奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

つながり

2015.11.29 | 授業 | by Staff

どうも。みなさまご無沙汰(!?)いたしております。“どすこい”です。

あぁ~、もうすぐ12月ですねぇ~~。
今年も残すところあと僅か。
月日が流れるのはホント早いですね。
みなさま、今年1年はどうでしたか!?
充実した1年でしたか??充実されていたでしょうね。
私はと言うと、う~~~ん・・・な1年でした(笑)。

さて今回は、授業「春日大社ゆかりの社寺を巡ろう ~奈良の町に根付いた春日信仰~」に行ってまいりました。
受付は、ここ「車舎(くるまやどり)」前です。
それにしても、新しく塗り替えられた二之鳥居の朱色と銀杏の黄色とのコントラストが最高!!
鹿・鳥居・銀杏をバックに、カップルが記念写真をパシャパシャ。
「ええな~~~!楽しいやろうな~」って思いながら、受付、受付を・・・。
違いますよ!決して不純な気持ちで受付をしているわけではございませから。
学生のみなさまが気持ち良く勉強していただけるよう心を込めて受付をしておりますよ。

つながり_1

さぁ、今回の授業の先生は、春日大社の千鳥権禰宜です。よろしくお願いしますっ。
けどぉ、なんかしっくり来ないんですよね~。。。
あっ!衣装が違う!!
いつもの袴姿ではなく、スーツ姿ではありませんか。
だから何か違和感を感じたんですね(笑)。

つながり_2

いよいよ授業の開始です。
授業の様子は、ひとまちレポートも併せてご覧ください♪
「授業レポート-春日大社ゆかりの社寺を巡ろう-」
http://nhmu.jp/report/24567

今日は、春日大社のゆかりの社寺巡りなので、約半日かけての市中ウォークです。
まずは春日大社。第六十次式年造替の真っ只中。
特別公開が盛りだくさんで、多くの参拝者で賑わっております。
回廊の釣灯籠から御蓋山浮雲峰遥拝所へ。
なんとこの直線上には、御本殿、平城京大極殿、その先の大阪城のなにわの宮からシルクロードまで繋がっているとのことです。
その後、御本殿・御仮殿・若宮を参拝し、上の祢宜道を抜け、次の鏡神社へ。

つながり_8

いや~、それにしても今日はほんと良い天気?
ウォーキングするにはもってこいですな~。

そんなこんなで、次の春日ゆかりの神社、鏡神社へ。
な~んと、ここでサプライズ~!!お願いしていたわけではございませんが、鏡神社の宮司さまが特別にお話を!
しか~も、な、なんと、お社の前まで特別に参拝させていただきました。
これには千鳥先生もビックリです。
氏子である先生でも数回しか近くで参拝されたことがないとのことです。
超ラッキー!

つながり_3

そのあと、宅春日神社、祟道天皇社、井上神社、御霊神社を参拝し、元興寺へ!
もちろん、それぞれ千鳥先生の案内付きです。

つながり_4

元興寺をめざしてならまちを歩いていると、「あっ!ひとまち大学さん。授業なんですね。頑張ってくださいね!!」って声が!
応援していただけるっていいですね。
元気が湧いてきますし、やってて良かったな~って思います。

そんなこんなで元興寺到着!
元興寺では、ご住職が直々に境内をご案内してくださいました。
しかも国宝の影向の間にて特別に授業をしていただきました。
影向の間って、普段は非公開で、今回はこの授業のためだけに公開してくださいました。
ご住職、ありがとうございました。

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そして、本日のラストの春日大社ゆかりのお寺。伝香寺です。
なんとここでもご住職がお寺の案内、そしてこれまた秘仏であります地蔵菩薩立像を特別に拝観させてくださいました。

つながり_6

今回この授業に参加させていただき、春日大社と各社寺のつながり、人と人とのつながり、そして奈良ひとまち大学が奈良と奈良の人とつながっていることを感じとることができました。
つながりを持つことの大切さを改めて学ばせていただいた授業でした。

(どすこい)

写真家の こころが宿る 古都の家

2015.11.28 | 授業 | by Staff

11月28日、授業「奈良を撮り続けた男、入江泰吉 ~旧居から見える、写真家の素顔~」の日は紅葉の隙間から青空が広がり、穏やかな日になりました。
教室である入江泰吉旧居の前は真直ぐな道で、北方向には東大寺戒壇院の石段が見えます。
入江泰吉は、この景色が好きだったようです。

写真家の こころが宿る 古都の家_1

また、入江泰吉旧居の玄関周辺は観光客で賑わい、何軒か隣の蕎麦屋さんでは列を作り並んでいました。
空を見上げると、もみじの葉や柿の実が真っ赤になっていて、その奥には真っ青な空が広がっていました。
入江泰吉旧居の玄関を上がると、水仙の刺しゅうの建具があり、落ち着いた住まいでした。

写真家の こころが宿る 古都の家_2

授業の様子は、「ひとまちレポート」をご覧ください。
「『伝えたい』という強い思い」
http://nhmu.jp/report/24583

本棚は2か所あります。
入江氏は夫人に「写真は単なる美しさだけではいけない。見ている人に、内面に潛んでいるものを訴えかけるものがないと、それは写真ではない」と語り、本や雑誌を読み、「歴史を知らないと、大和独特の雰囲気が撮れない。そのために本を読むように」と撮影助手によく話していたと言います。

写真家の こころが宿る 古都の家_3

倉橋みどりさんは入江泰吉の娘さんのように、「ここは入江泰吉の指定席、この席はお客様の席」とご案内したり、また、入江泰吉が写真を撮り続けた思いを穏やかに楽しそうに語っておられました。

窓から外を見ると、あたり全てが入江泰吉旧居の庭園のように見事な光景が広がっていました。
庭園には丸い石を敷いてあり、家の周りを歩いていくと、大きな広葉樹が紅葉しています。
その間には小川が流れ、庭には赤い椿の花が咲いていました。

写真家の こころが宿る 古都の家_4

離れには入江泰吉が使用した現像部屋があり、綺麗に保存してありました。

写真家の こころが宿る 古都の家_5

仏像を残すために必死の思いで写真を取り続けた入江泰吉は画家になりたかったようですが、写真に魅了され、奈良の風景・仏像・行事など写真に撮りました。
今も、古都奈良の魅力を発信しています。

(秋)

夢や希望や感動を届ける

2015.11.15 | 授業 | by Staff

杏町の青い社屋、それがスケーター株式会社本社です。

夢や希望や感動を届ける_1

設立時は万年筆会社で、「スケートのようによく滑る書き味の良い万年筆を作り続けたい」という鴻池伊三郎先代社長の思いを社名に託したと言います。

授業「奈良から発信!日本一の弁当箱 ~シェアNo.1のスケーター社に潜入!~」を開催した10月25日(日)は、やや風の強い日でした。
数メートル先をJRが走る情景はなかなか絵になります。
駐車場に着くと西側に大きな社屋。
これは工場ではなく配送センター(倉庫)だと伺いました。
スケーター株式会社は、自社で工場を持たないファブレスメーカー。
プラスチックの家庭用品、特にお弁当箱を中心に家庭用品を企画し、全国に販売している会社です。

夢や希望や感動を届ける_2

受付の準備をしようと倉庫をショールームに改造したという建物に入ると、既に学生さんが1人来ているとのこと。
1時間も前なのに「何と早く来られるのか」とその熱心さに驚きです。

階段を昇ると、スターウォーズのテーマ曲と映像が流れています。
ショールームは、キャラクターグッズがキャラクター毎に類別された展示スペースです。
お弁当箱、水筒、ステンレスボトル、保温ジャー付弁当箱、電子レンジ調理容器シリーズ、キャラ弁作りお助けグッズ、親子で作る製菓シリーズ他、様々な商品が展示されています。
株式会社サンリオ、株式会社ポケモン、小学館集英社プロダクション、タカラトミー、ウォルト・ディズニー・ジャパン、スタジオジブリ、東映アニメーション、NHKエンタープライズ、バンダイなどのキャラクター版権元と結びつき、多種多様な商品展開を行っている実態を実感できます。

夢や希望や感動を届ける_4

展示場を通り抜けた窓際に5人が座れる場所を4か所作り、授業ができるようにしました。
当日の資料は、弁当箱や水筒などの商品カタログです。
水もご準備いただけました。

社屋を出て駐車場近くで学生のみなさんを待っていると、3人ほどが自転車で、数人が自動車で送迎、あとは自動車で来られました。
社屋が珍しいのか、数人の方々は携帯電話を取り出して写真を撮っていました。
1人遅刻でしたが、参加予定者は全員揃い、無事に授業を始めることができました。

夢や希望や感動を届ける_3

授業の様子は、「ひとまちレポート」をご覧ください。
「どの家にも必ずある!スケーターの製品」
http://nhmu.jp/report/24435

講師は、営業部マネージャーの喜多哲也さんです。
会社の沿革から今後の展開までの話を伺い、授業後半では「米とぎシェイカー」「豆腐作り器」などの商品を紹介した報道番組のDVDを見ました。
その後、自由見学となり、各自でショールームを見学しました。
気になる点はその都度、学生さんが自発的に喜多さんへ質問をされていました。

夢や希望や感動を届ける_5

自由見学後の質疑応答の時間では、パッキン交換時の改善や食後の弁当箱コンパクト化、おかずの汁漏れ防止など、改良についてのアイディアなどが出されました。
授業終了後も「個人的にも見学が可能か」などの質問があったり、ショールームを熱心に見学する学生さんの姿が多数見られました。

夢や希望や感動を届ける_6

「人々が暮らしの中でワクワクドキドキするような夢や希望や感動を届ける」という理念を持ち、「変化」「スピード」「チャレンジ」を忘れず、生活全般をサポートする商品を作り、世の中に役立ちたいと、多種多様な製品を提供するスケーター。
あなたも、スケーター商品に「ときめき」を感じますか。

(浪鹿)