奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

春日の杜に、ひとまち大学の幟(のぼり)が良く映える

2018.12.22 | 授業 | by Staff

2018年が間もなく終わろうとしている12月22日。
今日は、台風で惜しくも中止になってしまった授業の待望の復活の日です。
何がなんでも、2018年中に復活させたかったこの授業。
そうです!春日大社は創建1250年。
その節目の年にギリギリ間に合わせることができたのです。

春日の杜に、ひとまち大学の幟(のぼり)が良く映える_1

小雨の降る寒いなかでの準備。
でもワクワク!心は弾みます。
春日大社での授業は過去に何度も行われていますが、そのたびにワクワク!
う~ん。
いつ見ても、春日の杜に奈良ひとまち大学の幟は、とてもいい感じに溶け込むなぁ~。

春日の杜に、ひとまち大学の幟(のぼり)が良く映える_2

今回の授業「創建1250年、もっともっと春日大社! ~記念イヤーに改めて学ぶ、縁起や信仰~」の教室は、まずは貴賓館。
お香のとてもいい薫りが立ち込めています。

春日の杜に、ひとまち大学の幟(のぼり)が良く映える_3

今日の先生・権禰宜の岡慎吾さんは、少し緊張された面持ちで廊下におられたかと思うと、学生のみなさんが受付を終えられると、とてもお優しい笑顔で教室に案内してくださり、授業開始前から先生のお人柄が伝わってきます。

授業の様子は、「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「『創建1250年、もっともっと春日大社!』に参加して」
http://nhmu.jp/report/31200

春日の杜に、ひとまち大学の幟(のぼり)が良く映える_10

まずは、春日創建1250年に関する話。
古社記によると神護景雲2年(768年)に春日社創建となっていますが、藤原京から平城京に都が移ってくる前から、この地は神域であったことを示す文献があることに、学生のみなさんは「そうなんだ~」と頷いておられました。
春日大社の神さまの話、そして行事の話と、時々笑い声があがるなど、とても和やかにお話が進みます。
春日若宮おんまつりの話は、おんまつりがつい先日終わったところなので、とても親しみやすかったです。
また、全くと言っていいほど知らなかった行事の話にも、みなさんとても熱心に聞き入っておられました。

春日の杜に、ひとまち大学の幟(のぼり)が良く映える_9

今まで知らなかったことを知ることができて、みなさん高揚したのか、頬を赤らめながらいざ境内へ!
今はあちこちで鹿も顔を出してくれるけど、昔は鹿に出会えると良い事があると信じられていたそうで、改めて鹿に視線を送っている方もいましたよ。
鹿ちゃん、ラッキー!

春日の杜に、ひとまち大学の幟(のぼり)が良く映える_6

最も古い石燈籠の見過ごしそうな下の部分に彫られている鹿のデザインに新しさを感じたり、先ほどの話に出てきた若宮社にも参拝して、おんまつりでの若宮さまのお出ましを想像したりしながら、いよいよ御本殿へ。
これも、あれも・・・歴史上の人物が寄進された燈籠が次々と現れ、凄い凄い!

春日の杜に、ひとまち大学の幟(のぼり)が良く映える_7

みんなで心をひとつにお詣りした後に、特別に御本殿を間近に拝観。
式年造替で美しくなった社殿はとても美しく、ありがたく、再び手を合わせておられるみなさんの姿も美しく感じました。

岡先生の丁寧で分かりやすく、それでいて茶目っ気のあるお話とご案内で、みなさんとてもご満悦でした。
本当に、ありがとうございました。

春日の杜に、ひとまち大学の幟(のぼり)が良く映える_8

それにしても、さすが創建1250年の歴史ある春日大社。
まだまだ知らないことがいっぱいです。
次はどんな授業となるでしょうか?
また、春日の杜に奈良ひとまち大学の幟がはためくときをお楽しみに!

(HANA)

蝶は羽ばたき 森を舞う

2018.11.25 | 授業 | by Staff

「子どもの時に虫取りをしたことがある」という人は多いかもしれませんが、「大人になってからはなかなかない」という人がほとんどではないでしょうか。
そんな大人たちに、蝶とふれあう機会がやってきました!
今回の授業、「2千キロを旅する蝶を育て、空へ! ~人と自然の関係性について考える~」です。

蝶は羽ばたき森を舞う_1

先生は、「株式会社空から蝶」代表取締役社長び道端慶太郎さん。
2012年にも奈良ひとまち大学の授業「豊かな森を育てる、私たちのカフェ ~夢をひとつにする、ということ~」で先生をしてくださっています。
その時の教室も、「いつか森になるカフェ」。

蝶は羽ばたき森を舞う_2

道端さんは、お店の近隣にある奈良市立平城西公民館で年に数回、子どもたちを対象に蝶についての講座を担当しています。
過去には高校で生物を教えていた経験もあるとのこと。
本日の授業では、道端さんの今までの活動についての話を聞いた後、放蝶体験を行います。

蝶は羽ばたき森を舞う_3

授業の内容は、「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「共生にむけ」
http://nhmu.jp/report/31006

環境コンサルタントとして働いている時、昆虫調査チームの一員として働いていた道端さん。
「美しい蝶たちのことをもっと広めたい!」との思いがあったそうです。
蝶のことを説明するなか、鮮やかな幼虫の写真を見て一言。
「イタリアの服の生地みたいにおしゃれでしょ?」
言われてみれば確かに!
「何とかコレクション」でモデルさんが着ていそうですね!
成虫になりかけの蝶の蛹(さなぎ)が入ったケースも回覧。
蛹が透き通って、羽の模様が見えているんですよ。

蝶は羽ばたき森を舞う_4

カフェのお茶もいただき、お話が進むなかで道端さんが三角形のケースからおもむろに取り出したのは、
なんと生きている蝶!
名刺のように出て来たことに一同仰天でした。
薄紙に包まれていたアサギマダラが、部屋の中を飛んでいきます。

蝶は羽ばたき森を舞う_9

今回の授業のために、蝶を大事に大事に育ててきてくださったとのこと。
寒くなってきたこの季節、授業の開催時期に合わせて成虫を何羽も揃えるというのは至難の業。
美しく飛んでいる蝶の姿は、丹精込めたお世話があればこそなのです。
本当にありがとうございます…!!

蝶は羽ばたき森を舞う_5

部屋の外に出す前に、羽に印をつけることに。
調査では、油性ペンで日付やイニシャルを書くのだそうです。
それにならって、日付と「奈良ひとまち大学」と書くことに。
学生さんたちも緊張気味に蝶に印を書いていきます。
2,000km先で見つけてくれる人がいるかもしれませんね!

蝶は羽ばたき森を舞う_8

その後、4羽の蝶を空に放つことに。
店先の花の上に、蝶をそっと落ち着かせます。
1羽がさっと飛んでいきました!
道端さんが言われていたように、グライダーのように羽を動かさずに、すーっと空を飛ぶ姿が見られました。

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学生さんからは、「子どもの時によく虫を見ていたけど、久しぶりに綺麗な蝶を見れて良かったです」「庭に来る蝶を大事にしようと思いました」などの声を聞くことができました。
道端さん曰く、日本は「いつか森になる」国。
そんな国の片隅で、自然に対する思いが深めることができました。

(もりぞー)

足を運ぶコトの大切さ!

2018.11.25 | 授業 | by Staff

表門をくぐると、静かでなんとも言えないこの空間・雰囲気がたまりません!
青い空にうっすらと色づいた木々、そして両サイドに並ぶ築地塀!
ワタクシにとって一番奈良を感じられるお寺かもしれません。
海龍王寺!ココが本日の教室。

足を運ぶコトの大切さ_1

11月25日の授業「海龍王寺・玄昉のちょっといい話 ~ディープな平城京タイムトリップ~」に、スタッフとして従事しました。
今回の授業、海龍王寺と平城宮跡の2ヶ所も勉強できる(巡れる)授業なんで、とてもラッキー!
しかも、先生はというと、「イケ住」こと海龍王寺の石川重元住職。

足を運ぶコトの大切さ_10

とっても協力的で、とっても熱心な方。
奈良ひとまち大学でもいろんな授業にご出演・ご協力いただき、いろんなお話をしていただきました。
2010年12月26日の授業「その昔、宗教は家庭の常備薬だった!? ~海のない奈良にある、海のお寺で考える~
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2013年3月9日の特別授業「ぼくらの奈良の遊びかた ~仏像や仏教はこんなにおもしろい!~
足を運ぶコトの大切さ_3

2017年4月23日の授業「奈良好きイラストレーターが僧侶に聞く ~田中ひろみ×奈良のお坊さんトーク~
足を運ぶコトの大切さ_4

などなど、その他にもまだまだイッパイ!
(奈良ひとまち大学のWebサイトを見てネ。)

そして、ワタクシ個人的にも、以前の職場でかな~~~りお世話になった方。
「佐保路の三観音」や「ボランティアガイドツアー」など、奈良観光の盛り上げのために相談に乗っていただいたり、助言いただいたり。
ホントにありがとうございました。

今回の授業は、玄昉さんについてのお話と平城京・大極殿までの散策。
しかも石川住職の案内つきです。
授業が始まるまでの待ち時間、この日は秋晴れだったので、境内ではミニ撮影会が!?
真っ青な空と紅葉、そして本堂!最高ですね。

足を運ぶコトの大切さ_5

さて、そもそもみなさん玄昉ってご存じでしたか?
正直言ってワタクシはピンときませんでした。
ですので、恥ずかしながらワタクシも学生気分で石川先生のお話をじっくりと聞いてしまってました。
授業では、ガイドブック「玄昉さんのスゴイところ」などを見ながら、石川住職が熱く詳しくお話をしてくださいました。

足を運ぶコトの大切さ_6

わかったことと言えば
*大仏の造立を進めた とか
*国分寺・国分尼寺の建立を進めた などなど、
実は仏教の発展にとって重要な人(僧侶)だったことを学びました。

で、で、玄昉さんのことがよくわかった後は、そう、玄昉さんが海龍王寺から、よく通っていた平城京・大極殿へと散策です。
もちろんワタクシも旗持ちとして同行しております。

足を運ぶコトの大切さ_7

道中では、要所要所で立ち止まりながら、石川先生から「平城京と海龍王寺の位置関係」や「どうして隅寺として建立されたのか」などのお話をしてもらいました。
平城京までのルートは、普段あまり通らない道。

足を運ぶコトの大切さ_8

そこから見る大極殿はまた少し違った感じがしますね。
玄昉さんもこんな感じでたまには大極殿を見ていたのかなぁ・・・って少し思っちゃいました。
Web上で調べることは簡単ですが、やっぱり実際に足を運んで、見て、聞くことって、知らなかったコトや新たな発見がイッパイできますね。

足を運ぶコトの大切さ_9

授業の様子は「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「海龍王寺・玄昉のちょっといい話」に参加して
http://nhmu.jp/report/31020

以前は年に何度もお伺いしていた海龍王寺。
しかし最近は全く・・・。
久しぶりにお邪魔してみると、なんと、写経場ができていることにビックリ!
上司からは「足運ばんなアカンで!」と耳にタコができるぐらい言われ続けました。
今回、この授業のスタッフとして従事して、そのコトの重要さを改めて感じました。
今になってやっとわかるって、チョット遅いですかね!?
これから挽回しますっ!たぶん・・・。

(どすこい)