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「おじぞうぼうや」が迎えてくれる福智院

2017.08.25 | 授業info | by Staff

9月30日(土)の授業「若き僧侶が発信する寺の魅力 ~地蔵信仰の聖地、福智院を知る~」のご案内です。
福智院は、奈良公園の南側、とても素敵なお地蔵さまとかわいいおじぞうぼうやが迎えてくれる、小さなお寺です。

「おじぞうぼうや」が迎えてくれる福智院_1

どんなに素敵なお地蔵さまかと言うと、本堂いっぱいにでっかい地蔵菩薩坐像がご本尊さまです。
んっ?本堂いっぱいにでっかい地蔵菩薩坐像~?
そう、その大きさは、像高2.73m、台座からの高さは6.76mと、見上げるほどの大きさなのです。
本堂がこじんまりとしている分、その大きさに圧倒されてしまいます。
切れ長の凛とした表情でありながら、少し前のめりになっているお姿は、今すぐ立ち上がって助けに行くぜ!という動きさえも感じることができそうです。
そのためか、地蔵菩薩さまの前に座ると、心が楽になるような、安心する気持ちになります。

それだけではないんです。
この地蔵菩薩さまは、光背を持つ珍しいお姿なんです。
現存の姿では福智院だけだそうですよ。
光背の大きさは約5m、そこに小さな仏さまがびっしりと並んでいるんです。
数えてみると560体、そこに少し大きなお地蔵さまが6体。
ご本尊の地蔵菩薩像を合わせると567体。
この数字どこかで聞いたような・・・。
そう、お釈迦さまが入滅後、56億7千万年後に下生するという弥勒菩薩の信仰に一致する数になるのです。
そこまで考えられた光背なんですね。
作られた当時の人たちの仏さまへの気持ちを知ることができるのではないでしょうか。

福智院の魅力は、お地蔵さまの大きさ&珍しい光背だけじゃないんです。
もうひとつ、「おじぞうぼうや」なんです。

「おじぞうぼうや」が迎えてくれる福智院_2

先生である僧侶・阪井慈眼さんは、ご夫妻で「おじぞうぼうや」というとてもかわいいキャラクターを作り、毎月決まった日にしか手に入らない限定のご朱印として頒布しています。
おじぞうぼうやは、福智院のTシャツや便箋、お茶などにも登場していますよ。
また、境内の草木で染めた布でかわいいオリジナル御朱印帳なども作られていて、その一つひとつが心を和ませてくれるんです。
色々な形で参拝者と仏さまとの距離を縮めてくださっているのですね。

「おじぞうぼうや」が迎えてくれる福智院_3

授業では、今年30歳を迎えた阪井さんから、福智院のことや奈良への思い、「おじぞうぼうや」誕生の話などを伺います。
では、授業でお会いしましょう!
申込はこちら↓
http://nhmu.jp/class/28581

*阪井さんご夫妻はブログ「南都 福智院からの情報発信!」を日々更新中。
 ぜひ、ご覧ください。
 https://ameblo.jp/nanto-fukuchiin/

(かっぱ)

野菜を味わうイタリアン

2017.08.18 | 授業info | by Staff

4月の異動で、職場の最寄り駅が学園前になった私。
ならまちやきたまちのお店はけっこう知ってると自負しておりますが、学園前周辺・・・わからない。。。

野菜を味わうイタリアン_1

そんな私でも知っている、というか私のお気に入りのお店が、「大和野菜イタリアン ナチュラ」。
2月に初めて訪れて、その美味しさとアットホームな雰囲気に惹かれました。

野菜を味わうイタリアン_2

特に驚きだったのが、バーニャカウダ。
生の野菜、しかも初めて目にする色とりどりの野菜がいっぱい盛られていて、恐る恐る口にすると・・・「美味しいっ(*’▽’)」。

野菜を味わうイタリアン_3

茹でた野菜にディップをつけて食べるもんだと思っていたので、目からウロコ。
ディップが美味しい!っていうことももちろんですが、甘味・苦味・香りなど、野菜それぞれの味が豊かで、どんどんいけちゃう感じ。
その後、大和野菜をはじめ、生産者と顔の見える関係を築きながら奈良県産を中心とした農薬に頼らない安心・安全で新鮮な野菜を使った料理が評判のお店だということを新聞記事で知るのです。

それからというもの、職場の同僚や学生時代の友人など、いろんな人と足を運ぶようになり、「授業してほしいです!」と何度かアタックした結果、9月24日(日)の授業「大和野菜で味わうイタリアン ~奈良だからこそ、の料理を~」で、オーナーシェフの野村武司さん・マダムの日奈子さんご夫妻にお話をしていただくこととなりました。

野菜を味わうイタリアン_4

授業の打合せの様子をチラ見せ。
おふたりは、大阪を中心にイタリアンやフレンチのレストランなどを展開する株式会社かめいあんじゅで料理人として勤務していた際に出会い、やがて結婚、奈良のお店を任されたのを機に奈良市へ移り住むようになったとのこと。
「同い年だけど、お店では私の方が先輩だったの(*^_^*)」by日奈子さん。

野菜を味わうイタリアン_5

武司さんは奈良に来て、大和野菜の魅力にハマってしまったそうです。
深い味わいもさることながら、生産者が収入ありきでやっているのではなく、自分たちが食べたいものを大切に作っていることに魅力を感じているそう。
修業や研修で度々イタリアに赴き、地元の人が地元の食材を使って作ったイタリア料理の魅力を肌で感じるなかで、奈良との共通点を見出し、独立して奈良でイタリア料理のお店を開くことが自分の中でピタッとハマったのだそう。
だからこそ、食材にこだわり、生産者のもとへ足を運び、どんなふうに栽培されているか自分の目で確かめた上で料理する、というスタイルを貫いておられるのだと思いました。

野菜を味わうイタリアン_6

授業では、お店のことだけでなく、ご夫妻で働くこと、そして家庭と仕事のバランスについても語っていただきます。
おふたりの会話を聞いていると、ほんと楽しいです( ´艸`)。
仲良しだからこそのボケとツッコミみたいなやりとり!?
いや、随所に家族への愛があふれていて素敵だな。
そのあたりも注目ですぞ!!

当日は看板料理ともいえるバーニャカウダとパニーニ、そして日奈子さんおすすめのルイボスティーをご用意いただきます。
お店の常連さんも、まだ行ったことがない方も、ぜひぜひお申込くださいね。

お申込はこちら ⇒ http://nhmu.jp/class/28680

(なさ)

「カナカナ」で授業します。

2017.08.06 | 授業info | by Staff

8月27日(日)の授業「心に響く写真、を目指して ~自然写真家・佐藤和斗の『鹿たちの楽園』~」。

「カナカナ」で授業します。_1

教室は、ならまちにある「カナカナ」。
週末の昼下がりは必ずといっていいほど、お店の前にお客さんが並んでいる光景を目にします。

「カナカナ」で授業します。_2

2001年にオープンしてから15年以上経ち、「ならまちのカフェ文化を牽引する存在」と言っても過言ではない、個人的には憧れの場所です。

「カナカナ」で授業します。_3

カナカナと佐藤和斗さんとは、浅からぬ御縁があります。
2011年、和斗さんの写真展「2つの眼」がカナカナの2階展示スペースにて開催されたのが始まり。
和斗さんが奈良で指導している「Plus+Photo写真教室」の生徒さんたちの写真展の会場にもなっています。
今回は、夜間に貸切で授業をすることになりました♪

普段はこんな感じ。

「カナカナ」で授業します。_4

季節のスイーツ、桃のプリン。
むっちゃ美味です。

「カナカナ」で授業します。_5

当日はこんな感じになります。
南側の座敷にスクリーンを設置し、北側に席をとる形です。

「カナカナ」で授業します。_7

※営業終了後に設営を兼ねた下見打合せをさせていただいた際の様子。慌ただしさが画像に反映されているの図。

「カナカナ」で授業します。_6

築90年以上の町家を活かした空間ということで・・・、畳ですぞ。
当日は、冷たい飲み物(数種よりお好きなもの)と、リスのサブレをご用意いただきます。

「カナカナ」で授業します。_8

さて、写真集『Dear deer 鹿たちの楽園』の評判と共に、ますます注目されている和斗さん。
先日、朝日新聞デジタル[and]でも紹介されていましたよ。
↓↓
http://www.asahi.com/and_w/gallery/20170724_deardeer/?iref=andw_pc_gallery_article001
写真集の世界観の一端を感じることができますので、ぜひ、ご覧ください。

和斗さん自身も、FacebookやInstagram( kazuto.photography )に撮影した鹿の写真を掲載し、日々発信されています。
写真の魅力もさることながら、あるときはユーモアたっぷり、あるときは熱い思いをのせて綴られるコメントも、また素敵なんですよ。

そんな和斗さんのお話を生で聴ける機会ですぞ。
絶賛募集中!ぜひお申込くださいね。
申込はこちら
↓↓
http://nhmu.jp/class/28486

(なさ)