今回の授業「商店街の新しい本屋さん ~ようこそ『ほんの入り口』へ!~」には個人的に興味があって、従事が決まると「役得だな」と思いながら服部さんのお話を楽しみにしていました。
ほんの入り口に入ると、木の心地よい香りが広がっていて、本が見やすいブックスタンドが。
聞くと、店主・服部さんのお手製とか。
木のぬくもりが感じられる素敵な空間です。
授業の準備を終え「どんな本があるのかな?」と物色していると、なんと!大学時代に読んだ本を見つけました。
懐かしさで中をぺらぺらめくっていくと、「あれ?すっかり忘れてしまってるな。これは帰ったら読み直すしかないな」と、本との再会が楽しみになりました。
授業当日は、夜にもかかわらず思っていたほど寒くなく、学生のみなさんも足取り軽く、10分前には全員が着席済みという素晴らしい光景を拝ませていただきました(こんなの初めて!)。
授業の様子は「ひとまちレポート」をご覧ください♪
「次世代へのバトン、老人になっても本屋さんに通いたい」
https://nhmu.jp/report/40452
話し始めると止まらない服部さん、「息継ぎいつしてはるんやろう?(さすが役者!)」と思いながら、大手の書店で楽しく働いていた頃のお話、楽しいことばかりではなくて、演劇をしながら不動産屋で働かれていた時は、「頑張りたいのに、『水がちょろちょろとしか出ない感じ』」(抽象的だけどなんとなくわかる)を味わって不安を抱えていたお話など、学生のみなさんも私も夢中になって聞いていました。
また、育休中の奥さまと一緒に奈良に来て、自分の本屋を持ちたいとは思っていなかったけれど、応援してくれる仲間の勧めや奥さまの後押しで開業に至ったお話などなど・・・お話の中には、その時その時の服部さんの感情が溢れていました。
いろいろな経験を経て、「あげくのはて」に好きな本を扱う「本屋さん」になった服部さん。
服部さんの話を聞きながら、「本を読みたくなったら」「本屋さんに行きたくなったら」、「ほんの入り口」のドアを開けてみたいと思いました。
これからも私たちに「本との出会い」を後押ししたり、「本の入り口」へと誘ったりしてください。
帰り間際「ほんの入り口 限定マガジン『あげくのはて』(創刊号)」を買いました(500円(税別))。
読んでいると、子どもの頃によく通っていたご近所の「A書店」のことを思い出しました。
私の少女時代の楽しい懐かしい思い出・・・。
『あげくのはて』良かったです。
さーーっと読めます。
おすすめです。
(さとちん)