなさんが迷わず教室に辿り着けるようにと、サポーターさんが汗だくになりながら、のぼり旗を持って立ってくださいました。
暑いなか、本当にありがとうございます。

お店を続ける思い

今回の先生は、喫茶田川2代目店主の岡部綾子さん。
先代であるお父さんが亡くなられてからは、お母さんとスタッフさんの2人でお店を続けていました。
しかし、お母さんがお年を重ねられたこともあって、先生もお手伝いを始めたそうです。

お店を続ける思い

授業の様子は、「ひとまちレポート」をご覧ください。
「変化の激しい時代に、いつも変わらずそこにあるもの」
https://nhmu.jp/report/39856

授業が始まり、学生のみなさんに、この授業に参加した理由をお伺いすると、「カレーを食べに週に2~3回来るけど店主とお話しする機会がなかったので」「お店の背景について聞いてみたかったから」「美味しいカレーの作り方について秘訣やコツを知りたいから」などなど。
理由は様々でしたが、みなさんとても楽しみにされている様子でした。

お店を続ける思い

先生からは、大阪で出会って結婚したご両親が喫茶田川を開業し現在に至るまで、その過程での苦労した点や、2代に渡ってお店を継続する理由などを、赤裸々に語っていただきました。
先生の話が少し詰まりそうになると、お隣に居る先生の息子さんがフォローを入れてくださいます。
母と子の思いやりあふれる掛け合いに心がほっこりしました。
ちなみに店名の喫茶田川は、先生のお父さんが福岡県田川市出身だからだそうです。

楽しいお話に続いて、お待ちかねのカレーの実食。
初めて中盛りを頼んだ学生さんは、その量にビックリ!
ちなみにごはんの量を量ったことはないそうですが、小盛りで500グラムかなぁと仰っていました。
凄い量です!

お店を続ける思い

味変用として、にんにくソースとにんにく醤油が用意されていました。
学生さんからは「にんにく醤油の方が美味しい」という声を聞きましたが、実際に食べ比べしてみないとわかりませんので、日を改めて食べに行こうと思いました。

お店を続ける思い

食後には乳酸菌飲料が手渡されます。
カレーを食べた後にスッキリしてもらえたらという先生の思いが詰まっています。
ありがたいですね!

お店を続ける思い

最後にまとめ。
立ち退きがあったりしたなかで、2代にわたりお店を継続してきた理由とは。
先生曰く「常連さんがいるから」「先生のお母さんの生きがいだから」だそう。
また、先生が感じる奈良の良いところは「みんなあったかい」「ゆったりしている」ところだそうです。

授業を終え、あらかた片付いたところで先生に質問。
「正面に飾っている写真の可愛い子はどちらさまですか?」と尋ねると「息子です」と笑顔でお答えくださり、息子さんは照れ笑いをされていました。

お店を続ける思い

ご家族の素敵な様子にも触れることができ、心温まるひとときになりました。
ありがとうございました。

(おかちゃん)

好きなことを仕事にするって!?

2023.07.28 | 授業info | by Staff

8月26日(土)の授業「食堂の店主は行政書士!? ~5つの仕事ができちゃう理由~」のご案内です。
今回の授業の先生である奥本さんは、授業のタイトルどおり、「とんかつ店」「銀河食堂」「行政書士」「キッチンカー」「本の執筆」という5足の草鞋を履く、エネルギー溢れるパワフルな人です!(^^)!

好きなことを仕事にするって

そんな奥本さんとの出会いは約7~8年前、奥本さんがダンスチームを作って生涯学習センターで活動していた頃に遡ります。
窓口で他愛もない会話をするうちに、奥本さんから「今度、お店をするんで食べに来てくださいね~」とチラシをもらったのですが、そのお店が「銀河食堂」でした。
そして、その話のなかで私が「銀河で思い出したんですけど、以前、仕出し弁当の『とんかつぎんが』っていうお店があって、美味しくてよく食べてたんですよ」と言ったら、奥本さんが「それ親父の店です(^-^;)」と言って、びっくりしました。

好きなことを仕事にするって

そしてその時、「跡を継げばイチからするよりプレッシャーがないからいいのに・・・」というようなことを言ってしまいました。
奥本さんはこの時「それはそうなんですけどね~」と言って、何とも言えない表情というか、とんかつぎんがをそのまま継ごうと思っている感じではなかったので、余計なことを言ってしまったなと思いました。
私としては、あんなに美味しくて評判の良いお店だから続けてほしいと思ったし、何より既に太筋のお客さんもいるんだから・・・と思ってのことですが、今から思うととても失礼なことを言ってしまったと反省しています。
奥本さんには、この時のことを覚えているか聞いていませんが、恐らく授業のなかで話が出てくると思いますので、当時の奥本さんの心境についてお聞きしたいと思います。

さて、それから約5年ぶりにお会いしました。

好きなことを仕事にするって

インスタグラムやツイッターで奥本さんがどんなことをしているのかは知っていましたが、私が知っていたのは「とんかつ店」「銀河食堂」「行政書士」までだったので、「キッチンカー」と「本の執筆」までされているとは、本当に驚きでした!(^^)!

好きなことを仕事にするって

そんな奥本さんに、今回は「働くということ」と「夢と仕事」という大きな2つのテーマでお話を聞きたいと思います。
人は生きていくために仕事をしてお金を稼ぎますが、好きなことを仕事にしている人、仕事はお金を稼ぐためで本当にやりたいことは趣味にしている人など、いろんなパターンがありますよね。
奥本さんは、次のように話していました。
「好きなことを仕事にする」ことと「好きな仕事だけをする」は大きく違う。
一見、自分は次々と夢を実現している人のように思われるかもしれないが、自分ではそうは思っていないし、すごくもなんともない。
思うように生きること、生きるために働くこと、どちらも難しい。
僕は、前者を人にお勧めすることはできない。
それでももし、思うように生きることを選びたいという人がいるなら、自分の経験のなかから役に立ちそうなことをお話ししたいと思う。

授業では、奥本さんが今後、力を入れていきたいと言うキッチンカーがお目見えします!(^^)!
キッチンカーで作る揚げたてドーナツを食べていただきますので、乞うご期待!!

好きなことを仕事にするって

そして今回の授業の教室は田原公民館。
なぜ?と思った方も多いと思いますが、これには奈良が大好きな奥本さんの思いがあり、ドーナツとも深い関係があります。

好きなことを仕事にするって

このあたりの話も、授業でお聞きしたいと思います(^^♪
ぜひお申込ください!
申込はコチラ↓
http://nhmu.jp/class/39764

(おーちゃん)

音楽の力が世界を変える!?

2023.07.23 | 授業 | by Staff

私が勤務している公民館で活動している音楽のグループの会員のご子息が、本日の授業「世界の子どもに届ける音楽 ~僕とワールドシップオーケストラのこと~」の先生の農澤明大(のざわあきお)さんということで、お父さんに似ているのかなーなんてワクワクしながら教室へ向かいました。

教室内でスタンバイしてくださっている1人の男性。
今回の授業の担当者“たかねぇ”に紹介され、先生にご挨拶。
「お顔は・・・あまり似ていない・・・かなぁ」なんて心の中でつぶやきながら、暑いなかお越しくださる学生のみなさんをお待ちしていました。

音楽の力が世界を変える

授業が始まると、先生から自己紹介・・・の前に、学生のみなさんへ先生から質問が。
「なぜ今日参加しようと思ってくれたのか、手を挙げて教えてください。」
「ワールドシップオーケストラの活動に興味があって参加してくださった方ー?」
・・・(パラパラと手が挙がる)
「音楽が好きな方ー?」
「はーい」(全員が挙手)
なるほど、みなさんは音楽が好きなんだ!と納得。
先生も「なるほど!」と納得されているようでした。

音楽の力が世界を変える

授業の様子は、「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「7月23日(日)の授業に参加して」
https://nhmu.jp/report/40177

先生とバイオリンとの出会いは、幼稚園のころ。
幼稚園にバイオリンを弾きに来る人を見て「ぼくも弾きたい!」と思ったのが始まりだそうです。
今日も先生のバイオリンの演奏を聴かせていただけると楽しみにして来ました。

音楽の力が世界を変える

先生の自己紹介のなかで、ご両親に触れる一幕がありました。
ご両親は忙しい方で、特にお父さんとはあまり会話もしてこなかったが、ふと気づくと同じ音楽の道を歩んでいる、と。
意識していなくても、親の背中を見て子は育つものなのですかね~。
なんだか素敵です。

さて、本題である先生の活動「ワールドシップオーケストラ」についての話では、先生の想いや活動のめざすものなどを聞かせていただきました。
活動のきっかけは、音楽大学3回生のときに起こった、東日本大震災。
これが人生を変えた大きな出来事だったそう。
音楽で自分に何かできることはないかと考え、同級生のシンガーソングライターの氷置さんとともにJR奈良駅前で路上チャリティーライブを行うなかで、「社会と芸術をどうつなげるか」というアートマネジメントや途上国の教育普及について考えるようになったそうです。

音楽の力が世界を変える

ワールドシップオーケストラは、参加者(音楽家)が費用を負担して、海外に演奏を届けに行くという活動で、オーディションを行って参加者を決定するほどの人気ぶり。
活動を通して得るものが大きいということなのだと思います。
純粋に音楽を楽しむ人たちが集まり、演奏を届けることで、ご自身も音楽に救われているのかもしれないなと感じました。
このワールドシップオーケストラの活動については、みなさんからたくさんの質問があり、あっという間に授業の終了時刻となりました。

最後に先生から、「環境のせいとか、『○○のせい』とできないことを並べていても、何も変わらない!道を切り拓くのは自分自身だ」という強いメッセ―ジをいただきました。
これからも素敵な音楽を世界中に届けてほしいなと思います。

(ピョニー)