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ちょっとずつの「できる」を集めて

2021.05.08 | 授業info | by Staff

6月25日(金)の授業「かわいい奈良を文房具に ~coto mono流の奈良の魅力発信~」について、再度のご案内です。

前回のブログ「楽しいコト、楽しいモノ、奈良から」では、文房具と雑貨のお店「coto mono」を中心に紹介しました。
今回は、先生・東岡智恵子さんのお仕事事情に少し触れたいと思います。
こちらは、東岡さん直筆の似顔絵。

ちょっとずつの

東岡さんのお店・coto monoでは、買い付けた商品だけでなく、coto monoオリジナルブランドの「ならうふふ文具」も販売しています。
ならうふふ文具の商品は全て、東岡さんがデザインしたものを製造メーカーに発注して作っています。
奈良を楽しむ、持っていると思わず「うふふ」と笑ってしまうような文房具なんですよ。

例えばこれ。
キラキラの大仏さま。

ちょっとずつの

このブックマークなら、絶対忘れないよ。

ちょっとずつの

奈良あるある、鹿のバルーン。

ちょっとずつの

これ実は絵はがきなんですぞ。
裏面をチラリ。

ちょっとずつの

こんな絵はがきをもらったら、奈良のイメージがポップになるかも!

coto monoの商品はお店や奈良蔦屋書店だけでしか買えないのかと思いきや、全国展開にとどまらず、実は海外でも販売されているそうです。
3月末に大阪で開催された「文具女子博」にも出店されていて、文具好きから熱い注目を浴びているんです。

ちょっとずつの

デザイナー・バイヤー・販売・経理・渉外・雑用・・・もろもろを独りでこなしている東岡さん。
子どもの頃から文房具が好きだったけれど、最初から文房具を作ることを志していたわけではなかったそう。
就職して仕事をするなかで、忙しさで殺伐とした気持ちになるのをほぐしてくれたり、職場でのコミュニケーションのきっかけになったりしたのが、お気に入りの文具たちだったそうです。
これって自己満足な世界なのかもしれないですけど、私は深く共感しました。

ちょっとずつの

その後、一念発起して退職し、デザインを学び、とある文具メーカーに再就職し、四六時中、新たな商品開発に明け暮れ、さまざまな経験を積み、満を持して脱サラ。
「自分自身、ひとつの才能に秀でているわけではないけれど、ちょっとずつの『できる』を集めて、やっています」と語る東岡さん。
今までの道のりとこれからのことなど、授業で詳しく語っていただきます。
「好きなことを仕事にする」って、楽しいだけが全てではなく、いくつも苦労があるけど、やりがいがある、そういったリアルなお話が聞けるのではないかと思います。

なお、今回の授業は金曜日の夜に開催しますので、お間違えのないように。

また、今回の授業の教室となる奈良蔦屋書店のHPでも、授業を紹介してくださいます。
お楽しみに♪

ちょっとずつの

お申込お待ちしています!
お申込はこちら↓
http://nhmu.jp/class/35937

(なさ)

大好きな奈良を記事にする

2021.05.06 | 授業info | by Staff

5月30日(日)の授業「奈良を記事にするということ ~新聞記者の仕事と奈良のこと~」のご案内です。

先生である、毎日新聞学芸部専門記者・花澤茂人さんの出身は、千葉県。
千葉県で生まれ育ち、東京の大学を卒業。
大学時代に京都・奈良を旅した時に、「奈良っていいやん」「奈良って魅力がいっぱいある」と、奈良に目覚めたひとり。

大学卒業後、新聞記者としての最初の赴任地が奈良だったことで、「好きな奈良に住める!」「仕事でも奈良に関われる!!」と、赴任地が決まったときには「よっしゃーーー!」と思ったとのこと。
事件や行政の担当記者を経て、3年目から文化担当として奈良県内を駆け巡るなかで、社寺との関係を深めます。
時にはお寺の行事や法要の手伝いをし、そこでの体験を記事にするなど、他の記者にはない記事を書いていました。

大好きな奈良を記事にする

そして2013年10月には東大寺で得度をし、僧侶の一員にもなられたのです。
てっきり“かっぱ”は、仏教に深く興味を持って得度をされたのだと思っていたのですが、花澤さんにとっては、いろいろなことがあり、生きていくためにもうひとつ軸足を持ちたいと思い、東大寺の僧侶に導かれたと話していました。

大好きな奈良を記事にする

花澤さんと話をしていると、「奈良がとても好きなんだな」「奈良の人・もの・ことがとてもとても好きなんだな」ということが伝わってきます。
「目に見えないけれど、奈良に住む人みんなが奈良を大切に思い、その思いを連綿と受け継いでいる」とも話していて、そうした思いが記事にも溢れているんだなと感じました。

大好きな奈良を記事にする

授業では、新聞記者として・・・
*奈良の各現場を取材して感じたこと(人・もの・こととの出会い、連綿と続く歴史の営み)
*興味深い奈良の行事(エピソードや記者目線で伝えたいこと)
*大好きな奈良に住み、奈良で仕事をする魅力
・・・を伝えていただきます。

そうそう、今回の教室は、餅飯殿町の細い路地に隠れ家のように存在している「ウエルト」。

大好きな奈良を記事にする

以前は、奈良の文化人が夜な夜な集まっていた「樹樹」だったところです。
樹樹の頃から、ここは花澤さんお気に入りのお店。
ウエルトになってからも、それは変わらず、店主とは同い年だということもあって、仲がいいそうです。
樹樹とは雰囲気が変わりましたが、お昼は美味しいサンドイッチ(ハムが最高!)、夜はスペイン料理とワインを楽しめるお店なんですよ。
みなさんも訪れてくださいね。

大好きな奈良を記事にする

今回の授業は、隠れ家のようなウエルトで、奈良が大好きな花澤さんの話。
どしどしお申し込みください!
お待ちしています。

お申込はこちら↓
http://nhmu.jp/class/35665

(かっぱ)

若宮さまの御造替が始まる

2021.04.28 | 授業info | by Staff

5月29日(土)の授業「若宮さんってどんな神社? ~春日大社の摂社、式年造替を迎える」のご案内です。

「春日大社本殿」のバス停を降りると、「春日大社若宮御造替」の大きな看板が目に入ります。

若宮さまの御造替が始まる

春日大社本殿の御造替から6年、今年と来年にかけて、若宮神社の御造替が行われます。
今回で第43次となる御造替とのことで、20年に一度御造替が行われることを考えると、それだけで歴史の長さを感じます。

若宮神社は、春日大社の本殿から南に向かって、たくさんの燈籠に囲まれた春日の杜の道を歩いていくと見えてきます。

若宮さまの御造替が始まる

春日大社の本殿には、毎日たくさんの方がお参りをされるので賑やかに感じますが、少し離れただけで静寂な時間が流れています。
春日造の社殿は1863年に建て替えられたもので、国の指定重要文化財に登録されているとのこと。
本殿は外からしか臨むことはできませんが、長い年月の風雨のなかで趣ある朱色になり、春日大社の本殿の鮮やかな朱色とはまた違った世界を創り出されています。
一言で言うと「落ち着き」なのでしょうか。
ゆったりとした時間の流れを感じることができる空間になっています。

若宮さまの御造替が始まる

授業では、春日大社の岡権禰宜から、若宮神社の始まりや神さまのこと、そして御造替とはどういうことなのかなどについて話を伺います。
まだ春日大社や若宮神社に参拝したことがない方、どしどしお申し込みください!
お待ちしています。

若宮さまの御造替が始まる

お申込はこちら↓
http://nhmu.jp/class/35663

※若宮神社本殿内院の特別公開が新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となりましたので、授業中の参拝は行いません。

(かっぱ)