奈良ひとまち大学

menu

ひとまちブログ

いま、「こたろう」がアツイ!! その1

2015.04.03 | 授業info | by Staff

奈良で「鯛焼き」と言えば、こたろう!
奈良で「一丁焼き」と言えば、こたろう!!
「こだわりの鯛焼き」と言えば、こたろう!!!

いま、「こたろう」がアツイ!! その1_4

そのこたろうが今、おもしろいことになってるってご存知ですか?
秋ごろ、久しぶりに暖簾をくぐると、「いらっしゃい!」と元気な掛け声。
「んっ?」こたろうの井上さんの声じゃない?
女性の声?男性の声?あれれ違う店?と戸惑う顔をしていると、井上さんがいつもの笑顔で迎えてくれたのでした。

いま、「こたろう」がアツイ!! その1_5

なんでも、こたろうの店内にコーヒーのお店「Edward Coffee & Roasters」と和菓子のお店「よしの舎」が夏頃に相次いで開店したそう。
週末ともなれば、ガランゴロンと回転させながら一気に焼きあげる一丁焼き鯛焼きの香ばしい香りと、オーガニックのコーヒー豆にこだわってローストされたビターな香り、そして和菓子の甘い香りに誘われて、多くの人で賑わっています。

いま、「こたろう」がアツイ!! その1_2 いま、「こたろう」がアツイ!! その1_1

3店舗が共同運営をしている店の中では、店主とお客さん、お客さん同士の距離がとても近く、できあがりを待っている間に自然と会話が生まれ、気がつくと人と人が結ばれていっている・・・なんだかとても不思議な空間になっているのです。
そういう“かっぱ”も、知り合いが増えました!
そこで、こたろうをおもしろく、そして熱くしている3人の店主に、先生をお願いしちゃいました。
↓ ↓ ↓
4月25日(土)「3つの個性、3つのおいしさ ~鯛焼きとコーヒーと和菓子の店~

このブログでは、Edward Coffee & Roastersをピックアップ!
店主の山口さんは、オーガニックのコーヒー豆にこだわって、世界各地から珈琲豆を仕入れ、ご自身でローストしています。
タイミングがいいと、まさにローストしている風景に出会い(へぇ、こうやってローストされていくんだ・・・)、この間はローストされたばかりの若々しいコーヒーを味わうことができちゃいました。
コーヒー好きな“かっぱ”にとって、山口さんのローストしたコーヒー豆は、お湯を注ぐとコーヒー豆がフィルターのなかで生き生きと踊っているような感じで・・・素敵なコーヒーに巡り合えたなと。ヽ(*^▽^*)ノ

いま、「こたろう」がアツイ!! その1_3

山口さんは以前、九州でビールの醸造家をされていたとか。
(聞いたことがある地ビールやった!)
そして、「放浪のコーヒーラバー」として全国を回り、奈良に落ち着いた経歴の持ち主。
授業では、山口さんのコーヒーへのこだわり、Edward流の美味しいコーヒーの淹れ方等を学びます。
もちろん、美味しいコーヒーも楽しんでください。

次のブログでは、「よしの舎」と「こたろう」をご紹介しますね。

授業のお申込みはこちら↓
http://nhmu.jp/class/21504

(かっぱ)

奈良発!若き塗師が手掛ける「Urushi」の世界

2015.03.27 | 授業info | by Staff

3月のある日、なら工藝館へ。

奈良発!若き塗師が手掛ける「Urushi」の世界_1

お目当てはこれっ!

奈良発!若き塗師が手掛ける「Urushi」の世界_2

奈良の若手工芸作家5人が集まり、制作工程の一部を披露しながらの作品展示会なんです。
メンバーには、2012年12月の授業「伝統工芸・一刀彫の魅力に迫る! ~若き職人に学ぶ、手仕事の世界~」の先生・前田浩幸さんや、2014年1月の授業「23歳男子、150年の家業を継ぐ ~奈良団扇の魅力を発信!~」の先生・池田匡志さんなど、奈良ひとまち大学のゆかりの方々も。

で、本日の目的はというと、4月26日(日)の授業「カジュアル&ポップなNEW漆器 ~気鋭の作家が案内する、漆芸の世界~」の先生・阪本修さんの宣材写真(!?)を撮るためでございます。

奈良発!若き塗師が手掛ける「Urushi」の世界_3

阪本さんは、石川県立輪島漆芸技術研究所で輪島塗を5年学んだのち、目黒漆芸文化財研究所で蒔絵を6年修業し、2012年に独立、奈良へ帰郷しました。
そして、「人がやっていないことをやってみたい」という思いを胸に、日々の暮らしに無理なく取り入れてもらえる、若い世代にも親しみやすい漆器を手掛けておられます。
写真に写っているのはもちろん、その漆器ブランド「Urushi no irodori」のものです。
実はこのブランドを立ち上げてから、阪本さんは注目の人としてテレビや新聞などでも紹介されています。
全国最大級のクラフトフェアや手仕事・手工業品の見本市などにも出展され、好評を博しています。

漆は水や酸、アルカリにも強い特性があり、天然素材なので、安心して使えます。
しかも軽くて、手触りもやわらかい。
さらに、収納しやすいよう、デザインを工夫されているんです。

漆器といえば、艶やかな光沢があって、赤と黒のシックな色合い、そしてフォーマルなもの、というイメージだったので、初めて見たときにはびっくり。
カラフルやん、ポップやん、えっ?重ねてもええんや~、普段使いできそう♪

奈良発!若き塗師が手掛ける「Urushi」の世界_4

阪本さんのブースでは、研の粉(とのこ)を木地に塗って木肌を浮き出させる作業をデモンストレーションされていましたよ。
この作業により、水分等が木地に浸み込むのを防ぐことができるそう。

奈良発!若き塗師が手掛ける「Urushi」の世界_5

漆は乾燥しやすいのですぐにこんな感じに。

奈良発!若き塗師が手掛ける「Urushi」の世界_6

カラフルな色漆を塗るところは、きっと見せ場になるんだろうけれど、すぐに乾くので工房でないと難しいとのこと。
そりゃそうですよね、残念。

奈良市出身の阪本さんは、お父さま(正倉院御物の修理などにも携わる、指物師の3代目坂本曲斎さん)の関係で、奈良の伝統工芸が身近にある生活をしてきました。
奈良の古さに抵抗があった時期もあったとのことでしたが、奈良以外の場所に行って様々な経験をするなかで、奈良の魅力を再認識したそうです。
「京都のように洗練されていないが、混沌としたなかでのおもしろさが奈良の魅力だと思うので、奈良のいいもの、等身大のものを淡々と発信していきたいし、同世代(ちなみに阪本さんは1979年生まれ)や若い世代のみなさんにもぜひ、奈良の工芸のおもしろさを伝えていきたい」
と、おっしゃっていました。

奈良発!若き塗師が手掛ける「Urushi」の世界_7

「工芸」と言うとなんだか特別なもの、齢を重ねないと魅力がわからんといった印象があるかもしれませんが、そんなことありませんよ!!
奈良の工芸の魅力がつまった授業になることまちがいなし!ぜひお申込みくださいね。

授業の申込はこちら ↓
http://nhmu.jp/class/21523

(なさ)

いぶし銀のあの建物に迫る

2015.03.26 | 授業info | by Staff

花粉症とともに春の訪れを感じる今日この頃・・・。
(きれいな時候の挨拶ができずに申し訳ありません。)
みなさんは、いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回ご紹介する授業は、
なんと、素敵な、レトロ建築 ~南都銀行の歴史と経営理念~
奈良ホテル、その歴史と伝統 ~憧れのクラシックホテル探訪!~」に続き、大好評の奈良のレトロ建築シリーズ第3弾★

第3弾は~~、ついに、あの建物の全貌が明らかになります!!
あの建物とは、なななんと、あの「仏教美術資料研究センター」ですっ☆
・・・。
えっ?みなさん知ってますよね?!
あの「仏教美術資料研究センター」ですよ!
知らない方もいらっしゃると思いますので、私の稚拙な文章でできる限りご紹介したいと思います。

いぶし銀のあの建物に迫る_1

「仏教美術」と聞くと、仏像があったり美術品があったりするとお思いかもしれませんが・・・そういったものは、センターの中にはありませんのでご了承くださいね!
うん、ま、まぁ私は知ってましたけどね・・・(汗)

さて、仏教美術資料研究センターがどこにあるかですが、春日大社の参道沿い(奈良国立博物館の裏手側)に悠然と建ち、周りの景色に溶け込んでいます(明治35年竣工)。
それはまさに、わずかその8年前に建てられた、奈良初の近代建築である奈良国立博物館仏像館(現在改修中)のネオバロック調の建物の外観とは対照的であるかのようです。

いぶし銀のあの建物に迫る_2

ここまで読んで、どこが「レトロ建築」なんだろう??って感じですが・・・この仏教美術資料研究センターの建築様式は非常に独特で、内装は和風建築の発想には程遠い、アーチを取り入れた通路やイスラームの装飾から影響を受けた独特な窓の形、しかし、外観は宇治の平等院鳳凰堂など各地の古社寺を思わせる和風の様式を採っているのが特徴的です。

いぶし銀のあの建物に迫る_3

4月26日(日)の授業「奈良で生まれた近代和風建築 ~探訪、仏教美術資料研究センター~」では、この独創的な建物の謎に迫っていくとともに、奈良初の近代建築として建てられた奈良国立博物館(仏像館)との関係、南都銀行や奈良ホテルなど近隣にある数少ない近代建築との関わりについてもお話していただきます。

南都銀行や奈良ホテルの授業に来ることができなかった方も、今回の授業を聴けば、明治期・大正期の奈良の近代建築についての理解が一気に進む75分になること間違いなしです!!
ぜひお申し込みください★

授業申込はこちら↓
http://nhmu.jp/class/21516

(もじゅ)