奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

茶がゆってステキ

2020.01.25 | 授業 | by Staff

『おかいさん』はソウルフード ~茶がゆのある食卓の風景~」にスタッフとして従事した“せとやん”です。

奈良といえば、茶がゆですよね。
とはいうものの、機会がないもので実際に食したことはなく、今までなんとなく縁がありませんでした。
今回、授業にスタッフとして従事したおかげで、茶がゆとの距離がうんと縮まった気がします!
授業の様子は、「ひとまちレポート」をご覧ください。
「『おかいさん』でほっこり ~ソウルフード『茶がゆ』を楽しむ~」
http://nhmu.jp/report/33591
「ほっこり にっこり ごちそうさん ~我が家のおかいさん~」
http://nhmu.jp/report/33743
「憧れの茶粥」
http://nhmu.jp/report/33723

教室の「貸町家KIYA」も、茶がゆを炊く風景が似合う素敵な空間でしたー。

茶がゆってステキ_1

ほうじ茶の香ばしい香りも相まって、あたたかい空間になっていましたね。
先生の飯田むつみさんのお話も分かりやすくて、奈良の茶がゆの歴史や、昔から奈良の日常にあった茶がゆの風景がありありと浮かびました。

茶がゆってステキ_2

大きなお鍋で茶がゆができあがっていく時間も豊かで、忙(せわ)しく時間が過ぎ去っていく今こそ、こういう時間が大切なのかもしれないなと感じました。
できあがった茶がゆをよそったお椀から立ち上る湯気すら美味しそう。
お膳に乗っている付け合わせも豪華で、学生のみなさんがとてもうらやましかったです!

茶がゆってステキ_3

印象的だったのは、飯田さんが持ちこんだ茶がゆを作る道具に、学生のみなさんが釘付けになっていたこと。
茶がゆをよそう木杓子や、お茶を入れておく「茶袋(ちゃんぶくろ)」のことなど、キラキラした目で飯田さんに質問をしていて、横から「いい感じだなぁ~」なんて思っていました。

茶がゆってステキ_4

この授業に従事して、「茶がゆってかんたんに作れるんだな」と思ったので、さっそく私も家で作ってみました。
食べてみるとぽかぽかと身体が温まり、寒い冬にぴったり!
これはこの冬、何度も作ってしまいそうです。
授業に参加してくださったみなさん、そして飯田さん、楽しい時間をどうもありがとうございました。

(せとやん)

輝きに魅せられて

2019.12.24 | 授業 | by Staff

授業「糞虫(ふんちゅう)に夢中! ~噂のならまち糞虫館を訪ねる~」の教室、「ならまち糞虫館」。
100%迷子になる自信がありましたが、やっぱり独りで来ていたら確実に迷子になる場所でした(汗)。
細~い路地を奥まで進み、右手にある建物です。

輝きに魅せられて_1

スタッフが一足先に到着し入口にのぼり旗を組み立てているところへ、爽やかに館長の中村さんが登場。
早速館内へ。
白を基調にした清潔感たっぷりの、とっても素敵なおしゃれ空間に感動~。

まずは、1階にて受付の準備。
本日の教室は2階。

輝きに魅せられて_2

座布団と四角いカラフルな椅子を準備してくださり、設置完了。
奈良ひとまち大学の校歌も忘れずに・・・。

輝きに魅せられて_3

いよいよ受付開始です。
みなさんが迷わずに来られるか心配しましたが、意外とスマホ&地図片手にスムーズに来てくださり、ホッとひと安心。

さて、奈良の「フン虫王子」こと中村圭一さんがこの授業の先生。

輝きに魅せられて_4

授業の様子は、「ひとまちレポート」も併せてご覧ください♪
「奈良公園の小さな働き者に出会う」
http://nhmu.jp/report/33099
「ルリセンチコガネに感謝!」
http://nhmu.jp/report/33118

まずは、先生の自己紹介から。
中学2年生の夏休みの糞虫との出会いから、ならまち糞虫館をオープンさせるまでのお話etc.
みなさん真剣な眼差しで聴き入っていました。

輝きに魅せられて_5

次に、学生のみなさんの自己紹介です。
子どもの頃から虫好きの方、メディアで紹介されたのを拝見して(私も!)という方が多く、なかには「虫は大の苦手ですが奈良公園の食物連鎖や綺麗な輝く虫には興味があって」という方もいました。
とにかく、みなさん熱い思いを語ってくださいました。
質問も次から次へと飛び交い、先生も丁寧に一つひとつ答えてくださいました。

1階へ移動し、展示の見学です。
先生の説明を受けながら、虫眼鏡を使って糞虫の細部まで観察したり、ライトを照らして羽根の輝きを見たり、みなさんの目がキラキラ輝いていました。
展示室は、説明の文字より実物をじっくり見てほしいという先生の想いから、とてもスッキリした空間になっているとのこと。

輝きに魅せられて_6

糞虫とカナブンの見分け方や、フンコロガシなどのお話もとっても興味深く、先生の楽しいお話を聞きプチ糞虫博士になった気分!
本当に奈良公園の糞虫の輝きは言葉では表せないくらいに美しいです。
みなさんも、ならまち糞虫館にぜひ一度足を運んでみてください。

(はるるん)

奈良市民。他府県の方から学ぶなら。

2019.12.22 | 授業 | by Staff

12月22日の授業「東京都民、奈良愛をデザインする ~あたらしい仕事のかたちを拓く~」、久しぶりのスタッフ参加です!

今回の教室は、「ゲストハウス奥」。
こんな住宅街にゲストハウスがあるの?という驚きから始まりました。
住宅街の狭い路地を入っていくと、名前のとおり奥まった敷地にある長屋を発見!
しかし実は、奥にあるからというよりはオーナーの名前が奥さんだとか・・・。

奈良市民。他府県の方から学ぶなら。_1

玄関の扉をガラガラっと開けると、壁に飾られた数々のイラスト。

奈良市民。他府県の方から学ぶなら。_3

奈良をモチーフにしたかわいいイラストが飾られています。
そのイラストの作者が、今回の授業の先生である東京都民の小西景子さん。
「東京都民、奈良をデザインする」って、どゆこと?
なんだか不思議なタイトル。
なんか興味を惹かれる。

開始30分前から、奈良ひとまち大学ののぼり旗を持って通りでみなさんをお出迎え。

奈良市民。他府県の方から学ぶなら。_2

しばらくすると小雨が降ってきた。
そこでこんな出来事が・・・。
たまたま通りかかったご近所の方が興味を持たれ、奈良ひとまち大学の説明をさせていただきました。
すると別れ際に、
「いいことしてはるね~。これからもどんどん色んなおもしろいところ教えてね~。頑張ってください!風邪ひかないようにね~。」のお声をいただきました。
嬉しい!
そのひとことで心も体も温まりました。

授業開始。
参加の学生さんは、13人。
関東や近隣の他府県からも参加あり。
参加理由はそれぞれですが、共通して言えることは、みなさん奈良愛にあふれていること!
奈良市民歴〇十年の私が足元にも及ばないほど奈良について興味を持っていて、情報通のオーラ満載。
そんなみなさんを代表しているかのような、先生の小西さん。

奈良市民。他府県の方から学ぶなら。_4

小西さんがデザインしている数多くの作品のモチーフは、地図。
なかでも奈良市内で朝ごはんが食べられるお店の地図は必見!
観光客はもちろん、奈良在住・在勤・在学者にとっても、家で朝ごはんを食べ損ねて出かけて来た時のお役立ちツールとして持っていたいもののひとつです。
この地図の場合、東京都民の小西さんだけではなく、インターネットでつながっている奈良在住のお仲間との情報交換をもとに制作されたようです。

奈良市民。他府県の方から学ぶなら。_7

今回は、寒い季節にピッタリのおこた(こたつ)に入って聴く授業。
後半には美味しそうなケーキとお茶をいただきながらの質疑応答もあり、小西さんと学生のみなさんとの交流が繰り広げられました。

奈良市民。他府県の方から学ぶなら。_6

この授業時間中ステキだったのが、学生のみなさんがキラキラしておられたこと。
あ~、みなさんホントに奈良を愛してくださってるんだな~。
「奈良都民」と名乗る小西さん。
お話のところどころに笑いも入り、そのユーモアあふれた個性が作品にも表れています。
しかも奈良への愛情たっぷり。
だからみんな笑顔に溢れているんだな~と感じる授業でした。

詳しい授業の内容は、「ひとまちレポート」をご覧ください。
「奈良都民 ~きっかけは人それぞれ~」
http://nhmu.jp/report/33437
「『奈良都民』視線のデザイン」
http://nhmu.jp/report/33567

奈良市民。他府県の方から学ぶなら。_5

実は、他府県の方への偏見のようなものを持っていた私。
他府県の方はどうせ奈良のことを「田舎だ」「お店の閉店時間が早い」「特に何もないからおもしろくない」etc.
いろいろ思っておられるんだろうなと。
ところが、今回の授業にスタッフとして関われたことで、「奈良ってステキなところなんや!」「愛してやまない人が日本中のあちらこちらにたくさん居てくれはる!」と知りました。

こうして、授業終了。
雨がかなり降っていました。
学生のみなさんは、小西さんとの別れを惜しみつつ、それぞれ帰路につかれました。
無事に帰宅されたでしょうか?
私たちスタッフも片づけを終え、ゲストハウスのオーナーさんと小西さんにご挨拶して帰路につきました。
奈良市民よりも奈良に詳しいみなさんに奈良の魅力を教えていただいた心ほっこりした授業となりました。

(rain-d)