奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

たじたじ

2018.03.24 | 授業 | by Staff

朝はまだ少し寒いですが、今日の授業「仏の道を歩むドイツ人僧侶~仏教と私、そして興福寺のこと~」は本当に、これ以上のない晴天に恵まれました。
今年の桜は早いと言われていましたが、興福寺の境内は、まだほとんどが蕾といった感じでしょうか・・・。
今日の晴天で、一気に春がやって来そうな、そんな天気です☆

たじたじ_1

ひとまちブログ「緑と未来を感じる授業」で雨女と言っていた“せとやん”も同行しましたが、全然影響なかったですよ~。
4月22日(日)の授業「未来へ繋ごう、春日山原始林~ぼくが奈良の自然を好きな理由~」もきっと大丈夫!!
参加希望のみなさまも一緒に祈りましょう☆彡

さて、今回“もじゅ”は、奈良ひとまち大学ののぼり旗を持って受付場所へ誘導・案内をする担当です!
最近、外での案内の担当をすることが割と多いのですが、奈良公園周辺で旗を持って案内していると、いつも外国人の方に声かけられないかドキドキします。

たじたじ_3

今回はなかったのですが、前回は、「Take a picture?」と言われ、かろうじて理解できたので写真を撮りましたが・・・。
喋れないからと言って、「I can’t speak english.Sorry.」とスパッと言えればいいのですが、なかなか言えない。

さてさて、今回はドイツ人の僧侶・Saile 暁映さんによる講演と、南大門からの伽藍の見学、そして東金堂内の見学という内容です。
講演では、流暢な日本語で、私が30年以上生きてきて一度も聞いたことのないような日本語もスラスラとお話されるSaileさん。
少しお話を聴いただけで、親しみやすい素敵な方だなぁ・・・という印象でした。
「I can’t speak english.」と言っちゃいたい自分とは器が全然違うわ(汗)。

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Saileさんが仏教に興味を持ったのは、大学の時に東洋思想について学んでいたときだそうです。
奈良の仏教の研究は、他には誰もやっていないだろう、ということがきっかけだっただそうです。
今こうして僧侶の立場で奈良の魅力をお話しいただけるなんて、素敵な巡り合わせですね。

また、興福寺の五重塔の上にある相輪に雷が落ちて、他の建物に火が移り全焼したというお話のなかでは、そういった建物がほとんどない欧米から見ると「そりゃ、こんな避雷針のような形をした建物だったら雷も落ちるよ」って突っ込んでおられたのが新鮮でした。

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外国の方から見た奈良のお寺(興福寺)というテーマでのお話でしたが、日本・奈良に来て、Why?japanese people?という部分もたくさんあったでしょうね。
文化のギャップを楽しんでいるような、そんな興味深いお話をたくさんしていただきました。

授業の様子は「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「仏の道を歩むドイツ人僧侶を受講して」
http://nhmu.jp/report/30017
「意外なご縁で奈良の地に!ザイレ暁映さんとは一体?」
http://nhmu.jp/report/30083

またひとつ、奈良のお寺の楽しみ方を学んだ素敵な授業でした。
Saile先生、本当にありがとうございました。

(もじゅ)

あふれる奈良愛が貴方にも私にも

2018.03.10 | 授業 | by Staff

今回の特別授業「河瀨直美、愛する『奈良』を語る。~奈良から世界へ発信する映画監督~」は、中部公民館の5階ホールが教室となりました。

あふれる奈良愛が貴方にも私にも_2

ホールの照明がLEDになって明るくなりましたが、気づいていただけましたか。
とは言っても、初めてご来場の方も多かったですし、ふだん中部公民館を利用している人も、天井を見上げても「うーん、わからない」って人も多いです。
実は、冬が始まる頃から次々と電球が切れて、「これじゃあホールが使えない!」ってところまで進んでいました。
河瀨直美監督をお迎えしての特別授業が明るくなったホールで開催できて、「本当によかった」と中部公民館の職員一同、安堵しておりました。

あふれる奈良愛が貴方にも私にも_1

受付の前には、奈良ひとまち大学のこれまでの道のりがまとめて展示してありましたが、みなさんご覧になりましたか。
1人でも多くの奈良ひとまち大学の学生さんに「このあたりから参加してる!」「こんなのもあったんだ!」なんて見てもらえてるとありがたいです。
作ったのは私じゃないんですけど。

あふれる奈良愛が貴方にも私にも_3

ところで、今回は受付を担当していましたが、初めて参加される方に学生証を発行するので、再発行の方も含めるとすごい数でした。
受付のテーブルが3つもありましたから。
ご参加への感謝の気持ちを込めてお渡ししていましたが、数人の方から「こんなかわいい学生証を作ってもらえるんですね」と声をかけていただきました。
喜んでいただけたようで、ありがとうございます。
これも作っているのは私ではありませんが、担当者はきっと嬉しいと思いますので、この場を借りてご報告。

あふれる奈良愛が貴方にも私にも_4

この特別授業の広報が始まってから募集の〆切日まで、公民館のいたるところに河瀨監督のポスターが貼ってありましたから、実物の河瀨監督をひと目見た時に、懐かしさすら感じたのは私だけでしょうか。
なんだか旧友に会ったような感覚でした。

あふれる奈良愛が貴方にも私にも_5

世界で活躍なさっているのに、不思議と身近に感じられる河瀨監督の言葉からあふれる奈良愛。
私も奈良に住んでて良かった~と、学生のみなさんと一緒に温かい気持ちになれた授業でした。

授業の様子は「ひとまちレポート」をご覧ください。
「『河瀨直美、愛する〔奈良〕を語る。』を受講して」
http://nhmu.jp/report/29939
「側にある幸せ。」
http://nhmu.jp/report/29950
「河瀨監督が教えてくれた奈良、再発見」
http://nhmu.jp/report/29974
「奈良で映画をつくり続ける」
http://nhmu.jp/report/29997

みなさん、これからも続々と企画されていく奈良ひとまち大学の授業に参加して、かわいい学生証をどんどん活用してくださいませ。

(和の美)

作り手の思いを使い手へ

2018.03.03 | 授業 | by Staff

3月3日、ひな祭り!
久しぶりに、授業「手紡ぎ手織りの麻織物、奈良晒 ~古き良き手仕事の魅力を発信~」にスタッフとして参加しました。

本日の教室は、三条通にある麻布おかい 奈良店。
教室に到着すると、入口には薄紫色のとっても素敵な暖簾がかけられていて、さすが麻布屋さんの入口って感じ!

作り手の思いを使い手へ_1

お店の中に荷物を搬入させていただくと、なんとも言えない素敵な色&風合いの麻製品の数々!
天井が吹き抜けになっているせいか、店内が広く感じ、そのなで麻製品ひとつひとつに目に留まるように陳列されていて、とってもオシャレ!
準備を忘れ、思わず見とれてしまいました。

作り手の思いを使い手へ_2

のぼり旗とプロジェクターをセッティング。
椅子を並べ、その上に資料もセットし、準備万端!
と思っていると、ここで忘れ物、発覚!
先生にお出しする大和茶「と、わ」の蓋を開けるために入れたはずの栓抜きが、荷物ケースに入っていないのです。
そう、大和茶「と、わ」はペットボトルでなく、リユースの瓶入りなのです。
何度もケースの中を捜しましたが、見当たらず・・・。
麻布店にまさか栓抜きなんて置いておられないとは思いつつ、岡井先生に尋ねてみると・・・岡井先生は、なんと、ペンを使って、一瞬にして瓶の蓋を開けてくださったのです。
すばらしいテクニック!(拍手)
岡井先生、ありがとうございました。

作り手の思いを使い手へ_3

学生のみなさんが全員お揃いになったところで授業開始!
改めまして、今回の授業の先生は、岡井麻布商店6代目、麻布おかい店長の岡井大祐さん。

作り手の思いを使い手へ_5

授業の様子は、「ひとまちレポート」をご覧ください。
「授業に参加して」
http://nhmu.jp/report/29930

お店を営業しながらの授業のため、お客さんが入って来られるのでは?と心配しましたが、何とか無事、授業前半が終了。

授業の途中で、しばしのコーヒーブレイク!
岡井先生が発案された麻生地ネルフィルターを使って、先生自らがコーヒーを入れてくださいました。
コーヒー豆はコーヒー専門店の方に依頼し、紙のフィルターで入れたものより美味しかったという豆を選んでご準備いただいたとのこと。
岡井先生の心のこもったお・も・て・な・し!
スタッフはいただくことができず、コーヒー好きの私はちょっぴり残念!
機会があればぜひご相伴にあずかりたいものです。

作り手の思いを使い手へ_4

ほっと一息ついたところで、後半は岡井先生と学生のみなさんとのトークタイム!
みなさんの感想をお聞きし、作り手として岡井先生の手仕事にかける思いが、学生のみなさんの心に伝わっていることを感じました。

「今が100%良いとは思っていない。だから変えていける!」
「いろんなことにチャレンジし、チャンスがあればいろんな物を作り、変化していきたい!」
こんな風に熱く語ってくださった岡井大祐先生。
これからのますますのご活躍を期待しております。

(うしお)