8月25日の開校2周年記念特別授業の1コマ、「奈良にゆかりの染色を体験! ~ロウケツ染ワークショップ~」の裏側を少~しお見せますね。
この日は、奈良市立西部公民館で、午前3本・午後3本の計6本の授業がありました!
ロウケツ染の授業は午後の部ですが、準備&仕込み!?の関係で、朝から既に始動☆
教室である創作室の隣の倉庫に荷物を搬入し、先生・うめぼしこさんが授業の準備をしている横で延長コードの確認・・・。
(詳しくはひとまちブログ「梅干しの可能性を見てね!)
えっ、延長コードって?何のために??と思ったアナタ。
これはとっても大切なことなのです。
というのは・・・、ロウケツ染をするために必要不可欠なもの=ロウを溶かすための電熱鍋を各テーブルに置くために、教室の四隅にあるコンセントから電源を取らねばならず、授業のじゃまにならないように配線するために、どこから電源を取るかを現物を使って最終確認するのです。
事前に用意してもらっていた延長コードでは・・・長さが足らない!えらいこっちゃ!!ということで、慌てて西部公民館の事務室へ駆け込み、「長いのと替えてよ」と無理を言って必要数をなんとか確保し、ほっと一息。
あとは、うめぼしこさんの授業が終わり次第、本格的に準備開始です。
中井さんは、見本の包み布にひたすらアイロン掛けしてくださってましたよ。
午前の部が終わるやいなや、さっそく準備に取り掛かることに。
机とイスをセッティングし、染色する机には新聞紙を貼って、染料を用意して・・・
準備万端!
教室の設営や準備・受付など、慌ただしく時間は過ぎ、気づけば授業開始時刻に。
授業内容については、授業レポート「世界でひとつの包み布」も併せてご覧くださいね。
まずは包み布の紹介から。
包むことで平面だった布が立体的になる様子を実演。
次に、ロウケツ染の作業手順の解説。
下書き→伸子張り→ロウをのせて染色するところまで、実演を交えてわかりやすく説明。
みなさん熱心に見ています。
ついに、ワークショップに突入。
中井さんが用意してくださったイラストブックを見ながら下書きする方、絵コンテ!?を持参の方など、みなさん思い思いに作業。
鉛筆の音しか聞こえないほどの静寂...。
こんなに静かな静かな授業は初めてです。
しーんとした空間に、優しい音楽が♪
中井さんが歌垣さんに頼んで、パソコンをつないでBGMを流してもらったのです。
張りつめた緊張感がふわっとした空気に変わったような~。
みなさんの集中した真剣な表情に、スタッフが圧倒されてただけかもしれませんが・・・。
そんななか、横でなにやら見覚えある緑の人たちが作業中。。。
先ほど中井さんがデモンストレーション用に使った包み布の続きを、「ひとまちスタッフで染色してねっ」との指令を受けてのこと☆
スタッフが代わる代わる好きなように色をのせて、はいできあがり。
そんなこんなしているうちに、あっという間に終了予定時刻に。
ですが、まだみんな作業中。
下絵にロウをのせて、染色して・・・と、脇目もふらず、集中・集中です。
結局、約1時間ほど超過することになってしまいましたが、力作揃い☆みなさんの気持ちがこもった素敵な包み布が完成しました♪
作品は一旦 中井さんが持って帰って、色を定着させるなどの作業を施した後、みなさんのお手元に。
届いた包み布の写真をtwitterでUPしてくださっている方もいて、こっちも嬉しくなっちゃいました。
見ているだけでもみなさんの熱意がビンビン伝わる感じの授業でした!
みなさん、お疲れ様でした★
(なさ)