暫くの見納め?!早朝の興福寺で仏さまに会う
2016.10.30 | 授業 | by Staff
興福寺国宝館の授業「興福寺国宝館とことん探訪!その2 ~またまた国宝館独占、しちゃいます!~」は今回で2度目!
2016年10月は、過去の授業でとても人気のあったものに再びスポットを当て、前回の授業とはまた違う目線で体感してもらおうという企画なのです!
(^_-)-☆
10月30日7時。
早朝の冷たい空気を顔面に受け、チャリを飛ばして国宝館へ。
お天気が良くて(さすが!スーパー晴れ女!)、空気が澄んでいる奈良公園の中を横切ると、なんとも得した気分!
国宝館を独占させてもらえるとあって競争率も高く、今回参加される学生さんは、ほんまラッキーですねぇ。
興福寺の歴史や創建以来大切に受け継がれてきたことなど、じっくり聞かせていただきますよ!
先生は、興福寺執事の辻明俊さん。
奈良ひとまち大学ではおなじみの先生です。
本日も爽やかに軽快な口調でスタートです!
スタートしていきなり、なんというサプライズ!!
辻さんの計らいで、現在復元建設中の「中金堂」の中に入ることができるんですって!!
私は受付で待機だったので中へは入れませんでしたが、みなさん、良かったですねぇ~(^_^)
感想などは、「ひとまちレポート」をご覧くださいね。
「1000年先まで繋げる力。進化する興福寺」
http://nhmu.jp/report/26905
「贅沢なひととき」
http://nhmu.jp/report/26918
その後はお待ちかねの国宝館へ!
入口では、巨大な金剛力士像頭部がお出迎え。
奈良ひとまち大学の学生のみなさんにだけ許された空間で、じっくりと辻さんのお話が進みます。
辻さんの「仏像は美術品ではなく、あくまで信仰の対象。仏さまの前では、手を合わせましょう」「数々の仏さまと出会い、感じ、好きな仏さまと語り合いましょう」とのお話を聞いて、私も「阿修羅像」には個人的に思い入れがあるので、ゆっくり手を合わせ、向き合いたいと思いました。
また、文化財は現状維持が基本だそうですが、修理や修復のためのガイドラインをどのようにするのか、とのお話も。
そして、重大発表。
国宝館は2017年の1年間、耐震工事のため休館になるとのこと。
この機会に、国宝を守るためのガイドラインを早急に作っておくことが大切なのだと説かれました。
最後に、今年は天平伽藍の復興に力を入れて、いろんなことをする1年にしたいと語られました。
ここだけ(?)の話ですが、中金堂の落慶法要の日程を教えていただきました!
2018年10月7日~11日(予定)です!!
2018年は、耐震工事を終え、中金堂も復興される興福寺。
またその時にも奈良ひとまち大学で授業をお願いしたいですね!
今からとても楽しみです!
(さとちん)