奈良ひとまち大学

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ひとまちブログ

きっと、いつか

2012.12.22 | 授業 | by Staff

クリスマスを数日後に控え、年末が近づき何だか気忙しくなってきた土曜日に、今年最後のひとまち大学の授業3本を行いました。
そのなかのひとつ、授業「豊かな森を育てる、私たちのカフェ ~夢をひとつにする、ということ~」の教室は、ひとまち大史上初の奈良市北部での開催!!!!
徒歩数分で京都府に突入できるような県境にある、「いつか森になるカフェ」で授業を行いました。

きっと、いつか_1

「奈良市北部で授業を開催したい!」と自分で企画したくせに、いざ募集の段階になると、「本当にこんな奈良市の端っこまで来てくれる人いるのかな~」と弱気になっていました。
がっ!予想以上に多くの方にお申込みをいただき、感動です。
「やっぱり、立地条件より授業の中身が重要なんだ」と実感!←そりゃそうだ(笑)

そこで、参加される方が迷わないようにと、道案内ブログをアップしてみました。
ご覧になった方はいらっしゃいますか?

道案内ブログこちら↓
緑いっぱいのカフェへのご案内♪

このブログのおかげかはわかりませんが、当日、なんと迷った方はゼロ!!
ちょっとはお役に立てたかなぁ~と、勝手に満足しております!

教室は、「いつか森になるカフェ」の2階にある「ワーキングスペース」。
この場所は、普段はお客様がパソコンをしたり読書をしたり、コーヒーを飲みながらひとりの時間を静かにゆっくり過ごす場所。

きっと、いつか_7

物音などを気にせずリラックスしてもらいたいと、机やイスが、ある程度の距離を保ってゆったり置かれています。
しかし今回の授業では、学生10人+先生+スタッフ2人の総勢13人がここに入ります。
いつもの倍以上・・・さて、どうしよう・・・
場所自体は、全員が入れる大きさ。
あとは、机とイスの配置を考えて並べればいけるはず!!

というわけで、授業前日の夕方にお店にお邪魔して、今回の授業の先生・道端慶太郎さんとふたりで教室の模様替えを開始!!
あ~でもない・・・こ~でもない・・・と、机やイスをガタガタ動かしながらレイアウトをシュミレーション。
今回はプロジェクターを使用するため、映像が全員の席から見えないと困ります。
白い壁なので、映像を壁に映し出すことは決まっていましたが、どの面に映し出すかで、これまたイスを移動・・・。
この場所には、机やイス以外に、本棚やお店の名前にある「森」の元となる植物の鉢植えがたくさん置かれています。

きっと、いつか_6

これらを動かすのが、これまた大変!
1時間ほどかけて何とか完成。
授業の打合せより、この作業が一番大変だったかもしれません(笑)
なかには、ちょっと窮屈だったり映像が見えづらい席があったと思いますが、前日の“くすきち”の頑張りに免じてお許しください
先生、元の配置がどんなだったかわからなくなるぐらい、いろんな物を動かしまくってすみません。
部屋は現状復帰できましたか?

きっと、いつか_8

授業の内容は、授業レポートをご覧ください★
森とカフェと人との出会い
カフェを超えた空間

今回「このカフェの授業をしよう!」と思ったのは、お店の名前から。
「『いつか森になるカフェ』ってどんなカフェ?」って思いませんか?
このネーミングに惹かれ、お店に行き、店内のたくさんの植物を見て自然生態のお話をお伺いして、やっとわかりました。
「生物」と「カフェ」なんて、繋がる要素が思い当たらなかったけど、自然環境の専門家の慶太郎さんと、カフェが好きな章子さんが出会ったことで、このお店が誕生したんです!
カフェに来て自然生態のお話が聴けるなんて、ちょっと得した気分♪
珍しい昆虫や蝶の写真を見せてもらったり、日本の生物の現状をわかりやすく説明していただきました。

きっと、いつか_3

また、参加された方の多くは、カフェやおいしいものに興味があってお申込みをされたとのこと。
もうひとりの先生、道端章子さん手作りのケーキを楽しみにして来られました。
お店の1階は通常営業をしていて他のお客様がおられ、章子さんひとりでお店をされているため、ゆっくりお話をお伺いできなかったのが残念!!
でも、みなさんケーキを大絶賛☆
ニューヨークチーズケーキとコーヒーの相性がピッタリ♪で、幸せそうでした。
おいしいものを食べると、自然と笑顔になりますよね!

お互いを認め合い、切磋琢磨できる夫婦ってなかなかいないと思います。
道端ご夫妻は、本当にとても素敵な関係です。
このお店を訪れた方が「いつか森になる日」を一緒に夢見て、みんながなんだか応援したくなる、そんな気持ちにさせられる何かを、道端夫妻は持っておられます。
今回の授業に参加された方も、みなさん同じような気持ちになったのではないでしょうか。
これからどんな森になっていくのか、とっても楽しみです♪
店名が、「いつか森になるカフェ」から「森になったカフェ」に変わる時が来るのかな?(笑)

(くすきち)

エピソードいっぱいの鹿トーク

2012.12.22 | 授業 | by Staff

クリスマスを目前に控えた12月22日、「もっともっと知りたい、鹿のこと ~使える鹿の裏話、教えます~」にスタッフとして参加しました。

この日はあいにく、朝から冷たい雨。
気温はそれほど低くなくても、雨降りの日はやはり肌寒く感じられます。

エピソードいっぱいの鹿トーク_1

先生の鈴木千春さんは、数日前より風邪で体調を崩されているとのことだったので
回復してくださっているかと心配しながら、奈良の鹿愛護会事務所へ。
到着すると、鈴木先生が元気な姿で待っていてくださってひと安心。
(声の方はまだ本調子ではないとのことでしたが・・・)

エピソードいっぱいの鹿トーク_2

雨降りなので、授業の時間配分を少し変更。
「前半の話を長めにし、鹿苑の見学時間を短めにしますね!」とのことで授業開始。

説明の端々に、苦労話やエピソードを交えての鈴木先生ならではの楽しいトーク!
前半は終始、参加者の笑いが絶えることなく、あっという間に終了。
後半のグループでの意見交換でも、それぞれが鹿への思いを熱心に語っておられ、
参加者のみなさんの鹿への関心と愛着の深さが伺えました。

エピソードいっぱいの鹿トーク_4

授業の内容は、授業レポートをご覧ください♪
初めて知った鹿のこと

鈴木先生の、「鹿が大好き!みんなにも鹿を好きになってほしい!」という思いが伝わってくる授業。
今日はスタッフとして参加できて、知らなかった鹿の裏話も聞かせていただくことができて、ちょっぴり得した気分になりました。
そして何よりも、ユーモア溢れる鈴木先生の人柄に魅かれ鈴木先生のファンになってしまったのは、きっと私だけではないのでは?
機会があれば、鈴木先生のお話をぜひもう一度聞かせていただきたいです。

エピソードいっぱいの鹿トーク_5

(うしお)

色即是空 空即是色

2012.11.25 | 授業 | by Staff

そろそろ冬の気配が感じられるようになったココならまちで開催した授業「ならまちの癒しのごはん処」に、スタッフとして参加してきました。

到着すると、何やら良い匂いが・・・。
先生が、本日みなさんにご賞味していただく精進料理の準備をされていました。

色即是空 空即是色_2

その様子を横目に、“かっぱ”と受付準備をしていると、お店の奥からワンちゃんが出てきました。

色即是空 空即是色_1
 
まんまるお目目がキュートなこのワンちゃん。
お名前は、“空海”の名前からいただいた“くうちゃん”。
授業の準備中も足もとに寄ってくるなど、なかなかの誘惑をしてきます。
その目を見てると、「準備なんて後でもいいじゃん。僕と遊ぼう!ね?」と語りかけてきます。
「うん、そうだね。ちょっとくらいならいいかな。ひとまち授業の準備ぐらいなんて、“かっぱ”や“なさ”がやってくれるよね。あはは・・・だが、断る!僕には授業を気持ちよく受けてもらうための準備をする義務がある!残念だけど、また今度ね。」
と、5秒ほど目で語り合いました。
ううむ、早くも準備段階でスタッフに試練を与えてくるとは。
ここは精進料理を食べさせてくれるだけじゃあなく、心も鍛錬できるお店なんだと思いました。
準備がほぼ整ったころ、みなさんも到着し、授業開始。

まずは智明さんから、仏に仕えるまでのお話やご自身の体験から感じたことなどをお話していただきました。

色即是空 空即是色_3

いままでの智明さんの人生は波乱に満ちていて、聴いていて胸が締め付けられる思いとともに、その言葉には重みが感じられて、頭が下がる思いでした。

・・・ちょっとしんみりしましたが、お待ちかねの精進料理!おいしそう!

色即是空 空即是色_4

その後、みなさんは心もお腹も満たされ、無事に授業終了。

僕たちは、みなさんを見送った後に後片付け。
僕が外で片付けをしていると、“くうちゃん”が飛び出してきて「すわ!」と思ったら、近所のワンちゃんとそれはそれは楽しそうにじゃれていました。
「色即是空・・・」
そんな僕のつぶやきがならまちの夕闇に溶けていったところで、僕の授業「ならまちの癒しのごはん処」も終わっていきましたとさ。
おしまい。

(よっしー)