奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

作り手の思いが伝わるクラフトビール

2019.06.29 | 授業 | by Staff

工場地帯の一角にある、お洒落な色がひと際目立つ奈良醸造株式会社。
代表取締役の浪岡さんが、人生をかけてビール醸造をすると決めた時に方々を駆け巡って探し抜いた、こだわりの場所でもあります。

作り手の思いが伝わるクラフトビール_1

作り手の思いやこだわりが味わいに反映されるクラフトビールでもあることから、今日の授業「つくりたいビールを、奈良で。 ~元公務員のクラフトビール醸造所~」の学生さんには、ビールやお酒が好きというだけでなく「作り手に興味」を持った方の参加が目立ちました。

授業の様子は、「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「奈良」を代表する醸造所へ!
http://nhmu.jp/report/32477

授業はタップルーム(バースペース)で始まり、作り手・浪岡さんと学生のみなさんのお互いの自己紹介を終えると、まずは1杯目のクラフトビールをいただきました。
3種類のなかから、それぞれお好きなビールを1杯・・・。

作り手の思いが伝わるクラフトビール_3

「うぅ~」「美味しい~」という歓声とともにみなさんの緊張が和らいでいき、会話も弾んでいきました。
ビールの力は素晴らしい!もので、お隣さんと違う種類のビールを味見し合う光景も!
作り手の思いがテイストに直結しているため、浪岡さんのビール作りに掛ける熱いお話を伺うと、誰しも全種類飲みたくなるものですね。

作り手の思いが伝わるクラフトビール_2

元々ビールが好きではなかった浪岡さんでしたが、ベルギーを旅していた時に飲んだビールがフルーティでとても美味しく、魅了されたそうです。
公務員を退職し、2年余りの修業を経て、人生をかけてビール醸造所をOPENされました。
ベルギーはビール醸造所がたくさんあり、日本の酒蔵のように地域に溶け込んでいるようだと感じたそうです。
その土地の風土を活かしたビールを、故郷・奈良でも作りたいという思いが込められています。

作り手の思いが伝わるクラフトビール_6

ビール醸造においてはテイストももちろんですが、価格も含めて「自分の飲みたいビールを作る」ということを一番のコンセプトにしているとのことです。
浪岡さんのこだわりは揺るぎません。
地元の材料だけでなく、品質の良いものを使ってビール作りをしています。

ビールの名前も、浪岡さんが考えてつけているそうです。
「Bye-Bye Liberty(バイバイリバティ)」などのユニークな名前には、仕込みの時の時代・背景などが影響することも多々あるということでした。
ちなみに、「Bye-Bye Liberty」が誕生した時は、ルパン三世の原作者モンキー・パンチさんが亡くなられたことをニュースで知り、作品に敬意を表して、TVスペシャルシリーズの第1作目であった「ルパン三世 バイバイ・リバティ・危機一髪!」から付けたとか。

作り手の思いが伝わるクラフトビール_7

ビール作りは温度管理が最重要と話す浪岡さん。
ビールを通して奈良地域の良さを全国に、さらには世界に広げていきたいとの願いを込めて、日々ビール作りに励んでいます。

作り手の思いが伝わるクラフトビール_4

工場見学の後は、敷地内にテーブルを準備してくだり、太陽の下で2杯目のビールをいただきました。

作り手の思いが伝わるクラフトビール_5

奈良醸造株式会社には、西日本で初めて缶によるビールの持ち帰りができる店として、多くのクラフトビールファンの方々が遠方から車で来店されていました。

(まち子)

星の輝く夜に

2019.06.19 | 授業 | by Staff

5月25日の授業「旬の県産フルーツでカクテルを ~地産地消をお酒で楽しむ~」に、スタッフとして従事しました☆彡
先生は、「BAR Star Light」のバーテンダー、山本浩貴さん。

星の輝く夜に_1

BAR Star Lightは、新大宮駅から徒歩約3分、ビルの2階にあります。

星の輝く夜に_2

※詳しくは、ひとまちブログをご覧ください。
「『BAR Star Light』って!?」
https://nhmu.jp/blog/info/13937

星の輝く夜に_3

店内には、ルーレットやチップなどが並んだ台もあって、夜のとばりが降りる頃、ひっそりと人が集う、そんな場所なのかしら・・・。

星の輝く夜に_4

授業の様子は「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「フルーツカクテルが自慢の隠れ家バー」
http://nhmu.jp/report/32326

もともと、ソムリエになりたかった山本さん。
ホテルオークラ神戸での配属先がバーだったことがきっかけで、バーテンダーへの道へ進むことになったそう。
当時の先輩の下で、共に研鑽を積み、やがて東京へ。
バーオーチャード銀座でのバーテンダー時代には、第5回HBAジュニアカクテルコンペティション優勝(2009年)をはじめ、さまざまな大会で入賞されている凄腕です。

星の輝く夜に_5

「東京で独立しようかな・・・!?」なんて将来設計を描いていたさなか、家族の急病により帰郷することに。
思いがけず奈良へ戻ることになり、これからどうしようか・・・と思案していたところ、「まずは地元に人脈を作ってみては?」とのアドバイスを受け、奈良市の旅行会社へ就職。
身体の不自由な方が旅行することへのハードルの高さを知ったことが福祉への関心へとつながり、福祉施設の施設長に転職。
その後、新たな縁によって、2018年12月からこの店舗でバーテンダーをすることに。
2019年2月に「BAR Star Light」の名称となり、現在に至る・・・って、BAR Star Lightはむっちゃ新しいお店だったんですね。

星の輝く夜に_7

学生のみなさんの自己紹介タイムでは、お酒にまつわる気になることを質問してもらいました。
みなさんの質問は多種多様。
「バーって敷居高そう。どんな風にオーダーしたらいいかわからない」
「バー好きが高じて、我が家にバーカウンター作っちゃいました!!」
「イチゴ農家なんで、イチゴを使ったカクテルがあったらいいな~と思うのだけど、ありますか?」
などなど。。。
一人ひとりの自己紹介&質問ににこやかに応えてくださる姿に、学生のみなさん嬉しそう。
山本さんのトークが一段と弾みます♪

星の輝く夜に_9

そしてそして、お待ちかねのカクテル「未来」を目の前で作っていただくことに。
第5回HBAジュニアカクテルコンペティション優勝作品でございます。

星の輝く夜に_10

当たり前ですが、シェイカーを振るお姿もカッコイイです。

星の輝く夜に_11

お味は・・・「飲みやすい!」「爽やか!!」「甘くて美味しい!!!」とのこと。
これからの暑い季節にはぴったり。

星の輝く夜、ビアガーデンでビールもいいけどカクテルもね!ってことで、ぜひ足を運んで、魅惑のカクテルをご賞味いただきたいっ!
バーテンダーは、しゅっとしたクールなイメージがありますが、実は山本さん、お話し好きだそうなので、お店がてんてこ舞いでなければ、お酒のことなど気軽に話しかけてみてはいかがでしょうか?
きっと楽しい時間が過ごせるはずです。

☆おまけ☆
授業終了後に居残り!?の学生さんたちが数人、思い思いにカクテルを注文されていました。
その日のオススメはこちら。

星の輝く夜に_12

いちごのカクテル

星の輝く夜に_13

びわのカクテル

星の輝く夜に_14

などなど、どれも美味しそうでしたよ。
何口か飲んだ後のものを撮らせていただいたので、ホントはもっと入ってます!!

(なさ)

東洋民俗博物館、おそろしいところ・・・!

2019.06.13 | 授業 | by Staff

5月26日(日)、授業「発禁本が学問の資料になった!? ~東洋民俗博物館、ふたたび!!~」を開催しました。
教室は、私がずっと行きたいと思っていた東洋民俗博物館。
ようやく行ける!!と、喜び勇んで参りました。

東洋民俗博物館、おそろしいところ_1

敷地に足を踏み入れると、そこはまるで異世界。
看板も、外に置いてある展示品も、博物館の建物も、何と言いますか・・・少し不思議な雰囲気を醸し出しています。

東洋民俗博物館、おそろしいところ_2

なんだここ!楽しい!!
・・・と、私は思いました。

早く博物館の中に入りたい。
でも、私はスタッフ。
受付の準備をせねばなりません。
今日の最高気温は32度です。
いやいや、まだ5月だよ。
暑い。
暑いです。
滝の汗を流しながら準備します。

東洋民俗博物館、おそろしいところ_3

さて、いよいよ授業スタート。
授業の様子は「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「住宅街の穴場スポット東洋民俗博物館見学」
http://nhmu.jp/report/32306

まずは理事長の九十九 弓彦(つくも ゆみひこ)さんから、博物館設立の経緯などをお話いただきます。
なんと、九十九さんの美しい歌声も聴かせていただいたのですよ!
男声合唱団で鍛えていらっしゃる、さすがの美声です。

東洋民俗博物館、おそろしいところ_4

そしていよいよ!!
博物館の中に入ります。
ワクワク。
一体、どんなものが展示してあるのか!?

東洋民俗博物館、おそろしいところ_5

中は、こーんな感じです!!
わあ~!!

東洋民俗博物館、おそろしいところ_6

なんか、いろいろなものが展示してあります!
絵馬、エジプトの石碑、中国の人形、こけし、パラオの舟、お面・・・。

東洋民俗博物館、おそろしいところ_10

なんじゃこりゃあ!!
おもしろい!!
ちょっと私、興奮してきました。
学生のみなさんも、九十九さんの説明を聞きながら、食い入るように展示品を眺めておられます。

東洋民俗博物館、おそろしいところ_8

こんな、世界中から集められたものが、あやめ池にあるなんて。
こんな、池のほとりで、緑の多い、静かな住宅街に、こんなものたちが置いてあるなんて。

このおもしろさ。
なんと表現すればよいのでしょう。
私の表現力も足りないし、紙幅も足りません。
おもしろい~おもしろい~と思っているうちに授業は終わりました。
私、どうやら東洋民俗博物館に圧倒されてしまったようです。
なんかもうおもしろすぎて、まあ、はっきり言うと・・・消化しきれませんでした!!

東洋民俗博物館、おそろしい子・・・!!
じゃない、おそろしいところ・・・!

東洋民俗博物館、おそろしいところ_12

私、次は仕事で行くのではなく、個人でじっくり行かせていただきたいと思っています。
みなさんもぜひ!
ご予約のうえ、圧倒されに行ってください。

(matsuo)