奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

世界を旅した気分 ~でも奈良にいます~

2018.06.03 | 授業 | by Staff

初めまして!
奈良ひとまち大学新入生の“ちゃんちゃん”です。
スタッフとしてお役に立てるのか・・・と緊張と不安のなかで2回目のお手伝いです。
実は今回の授業「ぼくが世界を旅する理由 ~いま、ちょっと奈良にいます~」は、4年近くも前から先生を追い続け、そして今回待望の授業開催だったんですって!!
世界を旅する旅丸sho先生の授業!!
旅好きの私を、先輩がスタッフに推薦してくださいました(笑)。

世界を旅した気分_1

授業開始直後、教室の中からは楽しそうな笑い声が。
私は、廊下で受付係をしながら、壁に耳をくっつけて少しでもお話を聞こうと必死でした。
さすがお話のプロ!!
教室は笑顔いっぱい、真剣な表情でお話を聞く時間もあり。
みなさんの目がキラキラしていました。

世界を旅した気分_2

旅丸sho先生がなぜ旅を始めたのか、世界を旅するなかでの不安、旅での素敵な出会い、今後の旅丸sho先生の野望・・・などなど、内容が盛りだくさん!
世界絶景写真国名当てクイズでは、その美しさに世界を回った気持ちになり、つい見とれてしまいました。
また、旅丸sho先生が授業で紹介した写真には、世界中の笑顔の人がたくさん写っていて、見ているだけで私も笑顔になりました。
自分自身が少し考えを変えれば周りの世界は変わる!そんなことを考えさせられました。

世界を旅した気分_3

旅丸sho先生が世界を旅するなかで、ご飯をごちそうになったり、人にお世話になったりした時、不器用でも一生懸命書いた手紙と折り紙で作ったツルをお礼に渡したエピソードをお話ししていただきました。
高価な贈り物でもなくても気持ちは伝わる!!
ほんの少しの相手への思いやりで素晴らしい経験になる!
旅をしていなくても普段の生活でも活かせます!
そんなことに気づかせていただきました。

世界を旅した気分_6

奈良にはたくさんのいい所があり、まだまだ知らないこともたくさんあります。
奈良ひとまち大学では、そんな奈良をいっぱい知ることができます!いっぱい学べます!
せっかく観光都市奈良に住んでいるのだから、海外の方が困っていたら何かできることをしてみよう!と心に誓いました。
大した英語も話せない私ですが、きっと気持ちは伝わるはず・・・(笑)。

(ちゃんちゃん)

フルーツの香りが漂うお店(食べたいな~)

2018.06.02 | 授業 | by Staff

6月2日の授業「フルーツのある暮らし、について ~果物の新しい楽しみ方、教えます~」に参加してきました。
フルーツ好きなワタクシとっては、実は、少し気になっていた授業でした。
なぜなら、そもそも「フルーツのある暮らし」??「新しい楽しみ方」って!?
「なんじゃい、そりゃ!??」ってな感じで。
なので、スタッフとして参加が決まった時は「ラッキー!」って思っちゃいました(^^♪

フルーツの香りが漂うお店_5

さて、授業は夕方から。
そして、教室は「堀内果実園・三条通り店」。
久しぶりに歩く三条通り。
昔は毎日のように歩いていて、な~んとも思っていなかったけど、やっぱり久しぶりに歩くと違うね。
新しいお店ができていたり、新しい発見がいっぱい!!
三条通りからまっすぐ先に見える新緑の「御蓋山」「春日山」の素晴らしさ。
夕方なのにたくさんの観光客でいっぱい!けど、そんなに騒がしくない。
ゆ~っくりと時間が流れている感じ。
「やっぱ奈良ってええなぁ~」って思いながら歩いていると、どこからか、甘~くフルーティーな香り!
そう、香りの源は今回の教室・「堀内果実園」から!

フルーツの香りが漂うお店_1

昨年6月にオープンしたばかりのお店。
実は、こんなイイ感じのお店があること、ワタクシ知りませんでした。
新発見(´・ω・`)。
農機具屋をリメイクして造られたお店で、かなりオシャレな感じ。
奈良らしい町家づくりで、間口が狭く奥行きが深い造りなっていて、店先から店内まで甘~い香りが漂っている。
観光客のみなさんも、オシャレ感&香りが気になるらしく、立ち止まって覗いている方が続出!
しかも大半が女性!

さてさて授業開始!!
っと同時に出てきたのがコレ!!
イチゴ&柿ミルクのスムージー。
黒パン+生クリームのフルーツサンド。

フルーツの香りが漂うお店_2

これがまた!たまりませんわ。
黒パンにギッシリ詰まった生クリームとフルーツ。
今にも生クリームと数種類の果物が飛び出しそうな( ゚Д゚)。
そして、ピンクと黄色の2層に分かれたスムージー!
まずはイチゴ味、で次に柿ミルク味、そして最後に混ぜ混ぜすると・・・な、なんですと~~~っ、1つのスムージーで3つの味が楽しめるなんて・・・!!
し、しかもインスタ映え!!
学生のみなさんも携帯でパシャパシャ!!

さてさて、授業はと言うと、堀内先生が、堀内果実園のモットーでもある「しあわせくだもの」のコンセプト、フルーツの味わい方や、五條市にある果実園の様子、果物を育てる上での楽しみや魅力、はたまた苦労話など、写真をもとにお話しをされ、学生のみなさんも大変興味を示されていた様子でした。

フルーツの香りが漂うお店_3

店内には、スイーツの他に、ドライフルーツなどもありました。
インスタ映えするお店!堀内果実園。
次回は、いち個人としてお邪魔しようと思います(^^)/
って、誰と行けばええねぇ~~~ん。

(どすこい)

いつもとちがう奈良のまちめぐり

2018.05.26 | 授業 | by Staff

前日の強い日差しから少し開放された5月26日、授業「スペシャリストの奈良案内2 ~奈良の怨霊伝説を訪ね歩く~」は、春日大社駐車場から怨霊伝説の地巡りにいざ出発。
友松先生の流暢な語りが始まります。

いつもとちがう奈良のまちめぐり_1

まずは、不空院。
怨霊となった井上内親王(いのえないしんのう)の登場です。
聖武天皇の娘で伊勢斎王、のちに光仁天皇の皇后となった内親王。
しかし!藤原百川(ふじわらのももかわ)の陰謀とされる光仁天皇呪詛事件で内親王もその皇子もともに流罪、幽閉となり、その後ふたりは同日に亡くなった!
そして・・・この後から、自然災害を含め様々なことが起きた。
これは内親王の怨霊だ!ということとなり、井上内親王の邸宅があったとされるここに荒魂を鎮めるために塚ができたのでした。
なるほど、怨霊伝説の地ですね。

いつもとちがう奈良のまちめぐり_2

続いては、不思議なお話。
比売塚のある比売神社。
主人公は、十市皇女(とおちのひめみこ)。
父は天武天皇、夫は大友皇子。
672年の壬申の乱(そういえば学校で習ったなぁ)で父と夫が戦い、父の勝利により夫が自害するという悲劇的な運命に翻弄された皇女。
その数年後、飛鳥の宮中で突然その生涯を閉じたのでした。
それから時代は随分進んだ1979年(昭和54年)、この神社の創祀者・寺島さんが不思議体験。
伊勢神宮に向かう電車内で寺島さんの奥さんが目にしたのは、首に白い蛇が巻いている夫の姿!
そして、「比売塚」から「祀ってほしい」という声も耳に!
さらに、比売塚には十市皇女が埋葬されているという言い伝えも聞き、これは、皇女を祀らなければと思い立ち、当時雑草の生茂っていた塚に神社を建てたという不思議な話でした。

いつもとちがう奈良のまちめぐり_3

そして、「呪い返しの寺」とも呼ばれる新薬師寺では、国宝の「薬師如来坐像」の光背に彫られているギリシャの植物、アカンサスの実物を拝見。
境内で育てられていることに驚きました!

いつもとちがう奈良のまちめぐり_4

そのままお隣へ移動して、新薬師寺の鎮守社である鏡神社へ。
ここには、藤原広嗣(ふじわらのひろつぐ)が祀られています。
政治の乱れを弾劾するため、僧・玄昉などを朝廷から追放するよう反乱を起こした広嗣。
その広嗣を朝廷が斬殺したことが原因で怨霊となり、天変地異に加え、天皇の体調不全、僧・玄昉の死へと続きます。
そんな荒ぶる広嗣の魂が眠る場所なのですね。

いつもとちがう奈良のまちめぐり_5

前述の玄昉の頭を埋めたとされる頭塔へと歩きます。
ん?頭だけとは・・・。
その謎を、先生が丁寧に紐解いてくれます。
玄昉は九州のお寺へ供養に出かけていたところ、突然、雲の中へと連れ去られ(広嗣の怨霊か?!)、そのまま消えたといいます。
そして、奈良の地へ遺体が飛散し、頭は頭塔のある高畑町に、腕は肘塚(かいのつか)町、眉と目は大豆山(まめやま)町に落ちたとされ、塚を作ったという説が生まれたそうです。
頭塔を1周しましたが、裏側を歩いた時ちょっと背中がぞくっとしたのは私だけでしょうか?!

いつもとちがう奈良のまちめぐり_6

引き続き歩いて崇道天皇社へ。
崇道天皇は、早良親王の通称で、早良親王は光仁天皇の子で、他戸親王(おさべしんのう)とは母違いの兄弟です。
怨霊となったのは、まさにこの早良親王。
長岡京造営は、藤原種継らが中心となっており、目的のひとつに南都寺院の影響力排除があったらしいです。
遷都後、種継暗殺事件が起こり、南都寺院と関わりのあった早良親王が遷都阻止を目的に事件を企てたとして幽閉され、亡くなったといいます。
それから、皇族の病死や疫病の流行、洪水が相次ぎ、早良親王の祟りだとされたようです。

いつもとちがう奈良のまちめぐり_9

こじんまりと佇む井上神社から御霊神社へ。
この神社には、8人もの方々の霊が祀られています。

いつもとちがう奈良のまちめぐり_7

そして、本日最後のスポット、元興寺塔跡へ。
ここは不思議なお話があるところです。
奈良時代、大寺院であった元興寺の境内に石灯篭があったそうです。
ある時、新しい灯籠を奉納し、京都へと持ち帰ったところ、灯籠が南都の方を向いて毎晩「帰りたい、帰りたい」と啼くので、怖くなって元興寺へ返したというお話でした。
ちなみに私たちが目にしたものは、大地震で倒壊した後、平成に修復されたものだということでした。

いつもとちがう奈良のまちめぐり_8

先生のわかりやすいお話とともに、すっかり忘れていた歴史に触れた時間でした。

(お菓子な世界)