氷室神社にて、先人たちの偉業に思いを馳せる
2017.06.24 | 授業 | by Staff
奈良が好きで奈良に住んで3年、まさか学生として参加したことがある「奈良ひとまち大学」にスタッフとして携わることになろうとは!と驚いている“せとやん”です。
さて、今回従事したのは6月24日(土)の「奈良と氷の長くて深~い関係 ~氷の聖地で宮司さんがトーク~」。
奈良に引っ越してくる前は、訪寧すると必ず訪れていた東大寺や春日大社、奈良公園界隈。
もちろん、今回の授業の教室である氷室神社にも足を運んでいました。
今回はその氷室神社で授業を行うということで、参加される学生さんだけではなく私もひそかに楽しみにしていました。
教室に到着して、「今日はよろしくお願いします」と神さまにごあいさつ。
そして、さっそく設営です。
梅雨のさなかに行う授業。
今日は曇り空で今にもぽつりと来そう。
授業を屋外で行うので少し心配です。
授業が終わるまでもってくれるといいな・・・。
鳥居の朱色に奈良ひとまち大学のグリーンののぼりが映えます!
椅子のセッティング、資料の配布、蚊対策の蚊取り線香、虫よけスプレーも準備OK。
「いよいよ受付が始まるな」と思うと、どことなく気持ちが引き締まります。
続々と学生のみなさんが到着され、最初に本日の講師である氷室神社宮司の大宮守人先生に促されて拝殿の前で祈祷。
祝詞が響き渡る荘厳な空気のなか、予定通り17時30分から授業がスタートしました。
授業の様子は「ひとまちレポート」もご覧ください♪
「氷の向こうに奈良の歴史」
http://nhmu.jp/report/28413
席に戻って、氷室神社と氷との関係は?「ひむろしらゆき祭」はどのようにしてスタートしたのか?と、先生のお話が進みます。
資料としていただいた季刊誌「ひむろ」に載っている古地図と現代の地図との比較や、氷室神社から8kmほど離れた天理市福住の氷室神社との関係もお話ししてくださいました。
学生のみなさんは熱心にメモをとり、ところどころで笑い声も起こる和やかな雰囲気です。
さあ、授業も終盤になりました。
お待ちかねの、かき氷の奉納です。
ゆっくりと時間をかけて凍らせた氷はとても綺麗。
向こう側が透けて見えます。
境内ではこの氷を使った「氷占い」ができるそうです。
次回来たときはやってみたいなあ。
かき氷機で氷をかいていただき、一人ひとり受け取ります。
神さまにお供えしてから、おさがりをいただきますよ!
シロップをかけて・・・さあ、味はどうですか?
「おいしいです!」
「頭がキーンとしない氷ですね」
「口でふわっと溶ける!」
少し蒸し暑かったこの日、屋外で食べるかき氷は冷たくて口の中がさっぱりして、なんて美味しい!
学生のみなさんは、しばし夢中でシャクシャクと氷をつっついていました。
なんと、スタッフもかき氷をいただいてしまいました。
氷室神社さま、大宮先生、本当にありがとうございます!
かき氷を食べ終わった後は、大宮先生によるまとめです。
近年「奈良の夏といえばかき氷!氷室神社!」というイメージがありますが、そこに至るまでは先人の苦労や知恵、そしてなによりも氏子さんをはじめとする、神社に関わる多くの方々の努力があってこそなんですよね。
そういった氷室神社にかける思い、古代から続く奈良の歴史にかける思い、地域おこしにかける思いを大宮先生からお聞きして、なんだかじーんとしてしまいました。
当日の様子は氷室神社のブログ「氷室神社の徒然社務日誌」でもご覧いただくことができます。
「ひとまち大学」
http://ameblo.jp/himurojinja/entry-12286631017.html?frm_src=thumb_module
大宮先生、氷室神社のみなさん、そして参加してくださった学生のみなさん、ありがとうございました!
楽しんでいただけたでしょうか?
これを機に、氷室神社に足を運んだことがない方も訪れていただけると嬉しいです。
(せとやん)