奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

ならまち銭湯部、活動中!

2024.12.21 | 授業info | by Staff

銭湯。
公衆浴場のこと。
まぁいわゆる「お風呂屋さん」のことですね。
この奈良市にも古くから営業を続けている銭湯があり、その営業年数の古さから「レトロ銭湯」とも呼ばれたりします。
ですが、廃業される銭湯が増えてきており、銭湯の数は年々減っています。
今年の11月にも近鉄奈良駅の北にある銭湯が営業を終えられました。。。

貴重な銭湯がなくなるのは寂しいのですが、そこには営業を続けられない理由があるのです。
経営者の高齢化
後継者不足
施設の老朽化
燃料の高騰
さらにコロナ禍による利用者の減少が拍車をかけました。

本当に大変な状況。
そんななか、ひとつの銭湯を残していこう、守っていこうと動き出した方々がいます。
その名も「ならまち銭湯部」。

ならまち銭湯部、活動中

彼らは花園町にある銭湯「花園新温泉」を応援するチームです。
様々な職種の20~30代の若者が中心となり、創業65年の花園新温泉を支えています。
花園新温泉X
https://x.com/hanazono_nara
花園新温泉Instagram
https://www.instagram.com/hanazono.nara/

ならまち銭湯部、活動中

結成されたのは2024年6月。
その動きは活発で、ボイラー修理をめざしてクラウドファンディングに挑戦!
クラウドファンディングのページ
https://motion-gallery.net/projects/hanazono_shin_onsen

ならまち銭湯部、活動中

集まった資金をもとに、12月にボイラー改修工事を行いました。
(現在は営業を再開されておられます)

ならまち銭湯部、活動中

そして、定期的に、「部活動」という名前で活動を行っています。
清掃活動や・・・

ならまち銭湯部、活動中

文化祭などのイベント・・・

ならまち銭湯部、活動中

花園新温泉が次の10年を超えられるよう、銭湯部のみなさんは楽しく、そして一所懸命に活動しています。

1月26日の授業「レトロ銭湯を10年先まで残そう ~花園新温泉とならまち銭湯部~」では、花園新温泉を教室にして、ならまち銭湯部発起人の杉本雄太さんに、銭湯部の設立のことや活動内容のこと、花園新温泉の魅力などを伺います!

銭湯が教室!
これだけでもヤバイ!!

また、授業の後に花園新温泉に入っていただけるよう、時間を設定しております!
※授業終了直後ではありません。
撤収作業があるため、14時に授業終了、15時から営業となっております。
※当日入浴しない方には、後日入浴できるチケットをお渡しします!!

銭湯に興味がある方にも、行ったことがない方にも、ぜひともこの花園新温泉に来ていただきたい!
ならまち銭湯部の活動を知っていただきたい!!

ならまち銭湯部、活動中

みなさまのお越しをお待ちしております!
まずは授業に申込していただかなくては話になりません。
あの方もこう申しております。
「銭湯は裏切らない」
落語家・立川談志

申込はコチラ↓
https://nhmu.jp/class/42029

(ask)

人が集まる駄菓子屋さんの秘密

2024.12.14 | 授業 | by Staff

甘いデザートよりもスナック菓子が大好きな私は、今回の授業「二足のわらじで駄菓子屋をはじめた! ~『BOB’s_SPACE』オーナーの働きかた~」に、「駄菓子屋さんに行ける!」という嬉しい気持ちで従事しました。

人が集まる駄菓子屋さんの秘密

教室に到着!
せっせと授業の準備を始めていると、「実は1か月くらい前にプロジェクターとスクリーンを設置したんですよ!」と松本先生。
なんと!!
急遽、まだ数回しか使っていないという綺麗な機材を使わせていただけることになりました。

人が集まる駄菓子屋さんの秘密

学生さんが1人・・・また1人と、やってきました。
早く来た方は授業の開始時間まで、隣の駄菓子屋さんで早速いろいろなお菓子を購入しています。

人が集まる駄菓子屋さんの秘密

レンタルスペースに戻ったら、机の上にルイボスティーとお菓子のセットが!
「寒いのでホットドリンクで温まってください」と、先生が配ってくださっていました。
気づいたら私たちスタッフの分まで!!
ココロもカラダも温まりました(#^.^#)

人が集まる駄菓子屋さんの秘密

授業の様子は「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「ちょっとしたこと、あったらいいなを実現する場」
https://nhmu.jp/report/42214

「奈良の魅力は親切な人が多いこと。困っている人が居たら放っておけない気質だと思う。」
「私のまわりに嫌な人はひとりもいない。」
「人のためにしていたと思っていたことが、実は自分のためになっていた。」
など、前向きな言葉が次々と出てくる松本先生。
普段からこういう気持ちで人と接しているからこそ、先生のまわりには人が集まり、良いご縁が生まれるんだろうな~。
まだお若いのに3人の子どもの子育てと両立していて素晴らしいなぁ~と、終始、感心しっぱなしでした。

人が集まる駄菓子屋さんの秘密

授業が終わってからも、懐かしい駄菓子の話で盛り上がる人や、駄菓子やレンタルスペース以外に先生が取り組んでいるマルシェに興味を示し、何かタイアップできないかと名刺交換を始める人など、みなさん名残惜しそうでなかなか帰ろうとしません(笑)。
授業を通じて人と人がつながる、コミュニケーションの輪が広がる・・・スタッフとしてこの雰囲気がとっても嬉しいです。
これも奈良ひとまち大学の魅力のひとつですよね。
そういう私も学生の1人に共通の知人がいることが分かり、後片付けそっちのけで、ちゃっかりその話題で盛り上がっていましたが(笑)。

もちろん、帰りにはお土産の駄菓子を忘れずにゲットしましたよ。

人が集まる駄菓子屋さんの秘密

(どす)

宇宙に積み重なる光の記憶の地層

2024.12.12 | 授業info | by Staff

作ること、そして生きること~浮遊体アートの作家と語り合う~」の担当者たかねぇです、こんにちは!

いよいよ、授業が目前に迫ってきました。たくさんのお申込みありがとうございます。

今回の授業では講師である想芸館の奥田エイメイさんのお話をお聞きするほか、後半がグループに分かれて簡単なワークショップも行います。
参加者のみなさんは、スマホの中からお気に入りの写真選んでもらうことになりますのでご準備くださいね。

講師である、奥田さんから当日のワークショップに向けて下記のメッセージが届いておりますのでご覧ください。

宇宙に積み重なる光の記憶の地層

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宇宙から見える戦場の兵士の姿がニュース映像に流れてきます。
未来の考古学者は、地面を掘るよりも宇宙を飛ぶ衛星のデータを発掘するようになるでしょう。

こんにちは。
浮遊ファクトリーの奥田エイメイです。
私の工房は平城宮跡のすぐ近くにあります。

宇宙に積み重なる光の記憶の地層

千数百年前の遺跡が眠る地層の上を散歩しながら、宇宙に積み重なる光の記憶の地層を想像しています。

一年前に平城宮跡で家族と遊んだ私の生きた姿は、一光年先の宇宙空間に、
千三百年前の平城宮で馬に乗った人の姿は、千三百光年先の宇宙空間を浮遊しています。

遮るものがなければ光はどこまでも飛んでいきます。
夜空に十年前、千年前、一億年前の星の姿が今まさに生きて輝いて見えるように、私たちの生きた姿は日々、宇宙空間に積み重なっていきます。

もしあなたの生きた姿が永遠に宇宙に記憶されるなら、あなたはどんな姿を宇宙に残したいと思いますか。

12月22日の奈良ひとまち大学のワークショップでは、皆さんのスマホに撮りためられている写真から一枚を選んでもらい、
その写真を平城宮跡の広い空に向けてかざしながら、写真を撮った時のことを、隣の人にぽつぽつと話してもらいたいと思います。

宇宙に積み重なる光の記憶の地層

写真は「宇宙に残したい記憶」をテーマに選んでもらってもいいですし、たまたま出てきた一枚でも構いません。

私たちはふだん意識することなく、日々生きる姿を宇宙に向けて放ち続けています。
その姿が宇宙にずっと記憶されるのかもと感じたとき、私たちが日々生きる姿勢は変わることがあるのでしょうか。

(奥田 エイメイ)
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なんだか、光の視点から遠い宇宙と歴史、私たちの生活がつながるロマンティックなメッセージですね♪
当日の授業が楽しみになってきました。

ワークショップは屋外での活動になりますので、温かい恰好でお越しください。

(たかねぇ)